第44回日本リーグ
2019-2020 Season
試合結果
RESULTS

JHL戦況報告　第22週

第1日・2020/02/22(土)
 
第2日・2020/02/23(日)

　◆　男　子　◆

大同特殊鋼　　　31 (13-15, 18-12) 27　トヨタ自動車東日本

  • 　『鮮やかな逆転で大同特殊鋼が勝利を収めた』
  • 　前半、No.10玉井の連続ゴールで幸先の良いスタートを切ったトヨタ東日本に対し、大同特殊鋼もNo.5石橋やNo.11平子のサイドなどで応戦し、20分過ぎにNo.21小澤のスカイで同点に追いついた。その際トヨタ東日本No.6川端がラフプレーで退場に。しかし、退場の間にトヨタ東日本がNo.14佐藤のポストなどで逆に2点をリードし、15対13で前半を折り返した。
    　後半、No.19堤のミドルやNo.12関口の好セーブなどでリードするトヨタ東日本に、No.20東江のミドルや7mスローで大同特殊鋼も食い下がる。中盤から高いディフェンスを仕掛けると速攻などで大同特殊鋼が5連取し、一気に流れを掴み逆転に成功した。No.12久保も終盤にきて好セーブを連発し、そのまま大同特殊鋼が逃げ切り勝利を収めた。

大崎電気　　　　36 (19-12, 17-22) 34　トヨタ車体

  • 　『大崎電気、接戦をモノにし、ホーム最終戦を勝利で飾る !』
  • 　試合開始早々、大崎電気8番東長濱の2ゴール、27番玉川の速攻で3点を先制するが、トヨタ車体11番津屋のゴールなどですぐさま追い付く。その後は一進一退の攻防となるが、徐々に大崎電気のペーストなり、14番土井、5番柴山のゴールで突き放し、19-12で大崎電気リードで折り返す。
    　後半は序盤トヨタ車体のペース。17番杉岡、18番吉野の速攻などの5連取、4連取で同点に追い付く。しかし、大崎電気GK16番村上の好セーブで逆転は許さない。その後はお互い点を取り合ったが、一度もリードを許さなかった大崎電気が36-34と逃げ切った。

北陸電力　　　　28 (11-12, 17-10) 22　琉球コラソン

  • 　『北陸電力ホーム最終戦、勝利で終える ! 』
  • 　前半ホーム北陸電力のスローオフで始まったゲームは、北陸電力27番竹内のゴールで先制。その後、一進一退の攻防が続く。前半16分琉球コラソン1番棚原らの得点で同点に追いつく。その後も一進一退の攻防が続き、終了間際に琉球コラソン15番松信の得点により、11-12琉球コラソンの1点リードで前半を終える。
    　後半立ち上がり、琉球コラソン3番中川の3連続得点をあげるも、北陸電力GK1番岩永の好セーブによりなかなか放しきれない琉球コラソン。その間北陸電力は逆転に成功し確実に得点を重ね、リードを4点にひろげる。その後追いつきたい琉球コラソンだったが、北陸電力GK1番岩永の好セーブが光り28-22で北陸電力がホーム最終戦を勝利で終えた。
    　

豊田合成　　　　35 (17- 6, 18- 8) 14　ゴールデンウルヴス福岡

  • 　『ウルヴス福岡24番戸邉選手、引退試合もウルヴス福岡力及ばず』
  • 　前半序盤、豊田合成のパワーに押され、ウルヴス福岡は1対7まで離されるも食い下がり、着実に点数を重ねた。しかし、豊田合成の堅い守りとGKの好セーブにより10点差となり、ラスト1秒で豊田合成20番出村選手の速攻が決まり、6対17で前半を終えた。
    　後半、この試合で引退となるウルヴス福岡24番戸邉選手は前半からフル出場で、好セーブもあり点差を縮めていけると思われたが、豊田合成の激しいオフェンスにより、着実に点差を広げられ、14対35の21点差で試合を終えた。

湧永製薬　　　　28 (13-12, 15-13) 25　トヨタ紡織九州

  • 　『トヨタ紡織九州、ホーム最後の熱戦は一歩及ばず』
  • 　ホームゲーム最終戦のトヨタ紡織九州は前半、No.12GK岩下が好セーブを連発。左サイドのNo.14梅本も4得点と躍動し、一時、4点差まで湧永製薬を突き放す。しかし、前半14分、湧永製薬のタイムアウト後からは流れが一変。湧永製薬が、厳しいディフェンスからチャンスを作り出し、得点を重ねた。前半29分には、No.10稲毛が3得点目をあげ、逆転して前半を折り返した。
    　湧永製薬1点リードで始まった後半は、両チーム共に一歩も譲らず、息もつかせぬ攻防が繰り広げられた。追いつきたいトヨタ紡織九州は、速攻からNo.10田中を中心に得点を重ねる。一方、リードを守りたい湧永製薬も好守で実力を発揮し、No.10稲毛、No.17子安らがゴールを連発。最後まで集中力を切らさなかった湧永製薬が、最終的に3点差をつけ、接戦を制した。

