第35回日本リーグ2010-2011 Season
試合結果
JHL戦況報告 第6週
第1日・2010/10/16(土)
第2日・2010/10/17(日)
◆ 男 子 ◆
トヨタ紡織九州 32 (13-12, 19-11) 23 北陸電力
- 『地力に勝る紡織、アウェーで北電を一蹴!』
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今シーズン2勝目を目指す北陸電力のスローオフで試合がスタート。北陸電力は、紡織の固いディフェンスを崩せず前半9分過ぎまで無得点。一方紡織は、7番呉選手を中心としたボール回しにより着実に得点を重ねていく。なかなか波に乗れない北陸電力であったが、3番神田選手の得点をきっかけに追撃体制に入り、前半15分過ぎ、5番桜井選手の倒れ込みながらのミドルシュートで6対6の同点に追いつく。その後、北陸電力は2番髙橋選手の速攻や21番ゴールキーパー有江選手のスーパーセーブが炸裂。紡織は10番海道選手にブライドシュート8番佐久間選手の速攻などで両チーム譲らず、前半は13対12北陸電力1点のビハインドで折り返す。
後半に入り、キープレーヤー7番呉選手をオフェンスのみに集中させた紡織は、6番村上選手の2得点の活躍などで確実に得点を重ねていく。13対18の5点差となった7分過ぎ、たまらず北陸電力タイムアウト。直後、9番落合選手の倒れ込みシュートで反撃を開始したが、紡織はセンタープレーヤー3番西端選手を中心とした一線ディフェンスが機能し、北陸電力の攻撃をことごとくつぶしていく。後半15分過ぎ、16対24と8点ビハインドの北陸電力は、点差を少しでも縮めようとセンタープレーヤ4番切越選手をオフェンスに起用するも、紡織の流れは止められず23対32で試合終了。終わってみれば、昨シーズン4位紡織の強さをまざまざと見せつけられた一戦であった。
大崎電気 30 (14-15, 16-12) 27 大同特殊鋼
- 『全勝同士の首位決戦は、大崎が大同に競り勝つ!』
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5戦全勝で試合を迎えた両チーム。気合が入ったゲームスタートであった。立ち上がり大同No.2棚原の得点で始まったが、大崎は大同のゴールキーパーNo.12東の好守にはばまれ得点につながらず、さらに、大崎No.9永島の退場で流れにのれなかった。大同はNo.9武田の得点で前半8分4-0とリードした。一方、大崎はスターティングに入らなかったNo.77宮崎を投入し得点を加え、前半12分6-5と逆転した。大同はすぐにNo.4末松の得点で同点に追いついた。その後、両チーム一進一退を繰り返し大同15-14で前半終了。
後半に入り両チーム得点をするが、点差を広げることができず、後半10分過ぎで19-19。ここから、大同は、ゴールキーパーNo.12高木の好セーブをきっかけにNo.2棚原、No.4末松らの3連続得点で、13分22-19と3点リード。これに対し大崎は、No.14岩永、No.20石川、No.3小澤らの4連取で後半19分には23-22と逆転した。その後、一進一退の攻防が続くが、大崎は、後半28分No.6豊田の得点で29-27。さらに大崎はNo.13森が得点をし、30-27で大崎が競り勝った。
◆ 女 子 ◆
オムロン 31 (18- 8, 13-14) 22 三重バイオレットアイリス
- 『オムロン、豊富な運動量で三重を下し4勝目!』
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序盤からオムロンが高田、城内などの速攻を絡めた攻撃で点差を広げていく。これに対して、三重バイオレットアイリスはオムロンのフットワークのある0-6ディフェンスを攻めあぐみ、なかなかシュートが打てない。中盤に入り、三重は、ゴールキーパー浅井の好セーブが出たものの、オムロンの得点ペースは衰えず、前半は18-8オムロンが10点リードで終えた。
