第43回日本リーグ
2018-2019 Season
試合結果
RESULTS

JHL戦況報告　第17週

第1日・2019/02/09(土)
 
第2日・2019/02/11(月)

　◆　男　子　◆

湧永製薬　　　　29 (15-13, 14-13) 26　北陸電力

  • 　『地力に勝る湧永製薬が逃げ切る。リーグ通算400勝達成 ! 』
  • 　前半、湧永製薬が成田のステップシュートで先制。対する北陸電力は藤坂のミドルシュートで同点とすると、一進一退の攻防が続き、前半13分までで6対6の同点となる。そこから湧永製薬が固いディフェンスで流れを掴むと、東江の連続得点などで12-6と引き離す。対する北陸電力もGK岩永を中心とした気合いの入ったディフェンスから流れを掴み、須坂が7mスローを決め、湧永製薬15-13北陸電力で前半を終了した。
    　後半、湧永製薬の連続得点で始まるも、北陸電力は藤坂のミドルシュートなどで食らいつき、後半7分で湧永製薬18-16北陸電力とする。しかし湧永製薬が固い守りからの速攻などで21-16の5点差とする。それに対し北陸電力もパスカットなどで2点差まで詰め寄った。湧永製薬はタイムアウト後ポストを中心に得点を重ね、29-26で湧永製薬が勝利した。湧永製薬は日本リーグ通算400勝を達成した。

豊田合成　　　　29 (14-15, 15-13) 28　大同特殊鋼

  • 　『豊田合成、日本選手権の勢いそのままに大同特殊鋼に勝利』
  • 　前半、豊田合成のスローオフで試合開始。豊田合成9番趙のサイド、14番樋口のカットインシュートなどで得点するが、大同特殊鋼14番尹のミドルなどの連続得点や13番池辺のポストシュートなどで序盤大同特殊鋼2点リードで進む。中盤も一進一が続き、豊田合成は大同特殊鋼12番久保の好セーブで得点が伸びない。しかし4番野田、20番出村の得点で追い上げ、15対14大同特殊鋼リードで前半終了。
    　後半開始、豊田合成は9番趙のミドル、11番ウーゴの速攻などで逆転する。その後10番水町のポストシュートなどで3点差とし大同特殊鋼追い上げる展開。豊田合成1番藤戸の好セーブにあうも、大同特殊鋼11番平子の連続パスカットで終盤同点とする。その後一進一退の攻防、豊田合成8番津波古、9番趙の得点で2点差とするが大同特殊鋼は終了間際に追い上げるも28対29豊田合成が逃げ切る。

トヨタ紡織九州　27 (12-14, 15-11) 25　トヨタ車体

  • 　『トヨタ紡織九州、ホームでアップセット ! !』
  • 　前半、トヨタ紡織九州のスローオフで試合開始。トヨタ紡織九州はNo.10田中を、トヨタ車体はNo.5高智やNo.18吉野を中心に得点する。しかし、両チーム共にシュートミスやターンオーバーによって点差を広げることができなかった。トヨタ車体の2点リードで前半終了。
    　後半序盤にトヨタ紡織九州は、No.23金の得点で追い付く。そこから一進一退の攻防が続く。後半残り5分を過ぎて、トヨタ紡織九州No.13李の得点で突き放した。

大崎電気　　　　22 (10- 9, 12- 9) 18　琉球コラソン

  • 　『リーグ後半戦、大崎電気制す』
  • 　前半、両チームとも6:0のディフェンスの布陣。GKを中心に、守りが機能し固い立ち上がり。大崎電気No.5柴山の7mスローで先制するも、琉球コラソンNo.10俣野のランニングシュートで取り返す。琉球コラソンは初スタメンのGKNo.27衣笠が好セーブを見せ9-10で折り返す。
    　後半序盤、琉球コラソン主将No.24三村の退場を機に、No.5大崎が4連取してリズムをつかむ。No.27玉川とNo.9森の長身コンビで琉球コラソンの攻撃をことごとくブロックし、速攻へとつなげた。琉球コラソンは、No.24三村がLWからのシュートで気を吐くもそこまで。大崎電気がリーグ後半戦最初の試合を制した。

