第43回日本リーグ
2018-2019 Season
試合結果
RESULTS

JHL戦況報告　第1週

第1日・2018/09/22(土)
 
第2日・2018/09/24(月)

　◆　男　子　◆

大同特殊鋼　　　29 (17-12, 12-12) 24　トヨタ自動車東日本

  • 　『粘るトヨタ東日本を振り切って、大同特殊鋼、初戦を制す ! 』
  • 　大同特殊鋼のスローオフで、第43回日本ハンドボールリーグがスタートした。前半1分、トヨタ東日本No.2濱口のシュートで先制、その後は一進一退の攻防が続く。6分に大同特殊鋼No.8の朴がもらった7mスローをNo.14の尹が決め、じわじわと点差をつけていく。大同特殊鋼GKNo.12久保侑生の好セーブと、チャンスを確実に決める攻めで5点のリードで前半を終了した。
    　後半、互いに負傷者が出るスタートとなったが、大同特殊鋼の堅いディフェンスを崩し、トヨタ東日本No.13の桑名のシュートで始まる。大同特殊鋼GKNo.12久保侑生の好セーブと素早い動きから、トヨタ東日本はフィニッシュまでもっていくことが出来ない。しかし後半15分すぎ、トヨタ東日本No.19堤のシュートから得点を重ね、25分には3点差まで詰め寄る。しかし最後まで手堅く攻めた大同特殊鋼が24-29で初戦をものにした。

大崎電気　　　　39 (18-13, 21-11) 24　北陸電力

  • 　『四連覇を目指す大崎電気が、王者の実力を見せる』
  • 　前半序盤の展開は大崎電気リード。速いパス回しとポジションチェンジで北陸電力を揺さぶり、No.10小室が力強いポストプレーでゴールを奪う。対して北陸電力は速攻を中心に得点を重ね、1、2点差を追い続ける。しかし、途中出場でオフェンスだけ参加した大崎電気No.7宮﨑が、5得点の活躍を見せて前半を終える。
    　後半、早く負い付きたい北陸電力だが、大崎電気の堅いディフェンスに阻まれ、有効なシュートが打てない。No.21中山が1点取るも、大崎電気No.17植垣らの速攻の勢いが止まらない。北陸電力はNo.43銘苅、No.30川島が随所で反撃に掛かるが、一度作った流れのまま、大崎電気が圧巻の実力で試合を制した。

トヨタ車体　　　32 (17-12, 15-13) 25　湧永製薬

  • 　『昨年2位のトヨタ車体が幸先の良いスタートを切る！』
  • 　日本リーグ開幕戦の口火を切ったのは湧永製薬の佐藤、トヨタ車体も藤本が即座にやり返す。藤本、渡部の両サイドで得点を重ねる車体に対して、湧永製薬はポストの助安を中心に攻め立てる。しかし、要所でトヨタ車体のGK甲斐が好セーブを連発、湧永製薬のミスも重なり、前半はトヨタ車体が5点のリードで折り返す。
    　後半は、互いに退場者を出し合いながらも、両者とも集中したディフェンスを見せ、一進一退の攻防となった。成田を中心とする多彩な攻め手を見せ追いすがる湧永製薬だったが、藤本のスカイプレー、地元出身である高智の連続得点などで前半の点差を守り切ったトヨタ車体が開幕戦を勝利で飾った。

豊田合成　　　　37 (15-14, 22-12) 26　トヨタ紡織九州

  • 　『紡織　開幕戦　黒星で飾れず！』
  • 　前半1分合成No.10水町が先制点をあげるが、すかさずトヨタ紡織九州No.23金が得点。その後、両者一歩もゆずらず得点を重ねる。前半20分、トヨタ紡織九州のオフェンスミスが続き、豊田合成が14-10と引きはなすが、トヨタ紡織九州もNo.22酒井、No.10田中で得点し、前半を15-14で折りかえす。
    　後半5分までは、お互い緊張感ある攻防が続くが、7分すぎトヨタ紡織九州No.14梅本が退場し、豊田合成が確実に得点する。その後もトヨタ紡織九州のオフェンスミスが続き、豊田合成が確実に得点を重ね37-26で豊田合成が快勝した。

