第39回日本リーグ
2014-2015 Season

試合結果

JHL戦況報告　第2週

第1日・2014/11/01(土)
 
第2日・2014/11/02(日)
 
第3日・2014/11/03(月)

　◆　男　子　◆

大崎電気　　　　26 (12-11, 14-10) 21　大同特殊鋼

  • 　『大崎が逃げ切る』
  • 　開始2分、大同が8番久保のステップシュートで先制。大同の速攻、大崎の流れを止めない攻撃など10分で5-5、20分に8-8と、一進一退の攻防が繰り広げられる。20分から22分で大崎が速攻で3連取し、11-8と突き放すも、大同は3番野村、9番武田の1対1からのミドルシュートなどで詰め寄るが、12-11と大崎リードで前半を折り返す。
    　大同は後半、8番久保のステップシュート、5番石橋のサイドシュートなどで15-13と逆転に成功するも、大崎がパスカットからの速攻を中心に、11分までに20-16と再逆転する。たまらず末松監督はタイムアウトをとるも、大崎の勢いは止まらず、22分で24ー16となる。しかし、大崎9番森の退場を機に、大同が3番野村のロングシュート、11番平子のサイドシュートで詰め寄るも、26-21で大崎が逃げ切った。
    　
    　

トヨタ車体　　　37 (19-13, 18-12) 25　トヨタ紡織九州

  • 　『車体が紡織を圧倒し快勝！！』
  • 　紡織のスローオフで試合開始。車体３番石戸のシュートで先行すると、紡織は11番栗崎のポストシュートで応戦する。前半３分まで一進一退だったが、次第に車体が得点を重ねリードを広げる展開に。紡織は13番柳、20番八巻で得点するも、8分に退場者を出すなどして、10-4と車体が６点リードする。その後、11分と12分に退場者を２人出した車体だが、紡織の高めのディフェンスにも落ち着いて対応し得点を重ねていく。紡織は３番田中、19番鈴木済で得点を重ねるが、19-13と車体が６点リードで折り返す。
    　後半開始直後、紡織は13番柳が得点するも、速攻での得点チャンスも決められず流れを作れない。車体のシュートに対して紡織ＧＫ１番松野がナイスキーピングをみせるが、車体ＧＫ21番甲斐も得点を許さず流れを車体に引き寄せる。車体は堅実なディフェンス、確実に得点を重ねるゲームを運びで、終始優位な展開を繰り広げる。紡織は20分過ぎマンツーマンディフェンスをするが、車体に上手く攻められ得点差を縮められず、終わってみれば37-25と車体が紡織を圧倒した。

トヨタ自動車東日本　36 (20-18, 16-15) 33　豊田合成

  • 　『トヨタ自動車東日本が接戦を制す』
  • 　昨年王者の大同から金星を奪った合成のスローオフで試合開始。開始早々に合成21番小塩が得点。すぐに東日本も4番山田の得点で応戦する。東日本の3-2-1ディフェンスに対してパスワーク、ステップワークを活かし得点を重ねる合成。10分には9-4と5点差で優位に立つ。東日本は、タイムアウト後にＧＫを交代させると1番長瀬の好セーブもあり、10番玉井の活躍などで16分には11-11と同点と追い上げる。その後も両者一進一退の戦いを繰り広げるが、22分には逆転に成功した東日本。20-18で東日本がリードして前半終了。
    　後半は、それぞれ得点を重ね4分には22-22の同点となるが、東日本は10番玉井の得点、ＧＫ1番長瀬の好セーブで再びリードを奪う。合成も負けじと21番小塩のロングシュート、サイドシュートで応戦する。しかし、東日本の8番松本、9番吉田が着実に得点を重ねていく。合成も20番出村、21番小塩で反撃するが、東日本10番玉井を中心に引き離した形となり36-33で東日本が勝利した。

