第36回日本リーグ2011-2012 Season
試合結果
JHL戦況報告 第7週
第1日・2011/12/07(水)
第2日・2011/12/10(土)
第3日・2011/12/11(日)
◆ 男 子 ◆
大崎電気 36 (13- 8, 23-16) 24 トヨタ紡織九州
- 『堅守で大崎快勝! 守護神・浦和、好セーブ連発!』
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埼玉県開催で地元、大崎電気への大声援の中、トヨタ紡織九州のスローオフで試合がスタート。前半立ち上がり、大崎電気は小澤の速攻、永島のポストシュート、石川のミドルなどで得点する。一方、トヨタ紡織九州は、藤山の速攻、村山のカットインで応戦するも、大崎電気ペースでゲームは進む。中盤までは、両ゴールキーパーの活躍により、14分まで6-2とロースコアな展開で大崎電気がリードする。その後は、スピーディーな展開の中で、石川のミドル、横地の2連続得点、内田のサイドシュートなどで大崎電気が確実に得点を重ね、23分11-6と大崎電気がリードした所で、トヨタ紡織九州はたまらずタイムアウト。その後、トヨタ紡織九州はペースを取り戻しつつも13-8と大崎電気が5点リードで前半を折り返す。
後半は、ディフェンスからの速攻や得点後のクイックスタートも含め、スピーディーな展開。両チーム点の取り合いで10分までに18-11、15分までに21-12と大崎電気が徐々にリードを広げる。中盤以降、トヨタ紡織九州が変則的なディフェンスで応戦するも、一歩およばず、36-24で大崎電気が勝利した。
◆ 男 子 ◆
琉球コラソン 28 (15- 9, 13-13) 22 北陸電力
- 『好調琉球コラソン、冬の北陸で4勝目!』
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琉球コラソンNo.5村山選手のミドルレンジからのランニングシュートで試合が動きだす。北陸電力も、先週7mスロー通算100得点を達成した北陸電力No.5桜井選手、No.4切越選手のミドルシュートで応戦。序盤は一進一退の攻防を繰り広げる。前週トヨタ紡織九州を破り波に乗る琉球コラソンは、高い3・2・1ディフェンスで北陸電力のミスを誘い、速攻と手堅いセットオフェンスで得点を重ねていく。北陸電力もNo.12GK廣瀬選手のスーパーセーブで何度かピンチを凌ぐが、徐々に点差を広げられ前半を9-15琉球コラソンリードで折り返す。
後半開始早々、No.5桜井選手、No.17赤塚選手の連続得点で追い上げる北陸電力であったが、後半3分過ぎNo.13山原選手の退場もあり、なかなかリズムに乗れない。一方琉球琉球コラソンは、本日絶好調No.11榎本選手のカットインシュートで確実に点数を重ねていく。なんとか点差を縮めたい北陸電力は、No.8サウスポー杉山選手を投入。必死の追い上げをみせるが、琉球コラソンペースをなかなか崩せない。試合終盤まで運動量が落ちない琉球コラソンは、危なげない試合運びで北陸電力を一蹴、28-22で勝利した。琉球コラソンの好調さが光った試合であった。
大同特殊鋼 30 (15-15, 15-10) 25 トヨタ車体
- 『大同、GK東の活躍でトヨタ車体に快勝!』
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首位攻防の一戦は、両チーム大声援のなかトヨタ車体のスローオフでゲームがスタートした。試合は、大同10番岸川の速攻で大同が先制するとトヨタ車体のミスにつけこみ一気に4連取し5分4-0とリードする。このまま大同ペースで試合が進むが、中盤大同の退場をきっかけにトヨタ車体5番高智、22番門山の得点などで1点差まで迫る。しかしその後大同のディフェンスが安定し20分3点リードとする。26分トヨタ車体は門山の退場でピンチをむかえるが、ここを7mスローのみの失点でしのぎ、ラスト10秒10番木切倉の得点で同点に追いつき15-15で前半終了。
後半、大同はGKを16東に代える。この起用が当たる。16番東は、トヨタ車体のシュートをことごとくセーブし、大同がペースをつかむ。オフェンスにおいても武田のディスタンスを中心に得点を重ね残り10分6点差となる。トヨタ車体も4番佐々木の速攻などで最後の頑張りを見せるが、30-25で大同が勝利した。
トヨタ紡織九州 34 (15-13, 19-15) 28 豊田合成
- 『トヨタ紡織九州、豊田合成の追い上げをかわし4勝目!』
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現在、6位のトヨタ紡織九州と7位豊田合成、どちらも勝ってプレーオフ進出に望みをつなぎたい一戦。両者とも出だしから、スピーディーな展開を見せる。合成は4番野田からの展開で、紡織は7番呉からの好配球で得点をあげる。8分まで両者一歩も譲らず4-4。しかし中盤、抜け出したのは紡織。GK松野のセーブもあり、13分には4-7と3点差をつける。しかし、合成も粘りを見せる。紡織のミスから速攻をつなげ応戦、17分過ぎには9-9の同点に追いつく。合成は5-1の変則マンツーマンディフェンスに変えて、紡織の攻撃のリズムを崩し、24分には13-11とし、逆に2点のリードを奪う。紡織は苦しみながらも合成の退場を機に、再逆転、15-13で前半を折り返した。
後半に入っても、一進一退の攻防が続き、退場で流れを失いかけた合成だが、GK藤堂が踏ん張り、6分には17-17と同点に追いつく。紡織にも退場者が連続し、合成に流れが傾きかけたが、サイド村上の得点や負傷した松野に代わりに入ったGK下野の活躍もあり、16分過ぎには27-24で紡織が3点リードする。合成は野田を軸とした攻撃も精度を欠き、守っても20番 藤山らに打ち込まれ、22分には6点差、32-26とされた。その後、両チームとも得点は伸びず、34-28でトヨタ紡織が6点差で勝利した。
