第43回日本リーグ
2018-2019 Season
試合結果
RESULTS

JHL戦況報告　第20週

第1日・2019/03/02(土)
 
第2日・2019/03/03(日)

　◆　男　子　◆

大同特殊鋼　　　25 (11-11, 14-11) 22　琉球コラソン

  • 　『中村故郷で躍動も……琉球コラソン悔しい惜敗』
  • 　前半序盤から激しいプレスの応酬が続く。琉球コラソンディフェンスの中心は岩手県出身20番中村。豊富な運動量と的確なコーチングで大同特殊鋼怒涛の攻撃を防ぎ続ける。間隙を縫うように大同特殊鋼は18番吉田、琉球コラソン18番名嘉のサイドシュートで得点を重ねるが、主導権を握るまでには至らず。互いに譲らぬ展開のまま前半を折り返す。　
    　後半ディフェンスラインを下げた大同特殊鋼に対し、琉球コラソン23番佐藤の多彩なシュートが突き刺さる。対する大同特殊鋼は8番朴が体格を活かしたパワフルなプレーで攻守に存在感を示す。緊迫したゲームは終盤までもつれ込んだが、8番朴のシュートで後半24分遂に大同特殊鋼が3点リード。琉球コラソンはその差を詰めきれず惜敗。大同特殊鋼はシーズン15勝目を挙げた。

トヨタ紡織九州　32 (17-13, 15-16) 29　トヨタ自動車東日本

  • 　『トヨタ紡織九州 ・ 金12得点　トヨタ東日本は第2ホームで白星飾れず』
  • 　トヨタ紡織九州のスローオフで試合開始。静かな立ち上がりの中で、トヨタ紡織九州23番金の緩急自在の攻撃が徐々にトヨタ東日本ディフェンスを翻弄する。トヨタ東日本は19番堤らの速攻で反撃するも、要所でトヨタ紡織九州GK12番岩下の好セーブに阻まれるなど、苦しい展開を強いられる。そのまま点差は縮まらず、逆転の糸口を見出せぬまま前半を折り返す。
    　後半、岩手県出身・トヨタ東日本18番上野がディフェンスの扇の要として奮戦するも、トヨタ紡織九州23番金の勢いは止まらずゴールを量産。このままトヨタ紡織九州ペースと思われたが、トヨタ東日本は11番楳木・18番上野のダブルポストを仕掛けるなど粘りを見せ22分同点とする。しかし反撃もここまで、トヨタ紡織九州の勢いを止めきるには至らず、トヨタ東日本は第2ホームで手痛い15敗目を喫した。

豊田合成　　　　35 (14- 9, 21-12) 21　北陸電力

  • 　『豊田合成の圧勝』
  • 　豊田合成のスローオフで試合が始まり、趙のカットインシュートで試合が動き出す。豊田合成は趙を中心に攻撃を行い、北陸電力は藤坂を中心に果敢にシュートを放つがGK藤戸の好セーブが輝き、得点を重ねることができず、14-9で前半を終えた。
    　後半は北陸電力の久保のサイドシュートを皮切り、サイドと速攻で反撃するが、豊田合成のロングシュートとアグレッシブなディフェンスから相手のミスを誘い、速攻から得点を重ねた。最終的に35-21の大差で豊田合成が勝利した。

大崎電気　　　　21 ( 9-11, 12- 9) 20　湧永製薬

  • 　『苦しみながらも大崎電気勝利』
  • 　前半、大崎電気のスローオフで試合が始まった。湧永製薬は早々に7mスローを与えるが、GK伊藤の好セーブで死守した。両チームともシュートまで持ち込めるが、大崎電気GK木村と湧永製薬GK志水の神懸り的なセーブが連続し、両チームともなかなか得点できず前半を11-9で湧永製薬優勢で終えた。
    　湧永製薬は後半開始も前半の調子をキープしたままで試合を進めていくが、大崎電気の堅守から次第にリズムを崩し同点に追いつかれる。しばらくシーソーゲームな状態が続いていたが、大崎電気の時村がクロスカットから速攻を決めて試合を決めた。湧永製薬は最後7mスローを獲得するが決めることができず、大崎電気が勝利した。

