第34回日本リーグ2009-2010 Season
試合結果
JHL戦況報告 第4週
第1日・2009/09/26(土)
第2日・2009/09/27(日)
◆ 男 子 ◆
大崎電気 28 (17- 4, 11-20) 24 北陸電力
- 『大崎電気が好スタートも後半に失速! 辛くも逃げ切る!』
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セットプレーからNo.9永島のポストシュートで先制した大崎電気は、その後もNo.10太田のミドルシュート、No.6豊田のサイドシュートなどで確実に得点を重ね、10分を過ぎ6対1と好スタートを切った。一方の北陸電気は、大崎電気のプレスディフェンスや高さを生かした6-0ディフェンスに苦しみ、なかなか得点できない。20分で14対2となったところで、ようやく北陸電力がタイムアウトを要求し大型選手のNo.18櫛田を投入して流れを変えようとしたがペースは変わらず、前半を17対4の一方的な展開で折り返した。
後半もこのまま進むかに思われたが、大きくメンバーを入れ替えてきた大崎電気は、オフェンス、ディフェンスともに今ひとつかみ合わず、ミスを連発。北陸電力No.3神田、No.6番前田に得点を許し、じわじわと追い上げられる。なおも北陸電力はルーキーNo.14松岡の連続のサイドシュートで一気に追い上げを加速し、22分には4点差、24分には2点差と会場の盛り上がりも最高潮に達した。しかし、残り5分を切ったところで北陸電力No.6前田が痛い退場となり、28対24で大崎電気が逃げ切り勝利した。
トヨタ紡織九州 28 (17-10, 11-17) 27 トヨタ車体
- 『トヨタ車体、前半の7点差を追いつくが、粘り実らずトヨタ紡織九州が1点差で逃げ切る!』
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前半2分トヨタ紡織九州No.2中畠のカットインシュートで先制得点、トヨタ車体も負けじとGK No.12田平が2連続で7mスローを止め、前半15分まで一進一退の攻防が続いた。前半15分を過ぎてから、トヨタ紡織九州の4-2ディフェンスが機能しはじめNo.2中畠の4連続得点などでトヨタ紡織九州は7連続得点をあげ、6対13とトヨタ紡織九州が大きくリードを広げる。トヨタ車体も門山のカットインシュートなどで追撃するが、前半は、10対17、トヨタ紡織九州7点リードで折り返す。
後半に入り、トヨタ車体のディフェンスがより積極的になり機能し始める。今シーズンからトヨタ車体に移籍したGK No.16坪根がスーパーセーブを連発し、トヨタ車体はじわじわと点差を縮めていく。そして後半21分7点差あったトヨタ紡織九州のリードをトヨタ車体No.15鶴谷が得点を決め、同点に持ち込み、後半23分速攻からトヨタ車体のルーキーNo.9高木のリーグ初得点が決まり、24-23でトヨタ車体が逆転する。その後、1点差の手に汗握る一進一退の攻防が続く。後半29分、トヨタ紡織九州No.4村上(直)が決勝点となるサイドシュートを決め、27-28で再逆転する。すぐさまトヨタ車体野村ヘッドコーチが残り8秒でタイムアウトを取るも、粘り実らず最後はトヨタ紡織九州が 1点差で逃げ切った。
◆ 男 子 ◆
大同特殊鋼 48 (29- 9, 19-15) 24 豊田合成
- 『大同特殊鋼、貫禄の勝利!』
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大同GK高木、豊田合成GK藤田の好セーブにより、両チームともなかなか点が入らない 立ち上がりであったが、大同15番山城のサイドシュートが決まると、大同は20番ペクを中心としたスピードあふれる展開で得点を重ね、リードを広げる。豊田合成も、13番今村の巧みなシュートで追い上げるも、リズムに乗れず、逆にパスミスやシュートミスが大同の速攻につながり、29-9の大同20点リードで前半を終了する。
後半立ち上がりから、ディフェンスで集中力をみせた豊田合成は、大同のオフェンスを体を張って守り、オフェンスでは9番中島、13番今村が得点力を発揮する。しかし一方、大同も豊富な運動量が最後まで衰えず、25分過ぎから17番熊谷、3番野村らの連続得点でリードを広げ、48-24で大同が勝利した。
◆ 女 子 ◆
ソニーセミコンダクタ九州 32 (18-10, 14-10) 20 三重バイオレットアイリス
- 『ソニー、ルーキー髙橋、GK飛田の活躍により三重に圧勝!』
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ソニーは、立ち上がりGK飛田の好守から4番ルーキー髙橋のサイドシュート、2番郭のカットイン、9番高栖のポストシュートなど、連続得点でリズムよく抜け出す。一方、三重バイオレットアイリスは、10番橋本、15番伊藤のミドルシュートで応戦するが、オフェンスミスを逆速攻につながれてしまう。三重はGK浅井が要所で好守をみせるが、なかなか点差が縮まらず、18-10のソニー8点リードで前半を折りかえす。
後半もソニーのプレスディフェンスのプレッシャーからか、三重はパスミス・シュートミスや、ソニー5番田中、4番髙橋の速攻により点差を広げられてしまう。三重は後半から入った GK毛利の好守から、センター橋本、ポスト桂のコンビで得点を取るが、ソニー田中、長野の配球からポスト、サイドへクロスシュートを成功させられる。結果、32-20の12点差でソニーの勝利となった。
北國銀行 30 (17-13, 13-12) 25 オムロン
- 『北國銀行、オムロンを破り全勝をキープ!』
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立ちあがり、両チーム共にディフェンスが機能し、両GKの好セーブもあり、一進一退の攻防が続く。10分過ぎから北國銀行は若松のサイドシュート、野路の速攻などで徐々に点差を広げていく。一方のオムロンも石立、藤井、髙田の速攻などで5連取して、1点差まで追い上げる。しかし、その後北國銀行は、宮前のサイドシュートなどで加点し、17-13とリードして前半が終了。
後半に入って、再び一進一退の攻防が続く。5分過ぎより、北國銀行は速攻などで3連取、リードを広げにかかる。オムロンも、カットイン、サイドシュート、ポストシュートと猛攻撃をしかけるが、北國銀行GK田代の好セーブに点差をつめることができない。20分過ぎより、また一進一退の展開となるが、要所要所で、両GKの好セーブがあり、30-25のスコアでタイムアップ。北國銀行は、常にリードを保って、4連勝を挙げた。
広島メイプルレッズ 36 (19- 7, 17-13) 20 HC名古屋
- 『広島メイプルレッズ、HC名古屋に快勝!』
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立ち上がり、広島メイプルレッズは積極的なプレスディフェンスをしかけ、試合を優位にすすめていく。攻撃では6番植垣を中心とした攻めで、加点していった。 13分には、9-2で点差が徐々に広がっていった。その後、HC名古屋は5番高橋、7番菅谷のカットインで加点するものの、19-7のメイプルレッズのリードで折り返した。
後半もメイプルレッズが主導権を握りながらゲームを展開していく。HC名古屋の7番菅谷、2番池田のサイドシュートで加点するものの、ゲームの流れは変わらず、メイプルレッズが36-20で快勝した。