大崎電気 31 (15-18, 16-12) 30 湧永製薬
- 『大崎電気、湧永製薬との接戦を制し8勝目!』
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湧永製薬は地元に首位の大崎電気を迎えての一戦。先週、大同に痛い星を落とした湧永は負けられない戦い。大崎が小澤の速攻とリバンドからのシュートで幸先よくスタート。湧永も大崎の高いディフェンスの裏をうまく使いポストで応戦。GK志水の好守もあり、9分まで5-4と僅差でリード。湧永は固い守りと樋口のステップシュートなど全員攻撃で徐々にペースを握り、15分過ぎまでに、10-5と主導権を握る。大崎も、途中出場の宮﨑が得点を重ね応戦するも、リズムに乗れず、じりじりとリードを広げられ、23分には16-9と7点差となる。終盤に入っても流れは湧永であったが、連続退場者を出し、大崎に得点を許し、18-15の3点差で折り返した。
後半、大崎は出だしから宮﨑を起用、前半終了間際の勢いを持続、徐々に点差を詰め、4分過ぎには18-18と同点に追いつく。中盤に入り、両者退場者を出す激しい展開に。その中でシュートを確実に決めた大崎が逆転に成功し、リードを保つ。13分まで24-22と2点差。粘る湧永も佐藤、木村らが得点し、一進一退の攻防が続く。残り5分を切って30-30の同点、緊迫した展開に。ここで均衡を破ったのはやはり大崎・宮﨑、カットインで決勝打となる31点目をあげゲーム終了。大崎が勝利を収めた。湧永は地元で2連敗、痛い星を落とした。
◆ 男 子 ◆
トヨタ車体 35 (15-12, 20-11) 23 琉球コラソン
- 『トヨタ車体、琉球コラソンに貫禄勝利!』
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上位に食い込む為には、どちらのチームも白星をあげたい大事な試合は、琉球コラソン5番村山の先制点で始まった。トヨタ車体も地元出身の3番石戸や17番香川の活躍などで除々に主導権を握る。琉球コラソンもアグレッシブなディフェエンスからトヨタ車体のオフェンスリズムを崩し速攻につなげていく展開となる。
3点差で折り返した後半は、琉球コラソンのディフェンスをなかなか崩せないトヨタ車体だったが、琉球コラソンの退場から除々にペースをつかみ始め13番富田のポストシュートなどから点差を広げる。琉球コラソンは22番GK石田が好守するも、トヨタ車体の勢いを止めることができず12点差をつけトヨタ車体が貫禄の勝利となった。
大同特殊鋼 37 (18-10, 19- 8) 18 北陸電力
- 『大同特殊鋼、北陸電力に大勝、プレーオフ進出を決める!』
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連敗を止めたい北陸電力と首位を堅守したい大同特殊鋼との対戦は、大同15番山城のサイドシュート、北陸電力5番桜井のミドルシュートなどで両者譲らない展開でスタートした。しかし、前半12分過ぎから大同特殊鋼の堅いディフェンスから14番千々波の速攻などで一挙に8連続得点で完全にペースをつかむ。北陸電力も9番落合の速攻などでくらいつくが、連続得点が響き8点差で折り返す。
後半に入ってもバリエーションあふれる攻撃から大同特殊鋼ペースで試合が動く。大同特殊鋼は、序盤から中盤にかけて、怒濤の15連続得点で完全に試合を決めるが、北陸電力も13番山原の速攻などで最後まで諦めずプレイする。最後は、19点差の大差となり大同特殊鋼が、圧倒的な力を見せ付けたゲームとなった。
湧永製薬 33 (15-16, 18-10) 26 豊田合成
- 『湧永見事な逆転勝利。地元初勝利で6勝目!』
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地元で勝ち星のない湧永製薬は、是非とも勝利したい戦い。豊田合成のスローオフで始まった一戦は、ポスト15番今井の得点で湧永製薬が幸先よくスタート。3連続得点の後、豊田合成に撃ち返されるが、豊田合成の高いディフェンスを攻略し、優位にゲームを進める。豊田合成もすかさず、13番今村、10番森光らが得点し、10分まで、5-5と振り出しに戻す。豊田合成はここから、GK16番藤堂の好セーブもあり、たたみかけ4連取。14分までに9-6と3点差とし形勢を逆転させた。中盤以降も豊田合成ペースは変わらず、22分まで12-9とリードを保つ。湧永製薬は、17番古家が個人技で得点をあげるものの、ディフェンスが踏ん張りきれず、ペースがつかめないまま終盤へ。ここから、9番佐藤の連続得点、速攻から17番古家が打ち込み、一気に同点。その後点の取り合いで16-15、豊田合成の1点リードで折り返した。
後半、豊田合成はダブルマンツーマンを仕掛け、湧永製薬のリズムを崩そうとするが、シュートが決まらず、逆に途中出場の2番谷村、18番中浦に打ち込まれ、逆転を許す。6分までに湧永製薬が20-16と一気に4点差をつける。ペースを握った湧永製薬は、徐々に点差を広げ、14分には25-19と6点差とし、ゲームを優位に進める。豊田合成も4番野田、ポスト14番中村を中心に攻め、粘りを見せるが、要所で湧永製薬の23番東長濱に打ち込まれ、反撃できないまま終盤へ。湧永製薬がそのまま逃げ切り33-26で終了。途中交代して好セーブをみせた湧永製薬16番松村選手の活躍が光った。