JHL戦況報告
10月9日(土)
ソニー 37-22 三重
(18- 9, 19-13)
『フットワークとテクニックで勝るソニーが快勝!』
三重バイオレットアイリスの5-1ディフェンスを、アウトカットインやサイドシュートで攻めるソニーセミコンダクタ九州。長野の先制点から高栖、高橋の得点で3:0とリードする。一方、二枚目の高い6-0ディフェンスを伊藤のロングや戒野のポストなどで崩そうとする三重は、セットオフェンスが機能せず、ゴールキーパー浅井のファインセーブからの速攻で反撃するものの、15分には9:4と差を広げられる。クロスやダブルポストを多用し、ポジションチェンジと速いパス回し・素早いフェイントでノーマークを作り出すソニーに対して、やや単調になりがちな三重は、石坂のミドルシュートや宮下のサイドシュートで応戦するも散発に終り、攻守共にフットワークで上回ったソニーが、18:9のダブルスコアで前半を制した。
後半に入ってもソニーの足は衰えず、素早いカバーやアタックディフェンスから三重のミスを誘発。攻撃においても、二次速攻から田中・張の個人技で追撃を緩めず、三重の相次ぐ退場も利して怒涛の8連続得点。後半15分過ぎで31:12と大量リードを奪う。一矢を報いたい三重だが、この試合をとおして、パス・キャッチのミスが続き、オーバーステップやパッシブプレーも多くなり、唯一浅井・毛利の両ゴールキーパーが奮闘を見せた。フットワークの量とスピード、テクニックとコンビネーションに勝ったソニーが、終始優位にゲームを進め、37:22の大量リードで勝利した。