JHL戦況報告

3月10日(土)

大崎 28-26 湧永
(15-14, 13-12)

『大崎電気、接戦の末湧永を振り切り決勝進出!』
 プレーオフ男子準決勝第1試合は、レギュラーシーズン1位大崎電気と4位湧永製薬の対戦。湧永のスローオフで試合開始。開始1分9秒、ペナルティー獲得により湧永に7mスローのチャンス。しかし、大崎GKNo.1浦和が見事なセーブを見せる。3分に大崎電気No.8東長濱による初得点。7分まで2-2と両者一歩も譲らない展開を見せる。7分過ぎに大崎電気7mスロー獲得のチャンスであったが、No.8東長濱選手が湧永GK志水選手の顔に当ててしまい、レッドカードで失格。その後も、退場者が続き、コートプレーヤー5人対5人での試合展開も見られた。前半10分の時点で4対4と接戦。流れを掴みたい両チーム。12分に大崎電気、No.77宮崎大輔を投入。大崎電気は高いディフェンスで湧永にプレッシャーをかける。湧永は、早いカットイン、サイドシュートでの得点、大崎は速攻などで点を重ね一進一退の攻防。前半20分大崎の7mスローを、No.4前田が決め9対9の同点とした。その後、大崎電気キーパーのNo.1浦和がナイスセーブを見せる。湧永はその後、相手チームが退場で人数が少ない時間を生かし速攻などで3連続得点。しかし、大崎電気もNo.4前田のサイドシュート、No.77宮崎大輔のミドルなどで前半ラスト2分で追いついた。さらにラスト17秒でNo.13森のポストシュートで得点、15-14大崎の1点リードで前半を折り返した。前半だけで両チーム合わせ警告6枚、退場者2名と荒れた試合展開となった。
 後半は湧永のNo.9佐藤のサイドシュートからの得点でスタート。大崎はGK浦和のナイスセーブからの速い2次速攻。湧永はセットプレーから、No.10名嘉の高いジャンプからのサイドシュートなど息もつかせぬ展開が続く。後半10分で18対19と、大崎1点リードであるが、後半に入っても一進一退の攻防が続く。湧永は後半15分、No.23東長濱が力強いロングシュートで今日、9得点目を決めるなど大活躍。負けじと大崎もNo.77宮崎大輔がロングシュートを放つが、キーパー志水のファインセーブに阻まれる。しかし、高いジャンプからのポストパスをNo.13森が決める。その後湧永No.6山中の退場により、大崎は突き放すチャンスを得るが、今度は、大崎No.13森が退場し一転、湧永のチャンスとなる。7mスローを湧永No.23東長濱が落ち着いて決め、同点とする。22分の時点で、25対25と1点をめぐる争い。23分にNo.77宮崎大輔、26分にNo.19猪妻が連続得点を決め大崎が2点リード流れを引き寄せたかと思われた。しかし、湧永もNo.15今井のポストシュートで1点差に迫る。ラスト1分で湧永No.6山中が無念の退場。その後大崎電気No.3小澤がサイドシュートを決め、2点差で逃げ切った。