JHL戦況報告

2月7日(土)

紡織 28-27 北電
(11-13, 17-14)

『冬の北陸、白熱の大熱戦! トヨタ紡織九州逆転勝利!』
 前半、北電GKNo.16丸山、紡織GKNo.1松野両GKの好セーブや1-2-3と高いディフェンスシステムが機能し、互いに得点を許さない展開が続く。北電はエースNo.3神田を中心にポジションチェンジを繰り返しながら相手ディフェンスを崩そうと試みる。対する紡織は、司令塔No.7呉を中心に速いパス回しからNo.2中畠がカットインを狙うがお互いに決定打にはならず、一進一退の攻防が続き、13-11と北電がリードで折り返す。
 後半立ち上がりも、紡織はNo.8佐久間、北電はNo.8杉山のサイドシュートでお互い一歩も譲らず試合は続く。しかし、11分過ぎから試合は大きく動く。同点で迎えた11分過ぎから北電が6連取し24-18とリードするが、紡織No.6村上秀のサイドシュートやNo.10海道の速攻などで追いすがり、24分過ぎには26-24と2点差まで詰め寄る。ここで北電はたまらずタイムアウトを請求。ここでプレーオフに向けて1敗もできない紡織が勝負に出る。タイムアウト後、北電No.3神田とNo.5桜井にダブルマンツーマンを仕掛ける。No.6前田のカットインにより27-24にされるもここで紡織の若きエースNo.2中畠が立て続けに4点をあげ、大逆転。28-27でトヨタ紡織九州が逆転勝利をおさめた。1試合通して、北陸電力のディフェンスはよく機能し、速攻へとつなぐ勝ちパターンであったが、ダブルマンツーマンへの対応が悔やまれる形となった。一方、プレーオフへ向け負けられないトヨタ紡織九州は最後の最後にベンチの采配とエースNo.2中畠の活躍で意地を見せた。