東アジアクラブ選手権 戦況報告
4月21日(土)
大同 24-23 江蘇省
(14-10, 10-13)
『勝利の執念に優る大同特殊鋼の粘り勝ち!』
大同特殊鋼のスローオフでゲームがスタートし、大同15番のサイドシュートでゲームが動き出す。序盤、江蘇省は大同の堅い1-5ディフェンスや12番GKのファインセーブによりなかなか得点に繋げることができない。一方、大同は、江蘇省のミスからの速攻や多彩な攻撃から前半10分を過ぎて5点差とする。その後は、江蘇省が5番のカットインや6番の速攻により3点連取するが、大同は12番のセーブや15番のサイドシュート、7番、4番のカットインにより追撃を許さない。しかし、江蘇省も1番GKのナイスセーブや20番のカットインによりリズムを作り、点差を縮めたが前半終了間際に大同2番のステップシュートにより得点し、14対10大同リードで前半を折り返す。
後半開始5分は両チームともパスやシュートのミスが目立ち、試合がなかなか動き出さない。しかし、江蘇省が20番のカットインから得た7Mスローを9番が決めたことで波に乗り、さらに大同の連続ミスから得点を重ね、後半15分には1点差に詰め寄る。その後は、一進一退の攻防が続き、両者とも一歩も譲らない。開始から今までリードを保っていた大同だが、後半26分大同2番のシュートをブロックしたこぼれ球を江蘇省が速攻に繋げ、6番が決め、この試合初めて同点に追いつく。大同はたまらずタイムアウトを請求し、流れを変えようとするが、江蘇省を突き放すことができない。残り1分で江蘇省がタイムアウトを取り、勝ち越しを狙うが、残り20秒大同2番のカットインから得た7Mスローを3番が確実に決め、大同が勝ち越しに成功する。江蘇省はクイックスタートで勝負をかけるが大同がそれをフリースローで阻止。最後にノータイムフリースローで江蘇省長身GK12番がシュートを放つが、無情にも外れ大同が辛くも逃げ切った。