　◆　女　子　◆

広島メイプルレッズ　29 (11- 9, 18- 6) 15　プレステージ・インターナショナル　アランマーレ

  • 　『安定した試合運びで広島メイプルの勝利』
  • 　広島メイプルのスローオフで始まった試合は前半1:50に広島メイプル5番眞継のロングシュートで幕開けた。すかさずホームのアランマーレも9番横嶋のロングシュートで応戦するが、両チーム足の動いた6.0ディフェンスで得点が動かない時間帯が続く。広島メイプルは21番近藤のゲームメイクで順調に試合を進めたが、終了間際に体を張ってルーズボールに反応したアランマーレ17番佐藤がゴールを決め、会場を沸かし前半を終えた。
    　後半広島メイプル9番門谷のロングシュートで始まった後半は、21番近藤のコートを大きく使ったプレーで流れを掴む。対するアランマーレも3番牛山とポストのコンビプレーで応戦。アランマーレはタイムアウト後にディフェンスを高めにシフトし、得点を狙ったが、広島メイプルは5番眞継、21番近藤を中心とした前半からの落ち着いた試合運びで順調に時間を使い、広島メイプルが15-29で試合を終えた。

オムロン　　　　23 (14-10, 9- 7) 17　飛騨高山ブラックブルズ岐阜

  • 　『オムロン、ブラックブルズの攻撃リズムを崩し、勝利』
  • 　前半ブラックブルズのスローオフから試合開始。プレーオフ出場権獲得に向け、両チーム負けられない試合中盤過ぎまで一進一退の攻防が続き、9対8でブラックブルズリードで進む。終盤からオムロンはブラックブルズ20番李にプレスをかける。その後、ブラックブルズが2回続けて退場者を出し、オムロン3番相澤、2番勝連のサイドシュート、6番石井のカットインなどで4点差をつけ、10対14でオムロンがリードする。
    　後半開始もオムロン20番李へのプレスを続け、ブラックブルズは攻撃のリズムがとれない。その間オムロンは4番吉田のステップ、18番伊地知のミドルで中盤で8点差とする。ブラックブルズは17番金がシュートを放つも、1番宮川の好セーブにあい得点できない。オムロンは8番松雄のサイドシュートなどで得点を加え、17対23でオムロンが勝利。

ＨＣ名古屋　　　23 (14- 7, 9-11) 18　大阪ラヴィッツ

  • 　『堅い守りのHC名古屋が攻守にわたり、ラヴィッツを圧倒』
  • 　前半立ち上がり、12番GK瀧澤を中心としたHC名古屋のゴールを割れないラヴィッツ。5分で4-0となったところでタイムアウト。その後は一進一退の展開が続いたが、パワープレー中に着実にシュートを決めたHC名古屋が、14-7の7点差で前半を折り返した。
    　後半に入っても積極的にプレスをかけるHC名古屋のディフェンス。ラヴィッツが攻めあぐむ中、着実に得点をするHC名古屋は、12分過ぎに21-9と12点差をつけ、ほぼ試合を決めた。その後、3本の7mスローを決めるなど、ラヴィッツも奮闘したが、攻守に圧倒したHC名古屋の勝利となった。

三重バイオレットアイリス　27 (11-11, 16-11) 22　ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング

  • 　『三重バイオレット、堅守で貴重な1勝』
  • 　前半、ソニーSCのスローオフで試合開始。両チームとも集中したディフェンスで得点を簡単に許さない。少ないチャンスの中、ソニーSCはポストシュートを、三重バイオレットはサイドシュートを中心に得点し、11-11のイーブンで前半を折り返した。
    　後半立ち上がり、ソニーSC、No.29金に連続得点を許すものの、三重バイオレットは粘り強くディフェンスし、後半10分過ぎには逆に3点差をつける。ソニーSCは、タイムアウト後巻き返しを狙うが、2回の退場と三重バイオレットGK、No.16花村の好セーブに阻まれた。

