東アジアクラブ選手権 戦況報告

4月16日(日)

Beijing Army 31-32 広島
(14-17, 18-14)

『広島メイプルレッズの粘り及ばず、中国勝利!』
 最終日の第一試合は、今大会勝利のない2チームの対戦となった。精神的な支えであった青戸を抜いての戦いに苦しむ広島メイプルレッズ。若いチームで十分な力を発揮できていない中国、両チーム共に上昇の糸口を掴みたい一戦だ。序盤GK浅井友可里の好セーブ連発で勢いづくメイプルは、2番土屋、10番呉等で得点を重ねる。中国は退場者が続き苦しい展開だが、高い打点を活かした攻撃で応戦し18分過ぎ10-10の同点とする。中盤メイプルは、パスが回らずリズムを崩すが、5番大前の気迫のディフェンスや13番杉本の速攻で立ち直る。26分中国は、5番ソンを3度目の退場で早々に失ってしまう。前半終了し、17-14メイプル3点リード。
 後半に入っても両チームの激しい攻防が続く。19番リ・ウェイウェイがキレのあるフェイントからシュートを決めれば、メイプルはこの試合動きの良い11番坂口で取返す。11分25-20と差を広げるメイプルであったが、中国がGKヤンの好セーブで徐々に詰寄り、25分遂に30-30再び同点とする。両チーム体力を使いきった終盤、勝利への気持ちが両チームを動かしている。中国が先に点を取る展開で進む。GK浅井、10番呉で必死に喰いつくメイプルであったが、残り3秒、呉のシュートが防がれ試合終了。両チーム好内容で素晴らしいゲームであった。