東アジアクラブ選手権 戦況報告
4月22日(日)
ソウル 29-26 オムロン
(14-13, 15-13)
『日本リーグ覇者オムロンにソウル市庁がスピードで勝利する!』
既に優勝を逃したオムロンであったが、日本リーグ優勝チームのプライドを賭けソウル市庁との一戦に挑む。勝ったチームが2位とあって、両チームとも気迫のこもったチーム状態でスローオフとなった。ソウル市庁20番のカットイン・ステップシュートの連続得点から試合が動きだす。オムロンはすかさず17番のミドルシュート2点を含む3連続得点で逆転。ゲームを優位に運ぶかと思われたが、ソウル市庁は早いパス回しからのポストシュートで応戦、得点を返していく。一方、オムロンは手堅い6-0ディフェンスからの8番を中心とした二次速攻で得点。一進一退の攻防となる。前半20分過ぎオムロン17番の本日4点目のミドルシュートで10-8とこのゲーム初めて2点差をつけ、オムロンがゲームの主導権を握るかと思われた。しかし、ソウル市庁も素早いパス回しからのポストシュートで得点。詰め掛けた福井のハンドボールファンをわかせる。その後も両チーム得点を積み重ね、13-14ソウル市庁リードで前半を終える。
後半開始早々、オムロン3番のワンマン速攻でオムロンが同点に追いつく。6分過ぎオムロン8番の退場でソウル市庁にペナルティースローを与えるが、守護神GK1番がスーパーセーブ。しかし、このスーパーセーブを活かせず、ソウル市庁17番の4連続得点などで10分すぎにこの日初めて3点をリードされる。オムロンは17番・14番のミドルシュートで応戦するも、ソウル市庁16番の好セーブに阻まれなかなか得点に結びつかない。波に乗るソウル市庁は、15分過ぎに15番のサイドからのスカイプレーが飛び出し6点差。ゲームを優位に展開していく。中盤過ぎオムロンはセンタープレーヤーを8番から5番に変え追撃に出る。攻撃のボール回しのスピードが増し、5番のステップからのミドルシュート、3番のサイドシュートで得点。その間、ゴールキーパー1番の好セーブも加わり3点差まで追い上げる。しかし追い上げもここまで。28分過ぎソウル市庁5番にカットインシュートを決められ万事休す。26-29で敗戦となった。ゲーム毎に調子を上げてきたソウル市庁のスピードが光ったゲームであった。