JHL戦況報告

11月19日(土)

湧永 24-23 車体
(11-11, 13-12)

『トヨタ車体、接戦を逃す!』
 日本リーグ第10週に入り、5勝3敗と上位を狙うにはこれ以上落とせない3位の湧永製薬と、現在6位とやや苦しい状況にあるトヨタ車体の戦いとなった。この一戦は、前回惜しくも24-28と惜敗したトヨタ車体が、地元の声援を受けどこまでくらいつくかが見所である。序盤先にペースをつかんだのは、野村を中心にバランスよく攻めるトヨタ車体で、20分までに10-6とリードした。特にトヨタ車体のGK木下の好セーブは見逃せない。しかし、20分を過ぎると一貫してポストプレイにこだわる湧永が19番山口にボールを集め、着実に点差をつめ、前半11-11で終了した。湧永・山口はフィールドゴール17点中9点に絡んでいる。
 後半に入っても一進一退の攻防が続いたが、中盤、トヨタ車体・辻のサイドシュートが連続で決まり、4点をリードした。対する湧永は前半と同じく、山口を軸に小藪のステップシュート、下川の速攻などで27分には23-23と同点に追いつき、最後は地力に勝る湧永は、小沢が決勝のミドルシュートを決め、接戦を制した。両チームのGK坪根、木下のファイト溢れるプレイにも拍手を送りたい。