　◆　男　子　◆

大同特殊鋼　　　31 (18-14, 13-13) 27　トヨタ紡織九州

  • 　『大同特殊鋼が逃げ切り勝利』
  • 　前半、No.10田中のステップシュートでトヨタ紡織九州が先制したが、大同特殊鋼もリスタートからNo.18吉田速攻を決めた。その後は要所で両GKがファインセーブを見せ、一進一退の攻防が続いた。残り5分を切り、大同特殊鋼がNo.14尹のカットインなどで4連取しリードを広げ前半を折り返した。
    　後半、4分過ぎにNo.14尹がラフプレーで失格となり大同特殊鋼がピンチを迎えたが、No.20東江の連続得点などで、遂にリードを広げた。残り5分からNo.7津山、No.8荒川の速攻などでトヨタ紡織九州が4連取したが、大同特殊鋼が逃げ切り勝利を収めた。

トヨタ自動車東日本　24 (13-14, 11- 9) 23　琉球コラソン

  • 　『トヨタ東日本が接戦を制す』
  • 　前半、序盤は琉球コラソンNo.7石川のミドルなどでリードするものの、トヨタ東日本もNo.7河内の速攻などで追い迫り、緊迫したゲームを展開した。中盤、No.9福田の連続ミドルなどで4連取し琉球コラソンがリードを広げたが、トヨタ東日本もGKNo.12関口の好セーブなどで追い上げ前半を終了した。
    　後半、琉球コラソンが先行し、トヨタ東日本が追い上げる展開が続いたが、18分過ぎ琉球コラソンNo.20中村がラフプレーで退場し、トヨタ東日本No.7河内がこの日4本目の7mスローをしっかり決めて逆転に成功。琉球コラソンの追撃を何とか凌ぎ、1点差でトヨタ東日本が勝利した。

湧永製薬　　　　25 (10- 9, 15-12) 21　北陸電力

  • 　『湧永製薬、苦しい時間帯も乗り切り、勝利へ』
  • 　湧永製薬のスローオフで試合が始まった。両チームとも粘り強いディフェンス、キーパーの好セーブを見せつけ、シーソーゲームの状況が続いた。試合終了間際、北陸電力の11番池上が2分間の退場となり、湧永製薬が得点を重ね、10-9で前半を終えた。
    　後半も前半同様、一進一退のゲーム展開となった。北陸電力7番須坂に2分間退場が与えられ、湧永製薬に優勢の状況が続くも、北陸電力も必死に食らいつき得点を重ねた。今季、湧永製薬1番志水選手にとってホームラスト戦であり、好セーブを連発。チーム一丸となり、最後は湧永製薬が勝利へと輝いた。

大崎電気　　　　29 (13-11, 16-14) 25　豊田合成

  • 　『大崎電気、シーソーゲームを制し、19勝目。リーグ1位を確定 ! ! 』
  • 　前半、豊田合成は23番時村のポストシュートを皮切りに3連取。更に大崎電気に2分間退場が出たことに流れが豊田合成に傾くかと思われたが、ここから大崎電気は5番柴山、24番信太の得点などにより逆転。しかし、豊田合成も9番趙のミドル等で再びリードを奪う。その後、大崎電気が再度逆転し、13-11の大崎電気2点リードで前半を終える。
    　後半、豊田合成が追い付くも、大崎電気が突き放す一進一退の展開が続く。豊田合成は10番水町が要所でポストパスを通し、4回目の同点から11分、遂に逆転。リードを許した大崎電気だが、18分、豊田合成の2分間退場を機に再びリードを奪い返す。互いに得点を奪い合う展開が続くが、大崎電気が25番元木の得点等で粘る豊田合成を振り切り、勝利した。

