JHL戦況報告

9月28日(土)

オムロン 24-23 広島
(18- 8, 6-15)

『広島メイプルレッズ猛追届かず、惜敗 ! 』
 全勝同士の対戦となるこの試合。試合前から両チームに緊張感が漂う中、オムロンのスローオフで試合開始。オムロンが速いパス回しと豊富な運動量から稲葉のミドルシュートで先制、続いて東濱が得点し、2対0と良い滑り出しを見せる。対する広島メイプルレッズは増田のスカイプレーで取り返し、流れに乗りたいところだったが、オムロンの豊富な運動量を活かしたディフェンスを攻めあぐね、逆に4対1となったところでタイムアウトを要求。悪い流れを断ち切りたいところだったが、ここからさらにオムロンが加速。稲葉を中心としたバックプレイヤー陣にミドル、カットインと自由にプレーされてしまい、24分56秒、オムロン澤田のサイドシュートで17対7、10点差となる。その後広島メイプルレッズは宋のミドルやGK林のナイスセーブで盛り返しを図るが、再三のチャンスもオムロンGK藤間に阻まれ結局18対8で前半を終了した。
 後半もオムロンのペースで試合が進むかと思われたが、広島メイプルレッズが高橋のサイドシュートで先制するとディフェンスも運動量が増し、逆にオムロンは足が動かない。リーグ通算200得点となる宋のミドルシュートや、同じく通算200得点となる高山のポストシュートや技ありのミドルシュートなどでじわじわと追い上げる。その間、オムロンのチャンスをGK林がナイスセーブで阻み、全く得点できない。さらに追い上げる広島メイプルレッズは大前の速攻で2点差としたところでオムロンはタイムアウトを請求。何とか持ちこたえたいところだったがラスト90秒、広島メイプルレッズ高橋の速攻でついに同点となった。しかし最後の攻撃、広島メイプルレッズはサイドシュートのチャンスを得るが、澤田のナイスディフェンスでターンオーバーを得たオムロンが速攻を仕掛け、その澤田が15分間得点のなかったオムロンに勝利を呼び込む気迫のゴール。最後の得点を狙った広島メイプルレッズ宋のシュートは枠を捉えられず、24対23、オムロンの勝利で試合終了となった。広島メイプルレッズは前半の大量失点が最後まで響いたゲームであった。