JHL戦況報告

10月13日(土)

トヨ東 32-30 北電
(15-12, 17-18)

『トヨタ自動車東日本が粘りを見せ今季初勝利』
 ホームチーム北陸電力のスローオフで試合開始。北陸電力4番切越のミドルで試合が動き始める。北陸電力は前半5分に5番桜井のステップシュートで通算400得点をあげるなどして加点していくが、トヨタ東日本も9番の吉田のカットインや14番佐藤文将のポストシュートで応戦、両者譲らない戦いとなる。前半10分には5対5、前半20分には10対10と一進一退の攻防が続いていたが、トヨタ東日本10番佐藤謙輔、9番吉田、5番遠山の連続得点により2点差となったところで北陸電力がたまらずタイムアウト。このままトヨタ東日本のペースになると思われたが、北陸電力も19番佐々木、5番桜井のロングシュートで負けじと喰らいついていく。しかし、トヨタ東日本は北陸電力の猛追を許さず、トヨタ東日本の3点リードで前半を折り返す。
 後半は、トヨタ東日本14番佐藤文将のステップシュートや5番遠山のミドルで突き放しにかかるが、北陸電力も9番落合のポストシュートや4番切越のミドルで得点するが点差は変わらず時間が過ぎていく。試合の流れが変わったのは、後半15分。北陸電力3番神田のミドルをきっかけに3番神田、13番山原、4番切越の連続得点により、北陸電力が1点差に迫る。これに対してトヨタ東日本は、17番崎前のカットインや10番佐藤謙輔のステップでリードを許さない。北陸電力は、リードされている状況で退場者を出しながらも懸命のディフェンスで踏ん張る。トヨタ東日本の得点が止まったところで、北陸電力は9番落合、13番山原、10番小川が一挙に4連続得点し、この試合初めてリードする。北陸電力は勢いの乗ったまま点差を離したいところだが、トヨタ東日本は17番崎前、18番上野の得点により、同点に追いつく。さらに、トヨタ東日本はGK12番関口の好セーブから、9番吉田と18番上野のミドルで3点差とする。北陸電力は3番神田らの得点などで意地を見せるが、追いつくことができず意気消沈。トヨタ東日本が敵地で今季初勝利を飾った。