　◆　男　子　◆

大同特殊鋼　　　29 (15- 9, 14-14) 23　琉球コラソン

  • 　『地力に勝る大同特殊鋼逃げ切る』
  • 　大同特殊鋼14番尹のミドルシュートで試合がスタート。大同特殊鋼は1対2の状況から8番朴のポストシュートや11番平子の速攻などで5連取し、試合を優位に進めた。10分過ぎからは、大同特殊鋼18番吉田の速攻、琉球コラソンはペナルティースローなどで互角の展開となったが、最後7人攻撃をしかけた琉球コラソンのミスから大同特殊鋼20番東江が無人のゴールに得点を決め6点差で前半を終了した。
    　後半は大同特殊鋼がポストシュートなどを決め差を広げるかに思えたが、琉球コラソンが後半17分過ぎからプレスディフェンスをしかけ、23番佐藤・24番三村の得点でくいさがった。琉球コラソンGK27番衣笠のナイスセーブもあったがノーマークシュートを決めることができず、29対23で大同特殊鋼が勝利した。大同特殊鋼20番東江が通算400得点を達成した。

大崎電気　　　　20 (10-15, 10- 4) 19　湧永製薬

  • 　『大崎電気の底力で1点差勝利』
  • 　前半、湧永製薬No.9佐藤のサイドシュート、No.8小賀野のカットインシュートで15分が過ぎ10対5と湧永製薬が5点リードするも大崎電気はNo.5柴山のステップシュート、No.25元木の得点で2点差につめよるもラスト5分で連続得点した湧永製薬の5点でリードで終了。
    　後半早々、大崎電気の連続得点でつめよる。その後も大崎電気のペースで進み11分過ぎに同点に追いつく。湧永製薬No.1志水のすばらしいプレーで湧永製薬がリードするも大崎電気No.7宮崎がオフェンスに参加しカットインシュートで同点に追いつく。ラスト5分大崎電気No.7宮崎の得点等で1点リードで大崎電気勝利。

豊田合成　　　　26 (12-13, 14-13) 26　トヨタ車体

  • 　『トヨタ車体、日本選手権決勝の雪辱を期すも、両者譲らず引き分ける』
  • 　立ち上がり10分までに、トヨタ車体20番渡部、豊田合成9番趙が3点ずつ取り合い、4対4の緊迫したすべり出しとなった。その後、トヨタ車体17番杉岡の速攻による連続得点で、トヨタ車体が3点リードしたが、豊田合成も10番水町の速攻、23番橋本のポスト等で6連続得点し逆転した。終盤、豊田合成が3点リードしたところでトヨタ車体がタイムアウトを請求。見事に立て直し4連続得点し、トヨタ車体1点リードで前半を終えた。
    　後半、豊田合成は9番趙のロングで突き放すかに見えたが、トヨタ車体も10番木切倉らの粘り強い攻撃で追い付き、一進一退の展開となった。23分トヨタ車体の速攻で、豊田合成は23番橋本が失格となり、2人少ないこの試合最大のピンチとなるも、これを見事にしのいだ。残り55秒、トヨタ車体の1点リードされたところでタイムアウトを取り、3番石戸のカットインで同点とした。ここで豊田合成もタイムアウトを取り、残り27秒の攻撃に勝利をかけたが得点できず、引き分けとなった。両チームとも最後まで全力を出し切った好ゲームであった。

トヨタ自動車東日本　29 (18-10, 11-17) 27　トヨタ紡織九州

  • 　『トヨタ東日本、トヨタ紡織九州の猛追かわす』
  • 　前半、トヨタ紡織九州のスローオフで試合スタート。No.23金のミドルシュートで先制。対するトヨタ東日本はNo.20藤村のカットインシュートが決まり、続いてNo.7河内のループシュートで連続得点。トヨタ東日本No.12関口の好セーブもありディフェンスを崩すことができずトヨタ東日本No.19堤のミドルシュートなどで除々に点差を離していき18対10で前半を終える。
    　後半に入り、トヨタ東日本に退場者が出るとトヨタ紡織九州が16分までに8連続得点するなど攻撃のリズムを取り戻し、守ってはNo.12岩下がファインセーブを連発。20分には1点差まで詰め寄るも、同点に追いつけない。トヨタ東日本も堅い守りと粘りのある攻撃で得点を重ね、終止リードし続けたトヨタ東日本が29対27の2点差でトヨタ紡織九州から逃げ切った。

