JHL戦況報告

10月14日(金)

車体 30-25 紡織
(15-15, 15-10)

『勝利につながる野村選手のメモリアルシュート』
 第6週を終えて、2勝3敗・4位のトヨタ紡織九州と1勝4敗・6位のトヨタ車体の一戦は、両チームともこれ以上負けられない状況とあって、試合前から激戦が予測された。試合はトヨタ紡織九州、村上秀行のサイドシュートで幕が開けた。両チームともクイックスタートからのスピードあるプレイを展開し、序盤はトヨタ紡織が村上秀行の速攻やサイドシュートで優勢にゲームを進めるが、17分、呉の退場を機にトヨタ車体は香川のロングシュートやステップシュートで対抗し、前半は一進一退の攻防が続き、15-15の同点で終了した。
 後半、立ち上がりから崎前、藤田と立て続けに速攻を決めたトヨタ車体がゲームの主導権を握った。特に目立ったのは、GK木下の好セーブが大きくゲームの流れを変え、15分には23-19と4点差をつけた。その後、トヨタ紡織も呉を軸に必死に対抗するが木下の壁を崩せず、トヨタ車体が地元の応援に応え、勝利を収めた。なお、28分にはトヨタ車体・野村が通算得点500点という偉大な記録を達成するなど、チームの勝利に花を添える形となった。