第34回日本リーグ2009-2010 Season
試合結果
JHL戦況報告 第16週
第1日・2010/01/23(土)
第2日・2010/01/24(日)
◆ 男 子 ◆
湧永製薬 34 (16-14, 18-17) 31 トヨタ紡織九州
- 『湧永レオリック、地元最終戦勝利! プレーオフ進出に大きく前進!』
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プレーオフ進出を目指す両チームにとっては、互いに落とすことが出来ない一戦。湧永はポストとの連携から、個人技を活かした迫力のある攻撃を展開。前半10分までに、ディフェンスで2名の退場者を出しながらも、トヨタ紡織九州の速いパス回しに対応し、粘り強いディフェンスをみせた。トヨタ紡織九州は、ディフェンスの間を狙うスピーディーな攻めを展開。2トップを配置するディフェンスで湧永の高さに対抗した。両チーム持ち味を活かした見応えのある攻防で、試合は一進一退のまま前半を終了。
前半終了間際に速攻で2点差をつけた湧永は、後半の出だしも快調に2連続速攻で加点。No.16GK松村の好セーブもあり、湧永が一歩抜け出した。その後は、湧永が得点すれば、トヨタ紡織九州もクイックスタートで対抗する展開。後半13分過ぎには湧永に続けて退場者が出てる場面もあったが、湧永は何とか凌いで終盤戦へ突入。トヨタ紡織九州も意地を見せ、2点差まで追い上げるが、最後は湧永が振り切って勝利した。
大崎電気 34 (22-10, 12-17) 27 琉球コラソン
- 『琉球コラソン、後半の奮闘及ばず!』
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大崎電気のスローオフで試合開始。ゲーム序盤は1点差の攻防となったが、徐々にディフェンスが機能し始めた大崎電気が、速攻を決めて得点差を広げていく。琉球コラソンはNo.7水野(裕矢)のサイドシュート、No.21高田のミドルシュートで反撃するも、琉球コラソンの攻撃的なディフェンスを、大崎電気No.6豊田、Na.10太田が突破し、更にポストとのコンビプレーなどで攻撃の手を緩めず、前半を22-10の大崎大量リードで折り返した。
後半、大崎電気のシュートミスやパスミスに乗じ、琉球コラソンが5連続得点で反撃。大崎電気は、7分過ぎにようやく得点しリズムを取り戻していく。その後、両チーム点の取り合いとなるが、大崎電気に退場者が相次ぎ、後半は琉球コラソンが優位に試合を進める。琉球コラソンはNo.5村山、No.16GK内田の活躍もあり、後半は17-12でリードしたが、前半で大差をつけた大崎電気が勝利した。
トヨタ車体 27 (13-12, 14-15) 27 大同特殊鋼
- 『プレーオフをかけ白熱の好ゲーム!』
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出場停止処分でNo.20白元喆を欠く大同特殊鋼に対し、闘志あふれるプレーで対抗するトヨタ車体の試合は、序盤から見応えのある白熱のゲーム展開となった。大同特殊鋼の攻撃的ディフェンスに対し、トヨタ車体はNo.15鶴谷のサイドシュート、No.5高智のカットインなどで得点、更にNo.12GK田平の好セーブもあり、前半10分までに4-3でトヨタ車体が1点リードするが、その後、ラフプレーで退場者を出し、大同特殊鋼はNo.22渡久川のポストシュートなどで逆転する。20分過ぎからは両チーム交互に退場者を出すたびに逆転する、一進一退の攻防が続いたが、前半終了間際に、トヨタ車体No.4佐々木がサイドシュートを決め、13-12トヨタ車体1点リードで折り返す。
後半に入りトヨタ車体は、堅守から速攻を立て続けに決め、更にはNo.22門山のミドルシュートなどで加点し、後半10分までに21-16と一気に5点差をつける。このままでは終われない大同特殊鋼は、No.22門山にマンツーマンディフェンスをつけるなどで反撃の糸口を掴むと、No.10岸川のサイドシュートやNo.15山城の速攻などで点差をつめる。残り5分、トヨタ車体が退場者を出す間にNo.9武田のシュートで同点に追いつき、No.10岸川のサイドシュートで一気に逆転に成功したが、残り1分、トヨタ車体No.19銘刈が7mスローを決め同点。白熱した攻防は27-27で引き分けに終わった。
◆ 女 子 ◆
ソニーセミコンダクタ九州 39 (20- 9, 19-15) 24 広島メイプルレッズ
- 『ソニー、攻守でメイプルを圧倒! 』
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プレーオフに向けて、もう負けられない広島メイプルレッズが、地元広島にソニーセミコンダクタ九州を迎えての一戦。序盤から攻撃につながりを欠くメイプルレッズは、ソニーディフェンスの前になかなか得点をあげることが出来ない。一方、ソニーは速攻やポストプレーで着実に加点し、試合の主導権をがっちりと掴んだ。メイプルレッズは、その後もシュートに精彩がなく、9-20の11点差を付けられ前半を折り返した。
後半に入り、メイプルレッズはスピード感あふれる積極的な攻撃を展開。No.6植垣のロングシュートもよく決まり、互角の攻防をみせるが、前半についた得点差が大きく、大差でソニーに敗れた。
◆ 女 子 ◆
北國銀行 31 (17- 7, 14- 8) 15 HC名古屋
- 『北國銀行、盤石8勝目!』
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No.18若松の速攻で連取し、2-0とリードした北國銀行。その後もHC名古屋のオフェンスをおさえこむとパスカットからの速攻、ポジションチェンジからもロングシュート、ポストプレーなどで着実に加点、前半19分には13-3と大きく点差を広げる。一方、HC名古屋もNo.2池田のサイドシュートなどで反撃を試みるも、連続得点をあげるにはいたらず、得点差を縮めることができない。25分には北國No.4上町のスカイプレーもとび出すなど、前半は終始北國ペース、17-7で折り返した。
後半、立ち上がり北國は、No.5宮前のサイドシュートから始まる7連続得点で13分には25-9と一気に点差を広げる。対する名古屋もNo.6鈴木のスタンディングシュート、No.10上野のポストシュートなどで追撃。しかし、北國銀行の優位はゆるがずタイムアップ。31-15で北國銀行の勝利、リーグ8勝目をあげた。
オムロン 28 (12-12, 16- 7) 19 三重バイオレットアイリス
- 『三重、後半失速し、オムロンに突き放される!』
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オムロン8番石立のボールカットからの速攻でスタート、その後も、東濱から11番洪へのスカイプレーなどで追加得点したオムロンが10分までに5-4と1点リード。中盤に入っても、ロングシュート、速攻で得点するオムロンに対し、三重は15番伊藤のロングシュートで追いすがり、20分過ぎからはオムロンの得点を1点に押さえて2連取、4連取の追撃を見せ、前半は12-12の同点で折り返す。
後半は、三重10番橋本、オムロン4番巻の2得点でスタートしたが、後半8分からの7番藤井の、7mスローを皮切りに3番髙田、7番藤井らの5連取で突き放しにかかるオムロンに対し、 三重は、15番伊藤の速攻などで追いすがるが、中盤の1得点(10~20分)のみ。オーバーステップ、パスミス等が多い三重を中盤以降4得点に押さえたオムロンが、後半16-7と圧勝した試合であった。両チーム共、ミスの多い試合であった。