JHL戦況報告
3月9日(日)
大同 32-31 車体
(20-15, 12-16)
『大同特殊鋼特殊鋼、リーグ1位トヨタ車体に大金星、3年連続の王者に!』
トヨタ車体のスローオフにより、この1年間の最強チームを決めるプレーオフの火蓋が切られる。大同特殊鋼特殊鋼9番武田が速攻からミドルシュートを放ち、この試合初得点。すかさずトヨタ車体の20番渡部の7mスローで取り返す。両チームのサイド、フローター陣の強烈なシュートで得点を奪い合うが前半9分6対6の同点と両者全く譲らない展開。最初に流れを掴んだのは、トヨタ車体。トヨタ車体はサイド18番崎前が連続得点などで大同特殊鋼ディフェンスを翻弄し、前半15分10対8と2点リードする。しかし、大同特殊鋼特殊鋼も前半19分トヨタ車体に退場者が出た間に7mスローを3番野村が決めて11対11同点に追いつく。その後、大同特殊鋼が3番野村のカットイン、22番高の速攻などで4連続得点し15対12と3点とリードする。さらに、ラスト1分10番岸川のステップシュートなど3連続得点し、20対15大同特殊鋼5点差リードで前半が終了した。
後半立ち上がり、大同特殊鋼特殊鋼が2回退場者を出してしまい、トヨタ車体はこのチャンスを生かして後半7分22対19の3点差に詰め寄る。ここからは両チームを足を生かしたスピーディーな攻撃でお互いに得点を重ね、3点差のまま後半10分が過ぎる。後半15分、大同特殊鋼は11番平子が7mスロー決めて29対23と6点差リードに戻す。後半17分、大同特殊鋼22番高がディフェンスの裏をかいた巧みなポストパスを13番加藤が決め31対23、最大得点差の7点差となる。何とか追いつきたいトヨタ車体はディフェンスラインを少し高めにあげ、後半26分トヨタ車体10番木切倉が相手に挟まれながらも果敢にカットインシュートを決め2点差につめ、大同特殊鋼から退場者を出してしまいこの試合最大の危機を向かえる。トヨタ車体3番石戸の気合のこもったミドルシュートが突き刺さり、後半27分31対30の1点差となる。終了間際、トヨタ車体は7人攻撃で1点差まで詰めるが試合終了。大同特殊鋼がリーグ1位の意地で必死に追いすがるトヨタ車体を32対31で退け、3年連続17回目の優勝で幕を閉じた。