　◆　女　子　◆

飛騨高山ブラックブルズ岐阜　19 (10- 4, 9-10) 14　プレステージ・インターナショナル　アランマーレ

  • 　『ブラックブルズの堅守、アランマーレの速攻が冴える』
  • 　前半ブラックブルズのスローオフでスタート。アランマーレの5-1ディフェンスに対して、ブラックブルズは鋭い1対1と、裏のスペースを巧みに突いたオフェンスで、前半8分までに0対4と突き放す。対するアランマーレは、9分No.13園田のミドル、No.22高木の体を張ったピポットプレーで得点。No.12GK安田を中心とした打たせて取るディフェンスが噛み合いだす。しかし、ブラックブルズの堅守を攻められず、逆に速攻を許す形が増え、10-4とブラックブルズリードで前半終了。
    　後半も立ち上がりからブラックブルズのディフェンスがアランマーレの1対1や中に来るクロスプレーに対して冷静に予測し対応。アランマーレの得点を許さず、14-6とこの試合最大の8点差を付ける。しかし、アランマーレは相手の退場を機に速攻等で5連取。しかし、ブラックブルズは持ち前の堅守を継続させ、それ以降の得点を許さず、14-19でブラックブルズの勝利となった。なお、この試合でブラックブルズNo.18田口がFS阻止1200本を記録した。

北國銀行　　　　35 (17-10, 18-15) 25　ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング

  • 　『北國銀行が日本選手権の雪辱を果たす！』
  • 　前半立ち上がり、北國銀行がアグレッシブなディフェンスから速攻へとつなげ、鰍場の活躍もあり優位に進める。ソニーSCも10分過ぎからペースを掴み、5-7とつめ寄るもバランス良く得点を重ねる北國銀行が、17-10と7点差で前半を終了。
    　後半スタートダッシュに成功した北國銀行が5連取し、その後も堅いディフェンスでペースを落とさない北國銀行が終始優位に試合を展開し、圧勝で日本選手権の雪辱を果たした。

三重バイオレットアイリス　20 (10-10, 10- 9) 19　ＨＣ名古屋

  • 　『三重バイオレット接戦を1点差で勝ち切る』
  • 　プレーオフ進出のためにどうしても勝っておきたい三重バイオレットは、立ち上がり2分20番原のシュートで先制するが、HC名古屋も11番安齋のサイドシュートで同点。その後も三重バイオレットが20番原のロングシュート、15番多田の7mスローなどで得点するのに対し、HC名古屋は11番安齋のシュートがよく決まって一歩も譲らず、10-10の同点で前半を終了した。
    　後半に入っても10分すぎまで一進一退のゲームが続いたが、HC名古屋は11分から8番竹内、18番徳永、7番吉田で3点を連取。しかし三重バイオレットも25番林、20番原らで追い上げ、23分15番多田のシュートで同点。ラスト2分、速攻から19番万谷が決勝打を打ち込んで一点差で逃げ切った。この試合、三重バイオレットの15番多田選手が通算400ゴール、19番万谷選手が300ゴールをあげ、勝利に花を添えた。

広島メイプルレッズ　23 (12-10, 11- 8) 18　大阪ラヴィッツ

  • 　『広島メイプル苦しいゲームをもぎ取る ! ! 』
  • 　前半、立ち上がりから拮抗するゲームを展開する。両チーム共に引けを取らないが、ルーズボールから得点に繋げる広島メイプルが次第に得点を開きにかかる。ラヴィッツは、ディフェンスで耐える時間が多かったが、終盤にディフェンスからの速攻をメインに2点差まで追い上げをみせる。
    　後半も両チーム譲らない攻防を見せる。ラヴィッツGK齋藤、広島メイプルGK板野が好セーブで自チームを鼓舞し合うものの、広島メイプルに軍配があがるゲームとなった。

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