JHL戦況報告

9月22日(土)

湧永 29-29 紡織
(14-14, 15-15)

『湧永初戦、薄氷の引き分け! 紡織の善戦光る!』
 名称を変え気分一新、優勝を目指すワクナガレオリックと、上位進出を狙うトヨタ紡織九州の開幕戦。堅いディフェンスから新人サイドプレーヤー13番新の連続得点で波に乗るワクナガ。一方、トヨタは7番呉の速攻、ステップシュートなどで食い下がる。中盤、トヨタのプレスディフェンスを責めあぐねるワクナガに対して、6番村上のサイドシュート、22番泉原のロングシュート等で16分7-8と1点差に詰め寄る。しかしワクナガはセットのディフェンスで立て直し、11番東のカットインや7mスローで加点。ペースをつかんだかに見えたワクナガだが攻撃のミスをつかれ、2番中畠、11番阪のポストシュート、7番呉の7mスローなどで追い上げられ、ついに29分呉のミドルシュートで14-14の同点に追いつかれる。
 悪い流れで迎えた後半、ワクナガは11番東のカットインで先制するも攻撃のミスが続き、速攻で失点する悪循環。11分には21-18と3点差をつけられ、ここで中山監督がたまらず作戦タイム。この後もトヨタ6番村上にサイドシュートを決められるなど、ディフェンスを踏ん張れない。15分には12番坪根を投入、ナイスセーブでチームに勢いを与える。トヨタ7番呉の退場も響いて、18分に24-24の同点に追いつく。1点を争うシーソーゲームはそのまま終盤へ向かい、28分29-28とトヨタ1点リードで作戦タイム。この攻撃を防ぎ、29分を過ぎてワクナガボール。残り15秒で7番福田がロングシュートを決めて同点。しかし、トヨタも終了間際に執念の7mスロー獲得。トヨタ呉対ワクナガ坪根は坪根に軍配があがり、29-29同点のまま試合終了。トヨタにとっては惜しい引き分けとなった。