　◆　女　子　◆

北國銀行　　　　21 ( 6- 7, 15- 6) 13　プレステージ・インターナショナル　アランマーレ

  • 　『北國銀行、後半追いつき逆転勝利』
  • 　北國銀行のスローオフで開始された開幕戦。前半1分アランマーレNo.9横嶋の7mスローで先制する。その後もアランマーレはNo.9横嶋、No.11望月を中心とした攻撃で得点を重ね、GK、No.12安田の好守も光り、試合の主導権を奪う。一方、北國銀行GK、No.1寺田を中心とした堅いディフェンスとNo.14河田を中心とした力強いオフェンスで得点を重ね前半を7-6の1点差まで詰め寄り前半を折り返す。
    　後半開始もアランマーレNo.13園田がゴールを奪うもすぐさま北國銀行No.2田邉が取り返す一進一退の試合展開が繰り広げられるも北國銀行No.9横嶋を中心に攻めたて、ついに逆転に成功。アランマーレは後半、北國銀行のディフェンスを前に思うように得点を奪う事ができず、後半終了直前にNo.11望月のシュートで1点返すも13-21で試合終了となった。

広島メイプルレッズ　17 (11-10, 6- 6) 16　飛騨高山ブラックブルズ岐阜

  • 　『手堅い守備と試合巧者ぶりで広島メイプルが開幕戦勝利 ! 』
  • 　前半、両チーム6:0ディフェンスからゴール前を固めるスタートとなった。ブラックブルズは外側のシュートを田口がセーブする好スタートを切った。広島メイプルは間をしっかりと閉じるブラックブルズのディフェンスに苦戦しつつも、ディフェンスからの速攻で流れをつかもうとした。田口の好セーブ、広島メイプルの退場からブラックブルズが20分過ぎに3連取したが、その後は広島メイプルディフェンスが安定し広島メイプル1点リードで前半を終了した。
    　後半も両チームともよく守り、よく戻り、お互い簡単にゴールが割れず、緊張感ある展開が長い時間続いた。ブラックブルズは残り5分でややオープンなディフェンスで広島メイプルのテクニカルミスを誘い、その後の数的優位で得点し、残り90秒同点に追いついた。しかし、直後のオフェンスで数的不利ながら巧みなサインプレーで広島メイプルが1点逃げ切った。開幕戦にふさわしい好ゲームであった。

オムロン　　　　21 (11-11, 10- 8) 19　三重バイオレットアイリス

  • 　『後半抜け出したオムロンが接戦を制して開幕戦を飾る』
  • 　昨シーズン4位と5位の開幕戦。前半最初にペースをつかんだのはオムロン。No.6石井のカットインシュート、No.3相澤のサイドシュートなどで5分4-1とリードした。しかし、三重バイオレットもNo.10河嶋のサイドシュート、No.15多田の2本のシュートなどで追いつき、さらにNo.10河嶋、No.11團がたたみかけて、13分6-4と逆転した。ここでオムロンは、タイムアウトで一息入れると、No.6石井、No.2勝連で再び追いつき、ここからはまさに一進一退の攻防となり、11-11の同点で前半を終了。
    　後半に入り、No.6石井のポストシュート、No.4吉田の7mスローで先手を取ったオムロンは、その後もNo.8松尾、No.3相澤などで15分には17-13と差を広げた。三重バイオレットもGKNo.16花村が好守を見せ、No.20原、No.10河嶋などで追い上げたが、一歩届かなかった。

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング　28 (15-10, 13-12) 22　大阪ラヴィッツ

