試合結果

JHL戦況報告　第2週

第１日・2009/09/12(土)

第２日・2009/09/13(日)

　『レッドトルネード、沖縄の地に吹き荒れる！』
　トヨタ紡織対琉球コラソンは試合開始2分、トヨタ紡織九州の7mスローを琉球コラソンNo.22GK石田がナイスセーブ。速攻につなぎ琉球コラソンNO.19内山が決め先取点。その後15分まで7-7の同点でゲームが進んだ。試合が動いたのは20分過ぎ、トヨタ紡織九州No.7呉選手のパス、シュート、速攻の活躍で得点を重ね、18-13でトヨタ紡織九州リードで前半終了。
　後半立ち上がり、琉球コラソンは連続得点するもののトヨタ紡織九州の攻めに苦しみ点差が縮まらず、逆に琉球コラソンのイージーミスから逆速攻が続き7分には9点差に開いた。10分過ぎ琉球コラソンはNo.20田場をコートへ。気迫のディフェンスでトヨタ紡織九州の攻撃を守り、ミドルシュートも決めた。ここから琉球コラソンの反撃が始まり連続ゴールで点差を縮めるが14分過ぎに琉球コラソンNo.20田場がレッドカードで失格退場。ここまでかと思ったが琉球コラソンの闘志に火がつき23分過ぎには4点差まで詰め寄る。琉球コラソンは健闘したが36-28でトヨタ紡織九州に敗れた。

　『メイプルレッズ、逆転で三重を下す！』
　試合開始から、両チーム互いに点を取り合う一進一退の展開が続いた。サイド攻撃で着実に点を重ねた三重がNo.12GK浅井の好セーブもあり、15-13の2点リードで折り返した。
　メイプルレッズは前半終了直前に退場者を出し、後半開始は5人での立ち上がりでミスが続き、三重に連続得点を許しリードを広げられた。しかし、中盤より三重のミスが目立ち始め、メイプルレッズは速い攻撃で得点を重ね、後半23分に逆転した。その後、両チームGKの好セーブで一進一退の攻防か続き、メイプルレッズが1点差で逃げ切り勝利した。

　『トヨタ車体、今シーズン初白星！　門山爆発！』
　初戦を落とした両チームにとって大切な第2戦は、開始30秒でトヨタ車体が門山の得点でスタートした。北陸電力ＧＫ丸山の好守でなかなか追加点の奪えないトヨタ車体であったが、ポストを絡めた攻撃から小沢、崎前の両サイドシュートが連続で決まり点差が開きだした。ＧＫ丸山の連続セーブで耐える北陸電力はポストの落合にボールを集めた攻撃や前田を杉山に入れ替えるなどで流れを変えようとしたが、序盤での点差を詰めることができずに前半戦を終了した。
　トヨタ車体は後半、積極的にシュートを狙ってきた。開始1分で門山のロングシュートが決まり、高智も続き連続得点。更に7mスローを止めたＧＫ坪根、好セーブをみせたＧＫ田平、両ＧＫの活躍で試合の流れをつかんだ。セットオフェンスで苦しい攻撃の続く北陸電力はクイックスタートからの攻撃に切り替えてきた。中盤はお互い得点の奪い合いが続いた。終盤北陸電力神田のミドルなどで追い上げたが、7mスローを確実に得点にし、ディフェンス、オフェンスにミスの出なかったトヨタ車体が2戦目で白星を奪った。

　『オムロン、ＨＣ名古屋に圧勝、洪の400得点に華を添える！』
　両チームとも開幕戦を落とし臨んだ第2戦、オムロン洪選手の通算400得点まで残り3得点でスタートした試合、お互いミスが続いていたが、2分過ぎオムロン高田の速攻が決まり試合が動き出した。オムロンはシュートブロックや相手のミスからの速攻で得点を重ねた。14分に洪選手本日初得点、その後19分にはスピード感あるセットプレーから鮮やかなミドルシュートを決め、リーグ史上16人目となる通算400得点を飾った。HC名古屋は菅谷、高橋を中心に攻撃を続けるが堅いオムロンディフェンスを崩すことができず、速攻を中心に得点を重ねたオムロンが前半で13点をリードした。
　後半もオムロンの先取点で始まった。対する名古屋は後半ポスト上野にボールを集め7ｍスローを得るが、オムロンＧＫ勝田の好守で得点を詰めることができなかった。オムロンは後半、洪、坂元に代わって出場した永田、吉田の若手も活躍し、ディフェンスから速攻の展開で得点を次々に重ね勝利した。

　『北國がソニーを下し開幕２連勝！　ソニー・田中美音子選手、男女通算得点の記録更新！』
　ソニー田中美音子がこの試合5得点を決め通算1082得点とし、男子・大崎電気の岩本選手の持つ日本リーグ通算1079得点の記録を抜き、男女を通じて最多得点記録を更新した。
　前半、北國No.18若松のサイドシュートで北國銀行が先制した。ソニーは、セット攻撃を中心に全員がよく動き8得点、対する北國はソニーの攻撃ミスやディフェンスからの速攻で6得点と対称的な展開で前半残り5分まで一進一退の攻防を続ける。北國GK寺田は7mスローを2本阻止、ソニーGK中島は速攻ノーマークシュートを阻止する両ＧＫの活躍で流れがどちらにも傾かなかったが、北國がサイド宮前の連続ゴールや仲宗根のステップシュートで引き離し、前半で6点差北國リードで終了。
　後半に入り、北國上町、ソニー髙橋が得点を重ねるが前半の6点差が大きく、ソニーは北國ディフェンスを崩せず、リーグ開幕戦でオムロンを撃破した勢いがなく敗戦となった。