JHL戦況報告
3月11日(日)
大同 36-32 大崎
(16-16, 11-11, 5-4, 4-1)
『延長戦の末、大同特殊鋼が接戦を制し2年ぶりの優勝!』
プレーオフ男子決勝は、レギュラーシーズン1位大崎電気と3位大同特殊鋼の対戦。大同特殊鋼のスローで試合開始。大同No.2棚原のカットインシュートで幕を開けた決勝戦は、続けてNo.13加藤、No.9武田の得点で3-0とし、立ち上がり大同が主導権を握る。このまま大同ペースかと思われたが、4分、6分に7mスロー、7分にもカットインで大崎No.8東長濱が連続得点をあげ、一気に4-4の同点に追いつく。その後は、両チームともに点を取り合う一進一退の攻防が続く。早く流れを掴みたい両チームだが、大崎No.22吉田、大同No.12久保の両GKのファインセーブにより、互いにペースをつかむことができない。16-16の同点で前半を終えた。
後半は大同No.15山城のサイドシュートで始まるも、すぐさま大崎No.14岩永、No.15夏山が連続得点をあげ、18-17と大崎が逆転する。早くペースをつかみたい両チームだが、前半同様に両GKのファインセーブが続き、なかなか得点できない。7分過ぎから、大崎No.13森のポストシュート、No.6豊田の速攻などで21-19と突き放しにかかるも、11分に大同No.13加藤がカットインを決め、1点差に迫る。その後は、26分まで両者一歩も譲らない展開を見せる。27分、大同No.15山城の速攻、No.77宮崎のカットインで互いに点を取り合い、27-26と再び1点差になったところで、大同がタイムアウト。29分に大崎No.14岩永がミドルシュートを決め同点とした後、大崎が速攻を仕掛けNo.77宮崎がシュートを試みるも、大同No.9武田が決死のディフェンスで阻止。宮崎がノータイムフリースローを打つも枠を外れ、この一戦は27-27の同点で延長戦にもつれ込む試合となった。
延長前半、大崎No.6豊田のミドルシュートで始まり、大同No.4末松のサイドシュートで応戦するという両者点を取り合う展開となる。終了間際に大同No.4末松がロングシュートを決め、32-31で大同リードで前半を折り返す。
延長後半、大同No.10岸川、No.13加藤の連続得点で3点差とする。その後も大崎のフリーシュートを、大同GK陣が幾度も阻止し、大崎の追撃を許さない。延長にまでもつれた白熱した決勝戦は、36-32で大同特殊鋼が勝利をおさめ、2年ぶり15回目の優勝を手にした。両チームの良さが発揮された素晴らしいプレーが満員の会場全体のハンドボールファンを魅了した。