JHL戦況報告

9月5日(日)

北電 26-25 合成
(13-11, 13-14)

『劇的勝利をホームで飾り、久しぶりの白星発進となった北陸電力』
 昨シーズン最下位に終わった北陸電力はホームでの開幕戦、久しぶりに白星の獲得に期待がかかる。3:2:1デイフェンスの豊田合成を、落合のポストシュートや杉山のサイドシュートで崩しにかかるが、豊田合成はクロスやインドライブから、野田・中島のミドルシュートで応戦。立ち上りは互角の内容となった。中盤に豊田合成がディフェンスを下げると、北陸電力はすかさず神田・桜井のミドルシュートで加点し、20分過ぎに10対7の3点リード。両チームのゴールキーパーのファインセーブの応酬もあり、なかなか追加点が上げられないまま前半終了。13対11で北陸電力がリードを守った。
 後半立ち上がり、北陸電力高橋の退場を機に、今村のアウトカットインなどで追いついた豊田合成は、ここから再びディフェンスラインを上げプレスをかける。攻めあぐねる北陸電力を尻目に、森光のサイドシュートなどで逆に19対16と逆転に成功。しかし、芳仲の退場から北陸電力も懸命に追い縋り、高橋のサイドシュートなどで20分過ぎに同点に追いつき、試合は一進一退の行き詰まる展開となる。残り1分、25対25の同点の場面で豊田合成がタイムアウトを請求。守りきった北陸電力は、高田が速攻から飛び込み勝ち越しのシュート。最後はゴールキーパー有江がサイドシュートをシャットアウトしたところで試合終了。熱戦は、北陸電力の劇的勝利で幕を閉じた。