JHL戦況報告

3月3日(土)

紡織 33-27 湧永
(17-14, 16-13)

『トヨタ紡織九州、湧永製薬に勝利するもプレーオフ進出逃す!』
 プレーオフ進出最後の一枠が掛かる一戦。先制はトヨタ紡織九州。パスカットからNo.6村上(秀)が速攻で先制点を奪う。序盤、トヨタ紡織は速いリスタートから攻撃を仕掛け得点を重ねる。一方の湧永製薬はトヨタ紡織の積極的なディフェンスに対し、ポストを使ったセットプレーを多用し攻撃する。前半15分、8対8の接戦となる。26分、No.7呉の得点で14対13、トヨタ紡織が1点リードする。前半終了間際にNo.20藤山が7mスローで得点しトヨタ紡織が17対14と3点リードし前半を終了。
 後半開始早々、トヨタ紡織No.10海道、No.3西端が相次いで2分間退場を受け、湧永は追撃へ絶好のチャンスとなるが、トヨタ紡織はゴールキーパーNo.1松野の好セーブや、この試合で日本リーグ通算500得点を達成したNo.2中畠の得点で凌ぐ。その後もプレーオフ進出に向け、8点差以上で勝利したいトヨタ紡織と、負けても7点差以内としたい湧永の激しい攻防が続く。トヨタ紡織はゴールキーパーNo.1松野の気迫の守りとNo.6村上(秀)、No.19鈴木の速攻で突き放し何度も7点差とするが、湧永もゴールキーパーNo.16松村が8点目を許さない。対戦間成績で1点をめぐる両チームの熱い攻防は29分40秒、32対27とする湧永製薬No.4坂本の得点で決着。結局33対27でトヨタ紡織九州が勝利したが、プレーオフ進出を果たしたのは7点差以内で粘り切った湧永製薬となった。