東アジアクラブ選手権 戦況報告

4月22日(日)

北國 26-21 上海
(11-10, 15-11)

『後半、一気に走り抜き、北國銀行が全勝優勝を飾る!』
 前日に今大会の優勝を決めた北國銀行が、上海との最終戦に挑む。上海のスローオフで始まった試合は、上海が長身エース15番のロングシュートで先制した。長身を生かしたロングシュートとポストプレイを上手く使った攻撃の中国に対して、早いボール回しからディフェンスの間を狙いたい北國銀行との攻防は、15分を過ぎて7対7と一進一退の展開となる。長身を揃えた上海は、ロングシュートを狙いながら、DFが浮き出した裏のポストを通すなど理想通りの展開となり、一方の北國銀行は、長身揃いの一線ディフェンスにやや攻め倦む場面が見られるものの10番の速攻や4番のステップシュートなどで粘り、23分を過ぎても9対9と依然、お互い譲らない。両チームがタイムアウトを請求し、何とか打開策を探るが、状況は変わらず、前半を11対10の北國銀行のリードで折り返す。
 後半、北國銀行は、果敢にクイックスタートを仕掛け、スピーディーな展開に持ち込む。15番、8番の両バックプレーヤーのロングシュートに苦しむ北國銀行ディフェンスであったが、上海15番の退場を機に4番のミドルシュートなどで11分過ぎに3点差をつける。ここで上海はタイムアウトを請求。立て直しを図りたいところであったが、逆に、北國銀行10番・18番などの速攻を許し、15分を過ぎて23対17とリードが広がった。22分過ぎには、25対18となり、後半2回目のタイムアウトを上海が請求するが、バックプレーヤーに高い位置でアタックをかけ、ポストへのパスを寸断する北國銀行ディフェンスに対応できず、苦しい展開。北國銀行は、残り4分ベンチメンバーを投入する余裕の戦いを見せ、26対21で勝利し、全勝優勝で今大会を終えた。