湧永製薬　　　　25 (15-16, 10- 8) 24　琉球コラソン

  • 　『湧永ホーム開幕戦白星発進！！』
  • 　湧永のホーム開幕戦。湧永は最初にゴールを奪われる形になるが、コラソンの反則で得た７ｍスローを11番樋口が落ち着いて決める。その後、両チームが得点を取り合い、ドイツから帰ってきた２番谷村の活躍で湧永がリードするが、10分過ぎには5-5の同点。湧永はコンビネーションプレーで得点を重ね、コラソンは33番東長濱のミドル、GK22番石田好セーブにより点差を縮めようとする。また、コラソンは高めのディフェンスシステムでプレッシャーを掛けることに成功。次第に点差が無くなり再び同点に追いつく。そして、湧永の反則で得た７ｍスローのチャンスを、コラソン1番棚原が得点し逆転に成功。一進一退の攻防で両チームとも得点を重ね、16-15でコラソンリードで前半終了。
    　後半、コラソンは15番松信のポストシュートで引き離そうとするが、湧永も６番野村、２番谷村と連続得点で17-17の同点に追いつく。10分過ぎには湧永２番谷村が２分間退場となり、苦しい展開となるが、点差が開かないようにディフェンスで踏ん張る。これをきっかけに15分過ぎに20-21と追い上げをみせる湧永。ＧＫ１番志水の好セーブから得点を呼び込み21-21の同点とする。20分過ぎには、湧永18番中浦がカットインからコラソンの反則を誘い、６番野村が７ｍスローを決め逆転。新加入24番シグフソンも終盤に途中出場し、少ない時間の中で得点を挙げ、ＧＫ1番志水の好セーブから流れを呼び込み、苦しい接戦を制しホーム開幕戦を白星で飾った。

　◆　女　子　◆

広島メイプルレッズ　26 (15-14, 11-11) 25　飛騨高山ブラックブルズ岐阜

  • 　『ブラックブルズ、惜しい一戦』
  • 　試合開始40秒、メイプルは15番高山のポストプレーで先制。対するブラックブルズは3番比嘉桃子の速攻からの得点で一進一退の熱戦となる。均衡を破ったのはメイプル。7番宋、15番高山のクイックスタートからの連続得点でリードする。これには山川監督が、タイムアウトを取り戦術を修正すると再び接戦に。呉監督も21分にタイムアウトで展開を有利に進めようとするが、15-14とメイプルの1点リードで前半を終了。
    　後半、ディフェンスを上げたメイプルに攻めあぐねるブラックブルズ。メイプルは速攻を中心に3点リード。3分に山川監督は、早くもタイムアウト申請すると、11番柴田、17番金を中心にカットイン、ポストと多様な攻めで再び接戦に。しかし、メイプルは持ち前のスピードとミスの少ないパスワークからリードを守り26-25と勝利を挙げた。地元高山で意地を示したブラックブルズの気迫溢れる一戦であった。
    　
    　

ソニーセミコンダクタ　28 (13-11, 15-10) 21　三重バイオレットアイリス

  • 　『ソニーセミコンダクタ初戦を制す』
  • 　試合開始直後、21番池原のサイドシュートで先制した三重。対するソニーは15番安倍、18番藤井のロングなどですぐさま3連取、5分を過ぎ3-1とリードする。その後、試合の主導権を握ったのはソニー。5番田中のスカイなどで着実に得点を重ねる。しかし、三重も粘り強くソニーにくらいつき21番池原、15番多田が得点を重ねるも、前半は13-11とソニーが2点リードで折り返した。
    　後半立ち上がりに流れをつかんだのはソニー。スピーディーで巧みなボール回しから18番藤井、17番錦織らで一気に5連続得点。8分には18-11とリードを7点に広げる。その後も優位を保つソニーに対し、19番万谷の得点で反撃する三重であったが及ばず。ソニーセミコンダクタが今期リーグ初勝利を飾った。
    　
    　

北國銀行　　　　33 (13- 6, 20- 2) 8　ＨＣ名古屋

  • 　『北國完勝、あぶなげなく2勝目をあげる』
  • 　17番八十島のサイドシュートで先制した北國。その直後、名古屋は得点源の4番福井が負傷退場。試合は北國優勢で進み19分には7-4。ここから北國は4連続得点で11-4、リードを一気に7点と広げる。4番福井を欠く名古屋はセットオフェンスによる得点が伸びず苦戦が続いた。
    　後半、名古屋のセットオフェンスを完全に押さえ込んだ北國は13番横嶋彩のロング、4番角南唯のカットインなどで8連取。8分には21-6とリードを15点に広げ、試合を決めにかかる。その後も加点し続けた北國は、後半の失点を2点に押さえ完勝、2勝目をあげた。
    　
    　

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