JHL戦況報告
3月16日(日)
大同 39-37 湧永
(14-15, 12-11)
(2-1 一延 2-3)
(2-1 二延 2-3)
( 5 7mTC 3 )
『第2延長でも決着がつかない熱戦の末、7mスローコンテストで大同3連覇達成!』
大同特殊鋼9番武田のシュートで幕を開けた決勝戦。立ち上り両チームとも、ゴールキーパーの好守もあり、締まりあるスタートとなった。湧永製薬が東長濱のトリッキーな7mスローでチームを盛り上げると、大同もペクの連続得点、地引のシュートなどで追撃。中盤以降退場者が続出したが、両チームともディフェンスの足もしっかり動いており、点差が離れることなく湧永の1点リードで前半を終了した。
後半開始、大同が高木の好守から同点とする。湧永も10分過ぎにスカイプレーなどで突き離そうとするが、大同もペク、山城などの速攻で食いつく。中盤、湧永は下川の3連取もあり再び突き離す。しかし25分、湧永下川がレッドカードで退場となり、27分に大同が地引の同点ゴールで試合を再び振り出しに戻す。同点のままの残り18秒、湧永はタイムアウトを要請。終了間際に放った湧永の東のシュートもゴールとはならず、延長戦へ突入した。
延長戦開始1分、大同ペクのシュートが決まり試合が動く。湧永も東の7mスローで追いつくが、ペクの勢いが止まらず28対27で延長前半終了した。延長後半、山城、ペクのシュートが決まり大同勝利かと思われたが、地引の退場、武田のレッドカードにより、再び湧永が息をふき返し、30対29大同リードの残り2秒、湧永キャプテン古家のステップシュートが決まり、30対30となり、第2延長へと望みをつないだ。
第2延長前半、第1延長終盤の退場者を引きずる大同が沈みかけたが、末松が2得点とし、32対31で第2延長前半を終了した。第2延長後半、湧永は山口、渡辺とベテラン勢が逆転ゴールを決め突き放そうとするが、大同もねばりをみせ、ペク、岸川の執念のゴールで34対34の同点となり、プレーオフ初の7mスローコンテストとなった。
大同はキーパー荻田、湧永は坪根での勝負となった。大同の先攻で始まった7mスローは、大同がペク、末松と決めて迎えた湧永2人目の古家のシュートを、キーパー荻田がはじき返して大同が有利に。その後も大同は全員が7mスローを決め、3年連続12回目の優勝をもぎ取った。