JHL戦況報告

2月24日(日)

シャトレ 26-24 オムロン
(14-12, 12-12)

『シャトレーゼ、怒りの勝利。首の皮一枚残った』
 2位に甘んじてるとはいえ実力No.1のオムロンと、ここに来て3連敗とデフレスパイラルに巻き込まれたシャトレーゼの一戦。開始早々、オムロンの3本のシュートをシャトレーゼ遠藤が立て続けにブレイクし、その間にシャトレーゼは速攻から稲吉が先取点を奪う。その後、10分過ぎまでラグビー並みの激しい当たりで、両者がっぷリ四つの展開が続く。14分には、オムロン山田の7mスローを今度はシャトレーゼ細谷がブレイクすると、流れはシャトレーゼへ。しかし16分、シャトレーゼ山崎が1対1を外すと、すかさずオムロン山田がゴールを奪う。前半は、シャトレーゼ14点対オムロン12点で折り返す。
 後半も、4分過ぎまで2点差のまま試合は進む。7分には、シャトレーゼ藤浦が鼻骨骨折をものともしない気迫溢れるシュートでゴールを奪う。15分にはシャトレーゼ稲吉がマンツーマンのチェックにあうと、今度は穂積がゴールを奪う。しかし負けられないオムロンも、18分に2点差まで詰める。オムロンは、20分をすぎて山田がオーバーステップするなど焦りの色が見え始めるが、26分、オムロンはついに1点差まで詰め寄る。これに対しシャトレーゼは27分、野性的神経を待つ稲吉が測ったように放ったループシュートを決め、シャトレーゼ26点対オムロン24点、オムロンは電子体温計並みに正確に刻んだシュートも、この日ばかりはシャトレーゼGK遠藤・細谷の気迫の前に沈んだ。シャトレーゼは昨日の鬱憤を晴らすかのような勝利で、プレーオフ進出へ首の皮一枚つないだ。