第40回日本リーグ

2015-2016 Season

試合結果

JHL戦況報告　第14週

第1日・2016/03/05(土)

第2日・2016/03/06(日)

　◆　男　子　◆

大同特殊鋼　　　29 (13-13, 16-15) 28　琉球コラソン

　『大同、プレーオフ進出へ大きな一勝』
　試合開始早々、大同のニューフェイス、２０番東江が脚を痛めて交代するというアクシデントがあったが、ピボットプレーヤー２２番朴を中心とした攻撃や、３番野村の速攻でリズムを作る大同に対し、コラソンはハーフコートをフルに使ったアグレッシブなディフェンスと８８番趙のダイナミックなロングシュートで対抗し、１３-１３と全くの互角の勝負で前半を終える。
　後半に入ると、コラソンのリズムが崩れ、連続退場を繰り返す間に大同が４点差までリードを広げたが、タイムアウトからディフェンスを立て直したコラソンが、１番棚原を中心にジリジリと追い上げる白熱の展開になる。２８分にはコラソンが８８番趙のロングで２８-２７と１点リードするが、３番野村の連続得点で、２９－２８とした大同がプレーオフ進出に近づく勝利を挙げた。

トヨタ自動車東日本　26 (14-13, 12- 9) 22　トヨタ車体

　『トヨタ自動車東日本、初のプレーオフへ大きく前進』
　試合開始から車体は２２番門山、３番石戸を中心に多彩な攻撃を見せ、８分までに５-３とリードしたが、ホームの大声援を受けた東日本はGK１２番関口を中心に、粘り強いディフェンスから9番吉田の速攻、10番玉井のステップシュートなどで逆転し、前半を１４-１３で折り返す。
　後半勢いづく東日本対し、車体ベンチはベテランGK16番松村、司令塔10番木切倉を投入するも、流れを止めることはできず、2番濱口のロングなどで着実に加点した東日本が26-22で押し切った。この勝利は、東日本にとって初のプレーオフ進出へ向けた大きな1勝となった。

　◆　女　子　◆

オムロン　　　　17 (10- 7, 7- 7) 14　飛騨高山ブラックブルズ岐阜

　『ブラックブルズ、善戦するも勝利ならず』
　前半立ち上がり、ブラックブルズ３２番田中のシュートで試合が動き出す。対するオムロンは、４番吉田、１４番川俣らで得点を重ねていくが、両チームとも必死のディフェンスで警告が多くなり、２５分までに７－７とロースコアな展開となる。しかし、２５分にブラックブルズ５番池之端が退場している間に、オムロン２番澤田、８番松尾、１４番川俣の３連取で１０-７とオムロンが３点リードで前半を終える。
　後半追いつきたいブラックブルズは、５番池之端、２３番友野、８番松本の連続得点で９分までに１１－１１と追い上げを見せる。その後、両チームともキーパーの好セーブになかなか得点できずにいる中、オムロン２０番末吉、８番松尾が退場しコートプレーヤー５人の時間帯があったが、ここでブラックブルズが得点を重ねることができず、終盤にオムロンの連続得点を許すことになり、１７－１４のスコアでオムロンが逃げ切った。

　◆　男　子　◆

トヨタ車体　　　24 (10-11, 14-10) 21　湧永製薬

　『トヨタ車体が接戦を制す』
　前半、湧永製薬のスローオフで始まった試合は、湧永製薬が10番稲毛のポストシュートで先制する。トヨタ車体も3番石戸のカットインで得点を返し、序盤は一進一退の攻防となる。25分過ぎに湧永製薬9番佐藤のカットインから3連取し抜け出すも、トヨタ車体18番崎前が終了間際に技ありのループシュートを決め、11-10で前半を終える。
　後半は、トヨタ車体3番石戸がステップシュートで3連続得点を皮切りに8分で16-12とリードする。湧永製薬も10番稲毛のポストシュートなどで追いすがるも、再びトヨタ車体3番石戸のスタンディングシュートで突き放されてしまう。終盤両者互角の戦いを繰り広げ、最終的にトヨタ車体がリードを守りきり勝利した。

