第34回日本リーグ
2009-2010 Season

試合結果

JHL戦況報告　第7週

第１日・2009/10/24(土)
 
第２日・2009/10/25(日)

　◆　男　子　◆

トヨタ紡織九州　40 (16- 9, 24-12) 21　豊田合成

  • 　『トヨタ紡織九州、スピードで豊田合成を圧倒！』
  • 　前半10分過ぎまではお互い、一進一退の展開で試合は進んだ。しかし中盤から豊田合成のミスが続き、トヨタ紡織九州の村上（秀）、藤山、阪に連続得点を許し、16-9とトヨタ紡織のリードで前半を折り返した。
    　後半も、トヨタ紡織ペースで試合が進んだ。強固なディフェンスから豊田合成のミスを誘い、速攻に結びつけ、連続して得点を重ねた。トヨタ紡織は終始主導権を握り、40-21と大量リードで勝利した。

トヨタ車体　　　30 (15-12, 15-15) 27　琉球コラソン

  • 　『トヨタ車体、琉球コラソンに３点差の辛勝！』
  • 　開始3分、琉球19番内山の速攻で琉球が先制。しかし、車体も22番門山のカットインなどによりすぐに逆転。その後、車体の速攻が次々と決まり、前半15分で10対3と引き離す。琉球も得意の早い攻めで反撃し、徐々に点差を縮める。前半の終わりに近づくにつれ、車体に退場が重なる。そのチャンスを活かした琉球が前半を12対15で折り返す。
    　後半、琉球5番村山の速攻で試合が動き出す。その後も琉球が何度もチャンスを作るが、車体GK坪根が好セーブを連発。ここで点差をつけたい車体だが、琉球の高いディフェンスに苦戦し、勢いに乗ることができない。お互い一歩も引かない状態が続き、後半残り8分、琉球23番水野が退場になった所を車体が一気にたたみ掛け、引き離す。琉球も最後まで集中力を欠くことなく、スカイプレーを決めるなど車体を苦しめたが、車体が3点差で逃げ切った。

湧永製薬　　　　28 (15-11, 13-10) 21　大崎電気

  • 　『湧永３勝目、大崎に完勝！』
  • 　湧永製薬は開始2分、坂本のサイドシュートで先制し、ロングシュート、サイドシュートと得点を重ねた。大崎電気もサイド攻撃などで点を重ねるが、攻撃でのミスが目立ち、10分過ぎ、湧永製薬が4点リードした。中盤、大崎電気が4-2ディフェンスに変化した際、湧永製薬が攻撃のリズムを崩しかけたが、GK松村の好セーブもあり大崎電気にリードを縮めさせず、15-11の湧永製薬リードで前半終了。
    　後半に入っても、湧永の攻勢はかわらず、終始リードを保つ。GK松村の再三のファインセーブもあり、大崎に反撃を許さない。後半24分には9点差と勝負を決定づけ、最終的に28-21で勝利した。湧永は新人谷村が7点、地元出身の坂本選手も7点を挙げる活躍を見せ、国体に続き、大崎電気に完勝した。

　◆　女　子　◆

三重バイオレットアイリス　31 (14- 6, 17-10) 16　ＨＣ名古屋

  • 　『三重圧勝！　名古屋・菅谷選手、通算500得点達成を勝利で飾れず』
  • 　HC名古屋のスローオフで試合開始。名古屋No.1近藤、三重No.12毛利、両GKの好セーブにより、互いに思うように得点できない。前半10分すぎ、三重はフットワークを活かしたディフェンスから相手のミスを誘い、No.13星野、No.15伊藤のミドルシュートなどで着実に加点し、7-2と差を広げる。名古屋はここでタイムアウトをとるが、No.7菅谷の7mスローをセーブされ、流れを変えることができない。名古屋No.5高橋のサイドシュート、No.9外本のポストシュートなどで加点するが、三重もNo.5宮下のサイドシュート、No.10橋本のミドルシュートで応戦し、14-6と三重リードで前半を終える。
    　後半立ち上がり、名古屋はディフェンスが機能し始めるが、速攻のパスミスなどでなかなか得点に繋げられない。三重はNo.8北村の鮮やかなループシュートなどで5連続得点し、更に差を広げる。名古屋はGK近藤の好セーブ、菅谷の史上10人目となる通算500得点で奮闘するが、力及ばず、31-16で試合終了。三重は新キャプテン星野（愛知県出身）の地元凱旋ゲームを見事な勝利で飾った。

