第34回日本リーグ2009-2010 Season
試合結果
JHL戦況報告 第17週
第1日・2010/01/30(土)
第2日・2010/01/31(日)
◆ 男 子 ◆
トヨタ紡織九州 29 (11-12, 18-12) 24 琉球コラソン
- 『トヨタ紡織九州、粘る琉球コラソンを振り切る!』
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トヨタ紡織九州のスローオフでゲームが開始。3:3ディフェンスをとる琉球コラソンがパスカットから1点を先制。トヨタ紡織九州もリスタートからすかさず点を取り返す。その後、両チームともミスが続き得点が伸びない。その中でもトヨタ紡織九州のGK松野は再三のノーマークシュート、7Mスローを阻止しピンチを救った。前半、残り10分まで一進一退の攻防を練り返していたがトヨタ紡織九州は琉球コラソンの連続ミスを速攻につなげ2点リードを奪う。しかし、琉球コラソンもGK内田とCP高田の活躍で再度逆転し、12対11と琉球コラソンの1点リードで前半を終了。
後半は、琉球コラソンのスローオフでゲームがスタートし早々に1点を奪い2点差とするがトヨタ紡織九州もセットプレーで2連続得点をし同点。その後も両チームGKによる再三のファインセーブもあり、一進一退の攻防が続く。しかし、トヨタ紡織九州の村上(秀)の活躍で19対16とトヨタ紡織九州が3点リードしたところで琉球コラソンはたまらずタイムアウト。琉球コラソンもねばりを見せるが、逆転することができず29対24でトヨタ紡織九州が今シーズン最終戦を飾った。
この試合で、トヨタ紡織九州・呉相民選手が通算600得点を、村上秀行選手が通算500得点を達成した。
◆ 女 子 ◆
北國銀行 26 (14- 9, 12-14) 23 広島メイプルレッズ
- 『北國、プレーオフに向けて順調な仕上がり!』
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開始早々、18番若松の速攻、13番仲宗根のミドルで北國が連取する。広島も2番土屋のポストで反撃。北國はエース4番上町のミドル、9番横嶋のポストで着実に加点する。一方の広島はエース6番植垣の豪快なロング、11番五月女のミドルで得点し食い下がるも、パワープレー時の7mスローを外すなど、ここ一本の大切な場面で北國の堅い守りに阻まれ、なかなか追いつけない展開が続く。北國は前半残り5分から、5番宮前のサイドによる、2連続ゴールが決まり、前半を14対9と北國が5点リードで折り返す。
後半早々、両チームともにディフェンスが荒くなり、退場者を出す苦しい展開になるなか、広島は2番土屋の連続ポスト、6番植垣の7mスローを含む3連続ゴールで主導権を握る。北國は15分過ぎからディフェンス形態を4-2に変え、攻撃的なディフェンスから速攻が出始め、20分過ぎからは本来の動きを取り戻す。北國4番上町8得点、広島6番植垣9得点と、両チームのエースが活躍したゲームは、前半のリードを守り切った北國が26対23で逃げ切った。
この試合で、広島メイプルレッズ・土屋選手が通算200得点達成を達成した。
◆ 男 子 ◆
トヨタ車体 30 (11-11, 19-12) 23 北陸電力
- 『トヨタ車体が北陸電力に競り勝ち、プレーオフ進出を決める!』
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北陸電力のスローオフで試合開始。トヨタ車体は0-6ディフェンス、対照的に北陸電力は3-2-1の攻撃的なディフェンスで対抗する。双方のディフェンスが良く機能し、ゴールキーパーの堅守もあってロースコアの試合展開となる。攻撃でも両チーム、ロングシュートを中心に加点し、互角の戦いをみせる。トヨタ車体は速攻で得点を重ね、前半途中には8-5とリードを広げるが、北陸電力はチームタイムアウトを取ったあと持ち直し、3回の退場を受けながらも前半を11-11の同点で折り返した。