トヨタ自動車東日本　31 (18-13, 13-15) 28　琉球コラソン

　『トヨタ東日本、初のプレーオフ進出決定 !』
　前半、トヨタ東日本のスローオフで試合開始。琉球コラソンは積極的なプレスディフェンスをしかけ、相手のミスを誘うものの、トヨタ東日本は巧みなパスワークで琉球コラソンを翻弄。また10番玉井を中心に9番吉田の速攻と2番濱口のロングシュートが決まり、優位に試合を進めた。対する琉球コラソンもエースの1番棚原の活躍で追いすがるも、
　トヨタ東日本が5点のリードを守って前半を終えた。
　後半に入ると、ディフェンスシステムを変えた琉球コラソンは、攻守共にリズムがよくなり、88番趙のロングシュート、9番福田の速攻で3点差まで迫った。しかし、琉球コラソン16番GK内田が速攻中の相手コートプレーヤーと接触し失格となり、一度傾きかけた流れが再びトヨタ東日本へと流れた。トヨタ東日本は一時2点差まで詰め寄られるものの、ディフェンスからの速攻で着実に加点し、終始リードを守ったトヨタ東日本が勝利し、プレーオフ進出を決めた。

大崎電気　　　　27 (13- 9, 14-11) 20　大同特殊鋼

　『プレーオフ制覇につながる、自信の一勝』
　前半立ち上がり、両チーム共にGKを中心とした安定したディフェンスで一進一退の攻防がくりひろげられる。15分15番夏山のポストシュートを皮切りに大崎電気が3連取し8-5とリードを広げる。対する大同特殊鋼も多彩なセットプレーから4番藤江などのシュートで善戦するが固いディフェンスから速攻を主体に攻撃する大崎電気が13-9とリードして折り返す。
　後半は多彩なパスワークから攻撃を組み立てる大同特殊鋼が3番野村のミドルや22番朴のポストシュートでリズムをつかみ13分に17-17の同点に追いつく。一点を争う展開が続いたがGK木村を中心とした固いディフェンスから大崎電気が速攻につなげ得点を重ねる。24分から3連取し、大きくリードした大崎電気がそのままリードを守り、プレーオフに向けて大きな勝利となった。

　◆　女　子　◆

三重バイオレットアイリス　17 (10- 9, 7- 7) 16　ＨＣ名古屋

　『三重バイオレットアイリス1点差で逃げ切り、最終戦を飾る』
　三重バイオレットはこのゲームが今シーズンの最終戦。立ち上がりHC名古屋は13番水谷のロングが決まり先制。その後も11番安齋、13番水谷らで得点を奪うが、ナショナルプレーヤー2人を欠く三重バイオレットも10番河嶋の速攻などで得点し、10-9と1点リードで折り返した。
　後半に入っても両チーム攻撃に決め手を欠き、1点を争う接戦となり、HC名古屋は19分過ぎから8番竹内の2本のポストシュートで1点をリードする場面を作ったが、三重バイオレットは11番角南のポスト、10番河嶋の速攻で再逆転。粘るHC名古屋を振り切って、1点差で最終ゲームを白星で飾った。

ソニーセミコンダクタ　17 ( 7- 8, 10- 8) 16　広島メイプルレッズ

　『ソニー　プレーオフ進出決定 !』
　リオオリンピック最終予選直前合宿の為、両チーム3名を欠く状況。ナショナル組も一緒に戦いたい所だが、チームの底上げの絶好の機会で迎えた大一番。前半序盤2対1と広島メイプルリードの9分過ぎソニーSC15番安倍の速攻からの粘り腰で7mスローで得たチャンスに7番藤田が決め同点とする。広島メイプルは15番高山をサイドに置き、回り込みのミドルなどでシーソーゲームとなるが、要所で広島メイプル9番門谷が加点し、広島メイプルが1点リードで終了。
　広島メイプルは後半4番木田、15番高山、11番石田で3連取し、4点差。対するソニーSCは、10番川﨑のポスト、7番藤田の7mスロー、速攻で19分過ぎ同点に追いつく。広島メイプルは1番GK毛利が速攻ノーマークをずらされながらも粘りのキーピング、9番門谷のルーズボールの執念で要所をふんばる。残り36秒、16対16の同点の場面、ソニーSCボール。途中出場の9番古川のカットインで17-16でソニーSCの勝利。

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