JHL戦況報告

3月20日(土)

大同 36-32 紡織
(12-15, 24-17)

『地力に勝る大同、V5に王手!』
 トヨタ紡織九州のスローオフで試合開始。両チームともディフェンスラインを上げた固い守りで点が入らない。開始5分、トヨタ紡織・阪のポストシュートが決まり初得点となる。そこから大同もサイドシュートを決め、ゲームが動き始める。その後、トヨタ紡織は攻めあぐみ大同がリードするも、トヨタ紡織のGKの活躍もあり両チームの点差は開かない。しかしトヨタ紡織は中畠の個人技で点を重ね、24分で12-12の同点に追いつく。そこで大同がタイムアウトを請求するが、前半残り4分半でトヨタ紡織は更に阪、中畠の3連続得点を決め、15-12のトヨタ紡織の3点リードで前半を終える。
 後半に大同の速攻が出始め、追撃開始。大同は白の4連続得点などで8分に同点に追いつく。そこからは1〜2点差の僅差で試合が進む。ゲーム内容は大同が押しているもののGKが当たらず、単発のシュートが入ってしまう。逆にトヨタ紡織GK松野のナイスセーブが光る。点の取り合いで好ゲームが展開され、19分で27-27の同点、さらに残り4分で同点と、緊迫した内容に。しかし残り4分をきってから大同は白、山城、千々波で6得点、ゲームを決めた。退場者が両チーム合わせて8人出る、激しい試合であった。紡織は退場者の多さが敗因か。最後まで手に汗握る、プレーオフ準決勝にふさわしい好カードであった。