後半、トヨタ車体は1-5ディフェンスに切り替え、北陸電力のロングシュートに対抗、守りからリズムを作る。コートを広く使った攻撃で得点を重ねるトヨタ車体に対し、北陸電力もロングシュート、速攻で加点するが23分過ぎには9点差を付けられてしまう。その後、北陸電力は4連続得点し追い上げるが、トヨタ車体が振り切って30-23で勝利し、プレーオフ進出を決めた。
湧永製薬 31 (17- 6, 14-14) 20 豊田合成
- 『湧永製薬、豊田合成に快勝!』
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前半開始2分、湧永製薬No.2谷村のカットインからの得点を皮切りに、No.6山中の豪快なロングシュートなど5連取で湧永製薬がペースを掴む。湧永製薬ゴールキーパーNo.1志水の再三のファインセーブを速攻につなげた湧永製薬は、前半20分までに20-3の大量リードを奪う。豊田合成もNo.13今村のロングシュートなどで反撃するが17-6湧永製薬が11点差を付けて前半を折り返す。
後半、豊田合成No.14中村のポストシュートでスタート。前半と違い両チーム点の取り合いとなる。豊田合成はゴールキーパーNo.16藤堂が、湧永製薬の7mスローを再三セーブし活躍をみせるものの、湧永製薬が堅いディフェンスでつけた前半のリードを守り勝利した。
◆ 女 子 ◆
三重バイオレットアイリス 27 (13- 6, 14- 7) 13 HC名古屋
- 『バイオレット、立ち上がりの9連続得点でペースをつかみHC名古屋に快勝!』
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前半立ち上がり、両チーム動きがかたく、3分近くノーゴールが続くが、三重バイオレットアイリスNo.15伊藤の7mスローによる得点を皮切りに、No.3桂のポストシュートなど15分までに9連続得点、ゴールキーパーNo.12毛利の好セーブもあり、一気にリードを奪った。このまま一方的なゲームになるかと思われたが、HC名古屋も反撃。No.11高橋(玲)のサイドシュートやNo.6鈴木のロングシュートなどで逆に5連取し前半24分には10-6と盛り返した。三重バイオレットはタイムアウトで落ち着きを取り戻し、No.5宮下のミドル、No.2横川の速攻などで3連取し前半を13-6、7点差で前半を終了する。
後半はHC名古屋No.6鈴木、No.9外本らで反撃するも、三重バイオレットはNo.10橋本、No.13星野、No.2横川らが良く走り、速攻で加点し大きくリードを広げ、ホーム最終戦を勝利で飾った。三重バイオレットゴールキーパーNo.12毛利、エースのNo.15伊藤の活躍が目立った。
この試合で、三重バイオレットアイリスNo.15伊藤亜衣美選手が、日本リーグ通算200得点を達成した。
オムロン 24 (15- 6, 9-16) 22 ソニーセミコンダクタ九州
- 『上位対決は、オムロンが逃げ切りソニーを破る!』
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後半戦を占う大事な一戦は、ソニーのスローオフでスタートした。先取点はオムロンNo.17東濱のカットインからの得点だった。序盤、両チームのゴールキーパーの好セーブで、前半10分で4-4の両者譲らない展開となる。中盤はオムロンが流れを掴み、ゴールキーパーの攻守や、No.7藤井の得点で前半20分に9-5とリードを広げた。ソニーはタイムアウトをとり立て直しを図るが、流れは変わらず、オムロンはNo.7藤井のミドル、No.2城内の速攻、No.17東濱の連続得点により加点。ソニーは焦りから、パスミス、シュートミスが目立ち、前半を15対6、オムロン大量リードで折り返す。
後半立ち上がり、ソニーは攻撃的なディフェンスから速攻を連発し、後半5分には16対11まで追い上げる。その後、オムロンはNo.7藤井、ソニーはNo.2郭を中心に5点差のまま一進一退の展開となる。20分過ぎにソニーの速攻が決まりだし、23分には3点差となったところで、オムロンがタイムアウトをとる。終盤、オムロンはNo.17東濱がロングシュートを連発、No.9高栖のポストシュートなどで猛追するソニーを振り切って勝利した。