JHL戦況報告

3月8日(土)

オムロン 25-22 ソニー
(10-10, 9- 9, 2- 0, 4- 3)

『70分の激闘の末、リーグ1位のオムロンが決勝へ!』
 両チーム応援団の大声援の中、ブルーのユニフォーム、ソニーのスローオフで試合開始。オムロンは高さを生かした6-0ディフェンス、対するソニーは非常に高い位置でのディフェンス。両チーム、豊富な運動量で積極的にボールを奪いに行く。立ち上がりから、両チーム共に堅い守りが崩せず、ロースコアの展開となる。オムロンは退場者を出すが、ソニーはそのチャンスを生かしきれず、前半20分で7対7。激しいぶつかりあいが続くが両者全く譲らず、なかなか得点に繋がらない。前半24分、オムロンは8番石立が退場となり、ピンチを迎えるがGK1番藤間が7mスローを阻止。その後一人少ないオムロン7番藤井が7mスローを決め、前半27分で10対8と一歩リードする。しかし、ソニーも前半28分にフォーメーションプレーから13番石井がサイドシュートを決め、さらに速攻で13番石井が連続得点、10対10で前半終了。
 後半に入り、速攻からオムロン17番東濱がカットインで得点、しかしその後ソニー5番田中のシュートが決まり、後半も全く互角の展開。オムロンは7番藤井のミドルシュートや速攻で得点するが、ソニーもフォーメーションプレーや速攻で得点する。試合が動いたのは、オムロンが退場者を出した後半10分。ソニーの4番高橋の速攻、13番石井のサイドシュートなどで16対14とリードを奪う。ここでオムロンはタイムアウトを取得し流れを呼び戻そうとするが、ソニーGK12番飛田の好セーブもあり攻め切れない。このまま流れはソニーに傾くかと思われたが、オムロンGK1番藤間がサイドシュートをセーブして、速攻につなげ、後半15分で16対16とする。一進一退の攻防が続く中、後半25分18対18でオムロンは痛恨の退場。最大のピンチを迎えるが、必死のディフェンスで無得点に抑える。27分過ぎにオムロン10番相澤がリバウンドをシュートにつなげ、19対18と勝ち越すが、29分にソニー18番藤井がカットインから同点ゴールを決め追いつき、延長戦となる。
 延長に入っても、両者のディフェンスの足は止まらず、必死の攻防。3分過ぎまで両者無得点の均衡をオムロン7番藤井のロングシュート、17番東濱のステップシュートで21対19と突き放す。しかし、延長後半ソニーも13番石井のサイドシュートが決まり、21対20。緊迫の展開が続くが、オムロンは残り2分から速攻やポストプレーで得点を重ねオムロンが勝利した。