後半に入り、三重バイオレットアイリスは足が動くようになり、うまく伊藤につなげる事が出来るようになった。三重バイオレットアイリスは伊藤のチーム内での11連続得点で反撃したが、オムロンも藤井や東濱のロングシュート、カットインシュートで対抗、結局、オムロンが前半のリードを守り4勝目をあげた。
広島メイプルレッズ 35 (23- 4, 12- 6) 10 HC名古屋
- 『今年最後のホームゲーム、メイプル大勝4勝目をあげる!』
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オープニングシュートは先週リーグ300得点を達成した植垣。ロングシュートがきれいに決まり、メイプルレッズが先制する。名古屋はよく足を動かし、懸命にディフェンスをするが、チャンスを確実に得点に結びつけるメイプルが徐々に点差を広げていく。6点差となった9分、名古屋は早くもタイムアウトを要求、悪い流れを断ち切ろうとする。しかし、名古屋は攻撃の糸口が見つからず、メイプルの速攻を次々とゆるした。前半は終始メイプルレッズの大量リードで折り返した。
後半に入っても、ロングレンジからのシュートを狙わない名古屋の攻撃では、メイプルディフェンスを崩すことができない。メイプルは大量リードをバックに、呉はベンチにさがったまま。控え選手を次々に投入し余裕の展開。最後まで試合を有利に進めたメイプルレッズが35-10で圧勝した。
◆ 男 子 ◆
湧永製薬 28 (17-12, 11-10) 22 豊田合成
- 『湧永逃げ切り、4勝目をあげる!』
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豊田合成のスローオフで試合開始。出だし、湧永製薬は高いディフェンスでパスミスを誘い、またシュートブロックから速攻に持ち込み、13番新、23番東長濱で連続得点し、主導権を握る。また早々にディフェンスミスで豊田合成3番原の退場もあり、6-0と湧永製薬がリードする。しかし、豊田合成は3-2-1のアングレッシブなディフェンスや、失点後もクイックスタートによる攻撃を展開、勢いを落とさないで得点する。豊田合成は13番今村がロングシュートでチーム初得点を奪ってからリズムに乗り、その後は互角な戦いで25分には3点差まで差を縮める。しかし湧永も得点を重ね、前半は17-12湧永製薬リードで折り返す。
後半、互いにスピードあるゲームが展開され、一進一退の攻防が続く。9分、豊田合成が連続得点により2点差まで詰め寄るなどスピードを落とさない豊田合成であったが、パワーに勝る湧永製薬が前半のリードもあり、28-22で勝利した。
◆ 女 子 ◆
ソニーセミコンダクタ九州 26 (13-12, 13-11) 23 北國銀行
- 『全勝の北國に黒星! ソニーGK中島、7mスロー6本阻止!』
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快調に首位を走る北國だが、前週にエースNo.4上町を怪我で欠き、苦しい状態で難敵ソニーを迎え討つ。まず主導権を握ったのはソニー。No.5田中のミドルシュートやカットインで5連取。守ってもNo.12ゴールキーパー飛田が次々とセーブし、9分7-1とリードした。追いかける北國はレフトバックにNo.8中村、センターバックにNo.6佐久川を投入し、流れを変える。12分No.18若松のサイドで反撃を開始すると、18分からは速攻で5連取し逆転に成功。その後ソニーはNo.4高橋の速攻などで加点し、前半は13-12とソニー1点リードで終了。
後半に入るとソニーはNo.18張の速攻やミドルシュートなどで北國を引き離しにかかる。北國はNo.5樋口のミドルシュートやカットインで必死に追うが、せっかく得た 7mスローのチャンスに、ソニーGKNo.1中島が立ち阻る。この日、北國9本の7mスローを実に6本シャットアウト。北國は28分、ソニーNo.9高栖退場の最後のチャンスも、No.5田中に連続してサイドを割られ万事休す。ホームで痛い一敗を喫した。