JHL戦況報告
9月29日(土)
湧永 32-27 大同
(17-13, 15-14)
『バランスのよい攻守で湧永が大同をふりきる』
序盤、No.17古家、No.11樋口を中心としたボール回しから、セットオフェンスで着実に得点を重ねていく湧永に対し、自らの得点だけでなく、速攻の展開力でもその存在感を発揮する大同No.4末松。前半15分を過ぎ、9-5で湧永が4点のリードをつける。しかし、大同のディフェンスにも落ち着きがでてくると、試合は一進一退の展開となる。突き放したい湧永はNo.2谷村のロングシュートで加点。一方大同もクイックスタートからNo.15山城のサイドシュートで食らいつく。前半29分すぎに湧永はNo.11樋口の得点で17-12とし、この試合で初となる5点差をつけるも、大同はNo.15山城で決め返し17-13。前半は湧永の4点リードで折り返した。
後半立ち上がり、巻き返しをはかる大同はNo.4末松の連続得点で17-15とし、点差を2点に縮める。さらに大同は、高い位置からのプレッシャーをかけるディフェンスで追撃をねらう。しかし後半、試合のペースをつかんだのは湧永。No.2谷村に当たりがでてくると、No.1志水、No.16松村両GKが要所で7mスローをシャットアウト。さらにここ1本をNo.9佐藤がきっちりと決めると、じわりじわりと点差を広げ21分には30-21、その差を9点に広げる。退場者が出ても選手交代や落ち着いたプレーで試合をコントロールした湧永製薬の安定感が光った試合は32-27でタイムアップ。湧永製薬が着実に勝利を積み重ねた。