  • 　『ソニーSC、ホーム開幕戦を白星で飾る』
  • 　前半、開幕戦をホームで迎えたソニーSCは、新人・北原のミドルシュートで先攻する。その後もバランス良く得点を重ね、6連取に成功。ラヴィッツは、田中らの得点で一時は1点差まで詰め寄るが、ソニーSCは安倍、北原のロングシュートで悪い流れを断ち切った。
    　後半、ソニーSCは、バックプレーヤー陣のタイミングの良いロングシュートがよく決まり、6分過ぎには9点差をつける。ラヴィッツは儀間の効果的なカットイン、田中のサイドシュートで追い上げを見せるが、ソニーSCは控え選手も活躍を見せ28-22で勝利を飾った。

　◆　男　子　◆

豊田合成　　　　30 (13- 7, 17-16) 23　北陸電力

  • 　『豊田合成、堅実な好守で2勝目』
  • 　シーズン2試合目となる今試合。前半、北陸電力は早々に退場者を出すも、序盤から7人攻撃で積極的に仕掛ける豊田合成No.6松島、No.3藤坂の得点で食らいつく。12分過ぎ、北陸電力はミスから豊田合成に連続得点を許し4点差となる。豊田合成はNo.9趙や、No.21小塩の力強いミドルで流れを譲らず、No.1GK岩永の攻守で追いすがる北陸電力を突き放し、6点リードで前半を折り返した。
    　後半、北陸電力No.12GK矢作が起用に応え好守を見せ、No.3藤坂も気迫のプレーで得点する。豊田合成は堅守速攻からNo.21小塩、No.14樋口の得点でリードを守り、前半は拮抗した展開になるも13分、豊田合成No.9趙の連続得点で点差は最大の7点差に。その後も迫る北陸電力に対し、豊田合成はNo.11ウーゴを中心に危なげなく得点を重ね、30対23でホームの北陸電力を下した。

大同特殊鋼　　　30 (12-11, 18-14) 25　湧永製薬

  • 　『湧永製薬、地元勝利ならず』
  • 　地元開幕戦、勢いに乗りたい湧永製薬だが、大同特殊鋼No.14尹を中心としたプレーとNo.12GK久保の好セーブにより点差を縮めることができない。試合は大同特殊鋼優位のまま進み、25分に湧永製薬No.11矢田が2分間退場となり、湧永製薬は苦しい展開となる。ラスト1分で湧永製薬は速攻を2点決め、1点差まで詰め寄り前半終了。
    　後半、湧永製薬No.6野村がサイドシュートを決め同点に追いつく。大同特殊鋼No.24杉本の速攻やNo.14尹の得点が決まり、点差が離れてしまう。13分に湧永製薬No.12伊藤が7ｍスローをセーブ後、勢い取戻し1点差まで追いつくも地元初戦を勝利することはできなかった。

大崎電気　　　　25 (12-13, 13-10) 23　トヨタ車体

  • 　『白熱した好ゲーム ! 』
  • 　前半、ゲーム開始から互いに激しい点の取り合いになった。序盤、トヨタ車体がNo.22門山のミドル等で5-2とリード。対する大崎電気はNo.24信太、No.25元木のミドル等で10分過ぎには逆転。その後は互いに点を重ねる一進一退の攻防が続く。残り5秒、No.5高智のサイドシュートが決まり、車体が13-12と1点リード。
    　後半に入り、大崎電気がフットワークを生かした堅いディフェンスから、No.25元木の速攻で直に追いつくと5分過ぎには3連続得点し、一気に逆転。攻めあぐんでいたトヨタ車体はNo.10木切倉を投入し、攻撃に幅ができて一時はリードを奪うが、その後立て続けに退場者を出し、結局大崎電気が25-23で勝利した。