北國銀行　　　　31 (13- 9, 18-13) 22　広島メイプルレッズ

  • 　『メイプルレッズ、地元で北國銀行に大敗』
  • 　連敗を避けたいメイプルレッズは、大前をトップに3-2-1の高いディフェンスで相手オフェンスのミスを狙い速攻で得点を狙う。しかし北國銀行は速いパスワークでディフェンスの間を割り、得点につなげリードする。北國銀行のディフェンスは詰めが速く、力強い当たりでメイプルレッズの攻撃を止め、簡単に得点を許さない。しかし10分過ぎより北國銀行の攻撃にミスが続き、メイプルレッズが速攻、7mスローで得点し、17分に7-7の同点とする。その後は両チーム、スピードのある攻防で互いに点を取り合い、9-11で北國銀行の2点リードで前半を終了した。
    　後半の立ち上がり、北國銀行はメイプルレッズの連続ミスを確実に得点につなげリードをひろげた。メイプルレッズも北國銀行の攻撃ミスを速攻につなげ、植垣のロングシュートで対抗する。しかし北國銀行は堅いディフェンスで守り、相手に得点されてもクイックスタートで点を取り返し試合を優位に進める。結果、北國銀行が31-22で勝利した。

オムロン　　　　36 (21-11, 15-10) 21　ソニーセミコンダクタ九州

  • 　『オムロン、ソニーに快勝！』
  • 　ソニー4番高橋の7mスローで開始早々先取点をあげるが、オムロンも4連続得点ですぐに逆転し、試合の主導権をにぎる。その後もオムロン11番洪のミドルシュートやカットインで得点を重ねる。一方ソニーは2番郭、5番田中らが反撃にでるが、オムロンの高い位置でのディフェンスから、速攻が次々と決まり、前半21対11の10点差で後半へ。
    　後半、開始しばらくは一進一退の試合展開となった。10分過ぎからミスが目立ち始めたソニーに対して、速攻を仕掛けるオムロンが徐々に点差を広げ始める。ソニーも、2番郭、9番高栖の活躍で食い下がるが、前半の大量リードもあり、最後まで流れをつかむことができず、36対21の15点差でオムロンの勝利となった。

　◆　男　子　◆

琉球コラソン　　33 (15-10, 18-19) 29　北陸電力

  • 　『琉球コラソン、１対１の攻防で勝り、逃げ切って初勝利をあげる！』
  • 　1勝が遠い両チーム。どちらも地元選手が多く、ある意味では、ハンドボール王国の威信をかけた戦いとも言えるゲーム。No.7高田のサイドシュートで先行した北陸電力だが、琉球コラソンの3：2：1ディフェンスを攻めあぐねるうちに6連続失点し、前半11分で4点のビハインドとなる。激しいコンタクトにより互いに退場者を出しながら、試合は一進一退の様相。結局は堅守の琉球コラソンが、速攻の分だけリードし、15対10で前半を折り返した。
    　後半、追い上げたい北陸電力は、さかんにポジションを変化させてポストを使うが、シュートに精度を欠き得点が伸びない。対する琉球コラソンは、1対1やアウトカットインからサイドでノーマークを作り、No.9東やNo.15志慶間が決めて逆にリードを広げ9点差となる。No3神田のミドルやNo2高橋の回り込みで粘る北陸電力は、残り10分を切って4点差とするが、琉球コラソンはNo.23水野の個人技などで応酬し、最終スコア33対29で琉球コラソンが初勝利をもぎ取った。

ページトップへ戻る