　◆　女　子　◆

オムロン　　　　24 (14-12, 10- 8) 20　ＨＣ名古屋

  • 　『安定したディフェンスのオムロンがリードを守り１２勝目 !』
  • 　超満員の坂東大会は、HC名古屋のピヴォットNo.19宇野のゴールで始まり、No.6丸山の7m等で果敢に攻める。両チームの積極的なディフェンスと両GK宮川・瀧澤の好守で拮抗した展開。16分過ぎ、No.9永田の連続得点やNo.4吉田のミドルでオムロン4点リードも、不正交代の間に1点差に。その後も両チーム流れを渡さない。オムロン2点リードで前半終了。
    　後半、退場の続いた時間を乗り越えたオムロンが、流れを掴む。タイムアウト後、落ち着きを取り戻したかに見えたが、GK宮川のスーパーセーブで、5点差に。GK瀧澤の7mシャットから攻撃のリズムを取り戻したHC名古屋もNo.4吉田の連続得点で更に点差を広げる。No.6丸山らで、3点差にするも気迫あふれるディフェンスのオムロンが守りきった。No.4吉田は連続得点記録50試合達成 ！

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング　16 (11- 8, 5- 7) 15　飛騨高山ブラックブルズ岐阜

  • 　『ソニーSCがプレーオフに近づく』
  • 　前半、ブラックブルズのサイドシュートで先制。ブラックブルズはNo.20李を中心に攻撃を組み立て、ソニーSCは固いディフェンスから、速攻で得点を重ねた。前半15分6-6と一進一退の攻防が続く。中盤、両チームのGKのナイスが目立った。ブラックブルズの2分間退場をきっかけにソニーSCが流れをつかみ8-11で前半終了。
    　後半5分でソニーSCが2得点、すぐにブラックブルズも2点取り返す。その後、両チームディフェンスが固く約10分間得点が動かず。ブラックブルズがソニーSCのディフェンスをこじ開け4連続得点すると、ソニーSCが3連続得点で再度逆転した。ラスト1分でソニーSCの2分間退場。ブラックブルズがナイスディフェンスを見せるも得点を奪えず。

大阪ラヴィッツ　29 (11-10, 18-10) 20　プレステージ・インターナショナル　アランマーレ

  • 　『ラヴィッツ後半に地力発揮し勝利』
  • 　前半、ラヴィッツ2番水田の連続得点や8番儀間の3得点で15分過ぎて7対3と4点リードするもアランマーレ10番鎌倉の3得点で25分過ぎて同点に追いつく、その後も一進一退の攻防でラヴィッツ12番齋藤の活躍もありラヴィッツ1点リードで折り返した。
    　後半開始からラヴィッツ7番永塚のサイドやカットインシュートで10分過ぎに3点リード、アランマーレ13番園田の活躍があったが、多彩な攻撃で勢いづいたラヴィッツが勝利を勝ち取った。

広島メイプルレッズ　17 (10- 6, 7-11) 17　北國銀行

  • 　『広島メイプルレッズ、王者に食らいつき引き分けへと持ち込む』
  • 　前半、今シーズン全勝の北國銀行とホーム戦で勢いに乗りたい広島メイプルの一戦。緊迫する試合展開の中、広島メイプルは3番石川による7mスローで先制。北國銀行21番松本、広島メイプル20番田渕など地元選手の活躍が光る中、両者譲らぬロースコアの攻防が続き、10対6広島メイプルのリードで前半を終了した。
    　後半立ち上がり、広島メイプルは2番角屋のポストシュート、12番板野の好セーブでさらに勢いに乗る。追いかける北國銀行も14番河田のプレーで退場を誘い、連続得点。後半13分、13対13と試合を振り出しに戻す。29分14秒、広島メイプルは21番近藤のシュートで17対17と同点に追いつく。引き分けで試合を終了した。

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