琉球コラソン　　31 (16- 9, 15-13) 22　トヨタ自動車東日本

  • 　『琉球コラソン ホーム開幕戦で快勝』
  • 　地元開幕戦となった琉球コラソンは、トヨタ東日本を迎えての一戦。序盤琉球コラソンは16番GK内田を中心とした堅い守りでトヨタ東日本の攻撃を封じ、攻めては7番石川や、23番佐藤らが順調に得点を重ね、15分までに10-6とリードする。その後も7番石川や、6番赤塚らのミドルで得点し、16-9の7点リードで折り返す。
    　後半、琉球コラソンは前半同様7番石川、23番佐藤らで得点を重ね、一方、トヨタ東日本も2番濱口、6番川端らの得点で、20分過ぎまで一進一退の展開に。最後は前半のリードを守った琉球コラソンが31-22の9点差で開幕戦の大事な勝利を飾った。

　◆　女　子　◆

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング　22 (13- 6, 9- 8) 14　プレステージ・インターナショナル　アランマーレ

  • 　『手堅い守備でソニーSCが2連勝』
  • 　前半、両チーム6：0ディフェンスからのスタートとなった。ソニーSCは堅い守備からの速攻と7mスローで3連取すると、序盤から試合を優位に進める。対するアランマーレは10分過ぎから5：1ディフェンスに変更、守備からの速攻で追いすがるも、徐々に点差は開き、6-13で前半を終える。
    　後半は、両チームGKの好セーブもあり、一進一退の攻防が続く。ソニーSCは一時退場者を2人出すも、危なげない試合運びでアランマーレに追撃を許さなかった。アランマーレは、終盤高い守備からの速攻で点差を縮めるも力及ばず、14-22ソニーSCが勝利した。　

ＨＣ名古屋　　　18 (13-11, 5- 6) 17　飛騨高山ブラックブルズ岐阜

  • 　『苦しい初戦HC名古屋が制す』
  • 　ブラックブルズのセットプレーから1点目が入った。両チームとも一進一退の攻防が続くが、HC名古屋の堅い守りから15分までに6-8、15：43HC名古屋の不正入場により17：35までに8-8となったが、速いもどりからのディフェンスでHC名古屋が粘る展開になり27：30にHC名古屋2人目の退場者が出たが11-13で前半終了。
    　後半、4：57、6：31とHC名古屋の退場者によりFP4人の時間に13-13となり、10：23にはブラックブルズのGK田口の好セーブから速攻が決まり、14-15とブラックブルズが逆転したが、17：32HC名古屋のタイムアウトからセットプレーで16-16、一進一退となるが退場者が6回も出たHC名古屋に対し、有効な攻撃がブラックブルズは出来ず、18-17で終了した。

三重バイオレットアイリス　17 ( 7- 6, 10- 9) 15　広島メイプルレッズ

  • 　『三重バイオレット、地元広島メイプル破り逃げ切る』
  • 　大勢の歓声の中、前半開始。広島メイプルはNo.5真継の得点から流れを掴んだかのように見えたが、両者ミスが目立ちシュートまで持っていくことができない。約10分間無得点のまま試合が続き、23分に三重バイオレットNo.15多田が7mスローを決めた。その後も試合展開はロースコアのまま6-7で前半を折り返した。
    　1点を追う広島メイプルは、後半開始直後に三重バイオレットNo.23森本に速攻を決められる。その後、三重バイオレットが2点決め広島メイプルはタイムアウトを請求。広島メイプルはルーキーNo.19木村が4点連続で得点を重ね同点に追いつく。一時は巻き返しを見せた広島メイプルだが、15-17で三重バイオレットが逃げ切った。

北國銀行　　　　24 (14- 9, 10- 7) 16　オムロン

  • 　『北國快勝』
  • 　前半、北國銀行の1対1からのずらしをオムロンは守れず、7分までに5対1となったところで、オムロンたまらずタイムアウト。その後、オムロンも3点連続得点で盛り返すが、要所要所の速い攻撃を北國銀行が得点し、14対9の5点リードで前半を終了。
    　後半は、オムロン主導で一進一退の好ゲームを展開し、20分過ぎからお互いミスが目立ち得点が伸びなかったが、北國銀行No.9横嶋の得点で北國銀行に流れが変わり、24対16で北國銀行の快勝であった。

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