JHL戦況報告
12月11日(日)
大同 32-32 紡織
(17-14, 15-17)
『粘りの大同特殊鋼、1点差を制す!』
レギュラーシーズン優勝を目指す現在2位の大同特殊鋼と、プレーオフ進出をかけるトヨタ紡織九州の、どちらも大切な一戦である。試合は大同特殊鋼のキャッチミスをトヨタ紡織九州朴選手が奪い、速攻で先制した。立ち上がり硬さの見える大同特殊鋼に対し、トヨタ紡織九州は村上選手のサイドシュート、速攻で得点し、4対3とリードした。しかし5分後からは、実力に勝る大同特殊鋼が白選手を中心に末松選手の速攻、李選手のミドルシュートで着実に得点し、一度もリードさせることなく、17対14で前半を終了した。
後半に入っても、大同、末松・松林両選手の活躍で15分までに8点差をつけた大同特殊鋼が、そのまますんなりと勝利を握るかに思われた。ところがその後、2回の大同特殊鋼の退場が試合の流れを大きく変えることになった。トヨタ紡織九州は相手退場を生かして攻撃にリズムを取り戻し、阪選手のポストシュートや村上選手速攻で、28分にはついに同点に追いつく、手に汗握る試合になった。最後は、大同の季選手がなだれ込むようなステップシュートを執念で押し込み、接戦に決着をつけた。