JHL戦況報告
3月1日(土)
湧永 34-33 大崎
(19-18, 15-15)
『湧永、東の執念のゴールで死闘を制す!』
両チーム共に勝てば一位通過でプレーオフに臨めるとあって、各選手、気迫みなぎるスタート。開始1分、大崎電気のハンブルボールを湧永製薬が速攻につなげると、すかさず、大崎がクイックスタートで取り返し、緊迫感溢れる序盤となった。5分を過ぎた頃から湧永が、山中のロングシュートを軸に主導権を握り、湧永がリードを保ったままゲームを進める。25分を過ぎても3点差をキープする湧永に対し、大崎は7mスローの失敗等でなかなかリズムを掴めないものの、19-18の1点ビハインドまで追い上げて前半を終了。
後半に入って、大崎は猪妻の2連取で逆転。しかし湧永も山中、山口らですぐにリードを取り戻す。その後は、大崎が同点にまではするもリードを奪えないまま終盤に突入。再逆転のチャンスをうかがう大崎は24分、相手の7mスローの失敗につけ込み、27分永島執念のポストプレーで1点差まで追い上げ、ゲームの勝敗と共にリーグ一位の行方はタイムアップのホイッスルを聞くまで全くわからなくなった。残り30秒切り、大崎タイムアウトの後セットプレーから宮浮フカットインが決まって同点。引き分けで大崎に一位の権利がわたるかと思われたが、湧永は残り7秒、タイムアウトで中山監督の指示からフォーメーションを展開し、タイムアップのその瞬間、湧永の東のシュートが大崎GK濱口の足下をぬき、死闘を制する形となってプレーオフの一位通過を決めた。