JHL戦況報告

9月25日(土)

広島 28-28 ソニー
(13-13, 15-15)

『メイプルレッズ、痛い引き分け、逃げ切りならず!』
 試合は序盤から両チームとも足がよく動きスピーディな攻防をみせる。メイプルは呉を起点としたセット攻撃とアグレッシブなディフェンスからの速攻で試合を優位に進める。ソニーはポスト攻撃やスピード感あふれるパス回しでチャンスをうかがうが、攻撃的なメイプルディフェンスの前にやや押されぎみの感はいなめない。メイプルレッズは呉がエンジン全開、決定的なチャンスメイクに、シュートにと大活躍。ソニーディフェンスは、呉の動きについていけない。しかし、メイプルも決定的なシュートミスが多く、点差を広げることができない。メイプルがもたつく間にソニーディフェンスもメイプルの攻撃に対応、攻め手がなくなってきたメイプルに対しソニーは押し気味に試合を進め、前半終了間際、ついに同点に追いついた。
 後半に入っても両チームとも一歩も譲らず、取っては取り返される攻防を繰り返し、2点差以上開かない接戦となる。後半中盤、菅野、大前、呉、植垣と4連取、メイプルが一歩抜け出す。後半20分過ぎまでこのリードを守ったメイプルではあったが、終盤になってソニーが速攻を連発。ソニーの速攻を防ぎきれないメイプルはとうとう同点に追いつかれる。呉選手の10得点をあげる活躍も実らず、あと一歩のところで勝利を逃し、28-28の引き分けに終わった。
 この試合で、メイプルの呉選手が女子では3人目となる通算700得点を達成した。