　◆　女　子　◆

北國銀行　　　　33 (15- 2, 18-11) 13　ＨＣ名古屋

  • 　『北國銀行、圧勝』
  • 　前半、両チーム共にGKのナイスセーブで幕を開けた試合。4分過ぎに北國銀行10番佐々木のカットインで1点目が入り、その後北國銀行が速攻5本を含む11点連続得点でHC名古屋を圧倒し、北國銀行15、HC名古屋2の大差で前半終了。
    　後半、前半と違いシーソーゲーム的展開で試合が流れるが、中盤から地力に勝る北國銀行の2回の3連続得点で徐々に点差が広がり、試合を決定づけた。HC名古屋もGK12番瀧澤のファインセーブが光ったが、点差をうめるにはいたらなかった。

オムロン　　　　21 (11-12, 10- 9) 21　イズミメイプルレッズ

  • 　『オムロン、プレーオフ進出に向けて痛い引き分け』
  • 　前半立ち上がりは、メイプル2番角屋に先制を許すものの、オムロンは1番GK宮川の好セーブで流れを掴むと11番尾崎のサイドシュートや、6番石井の個人技などで4点をリードする。対するメイプルは、タイムアウトでディフェンスを修正しリズムを取り戻すと、9番門谷の4得点の活躍でオムロンを追い上げ、前半終了間際、6番堀川の得点で逆転に成功する。
    　後半立ち上がりから攻勢に出たオムロンが、4分6番石井の鮮やかなミドルシュートで再逆転し、ペースを掴む。一時は4点のビハインドを負ったメイプルも必死に追いすがり、22分2番角屋のゴールでまたも同点に追いつく。その後は両チームに失格者を出す荒れた展開にもつれ込み、差のないまま試合終了。オムロンにとっては痛い引き分けとなった。

三重バイオレットアイリス　21 (11-11, 10- 5) 16　プレステージ・インターナショナル　アランマーレ

  • 　『三重バイオレット、一進一退の攻防戦を粘り勝つ』
  • 　プレーオフ進出へ1つも落とせないチーム同士の対戦。アランマーレはNo.19檜木のミドル、カットインで、三重バイオレットはNo.15多田のカットインで得点を重ねる。両GKのナイスセーブもあり、一進一退の攻防を展開し、同点で前半を折り返した。
    　後半も25分過ぎまで互いに譲らず、緊迫したゲーム展開が繰り広げられる。その後、三重バイオレットNo.11團のシュートやNo.16花村のセーブから速攻などで4連取し、三重バイオレットが接戦をものにした。

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング　32 (18-13, 14-12) 25　大阪ラヴィッツ

  • 　『好調のソニーSCが安定した試合運びでラヴィッツを下す』
  • 　前半ソニーSCのスローオフで試合開始。ソニーSCは24番角南のポストシュート、6番川村のカットインからのシュート等で得点していく。対するラヴィッツも17番藤井のミドルシュート等で得点し、前半5分で5対4と点の取り合う序盤となった。中盤以降、ラヴィッツは1番GK泉が7mスローを2本阻止するなど粘るが、ソニーSCの6番川村を中心とした速攻やセットオフェンスを守り切れず、18-13ソニーSCリードで前半を終える。
    　後半もソニーSCが優位に試合を進めていく。7番服部のサイドシュート、29番金ダヨンの1対1からのシュート等で、10分で7点差とする。ラヴィッツも17番藤井を中心に粘り強く攻めるが、ソニーSCが堅い守りで強いシュートを打たせなかった。結局得点力の上回るソニーSCが終始リードを保ち、32対25で勝利した。

　◆　男　子　◆

湧永製薬　　　　34 (19- 9, 15- 8) 17　ゴールデンウルヴス福岡

  • 　『湧永製薬が実力発揮の勝利』
  • 　試合開始後13分5対5まで1点を争う拮抗した試合だったが、湧永製薬6番野村選手の連続得点から一気に5対10と5点差に広がり、その後は湧永製薬のペースで試合が進み、9対19で前半を終了した。
    　後半、ウルヴス福岡のミスからの速攻での湧永製薬の得点が目立ち、着実に湧永製薬が得点を重ね、ウルヴス福岡も31番津山選手のシュートなどで反撃するも、後半8対15、結果17対34で試合終了した。

　◆　女　子　◆

北國銀行　　　　27 (12-15, 15-11) 26　大阪ラヴィッツ

  • 　『北國銀行1点差の劇的勝利』
  • 　前半、両チームの堅守で中々試合が動かない。前半3分ラヴィッツ藤井のロングシュートで先取点を決める。厳しいチェックのディフェンスに北國銀行が攻め切れない時間が続き、前半17分レフトバック三原のミドルシュートや7mスローでリードを4点にラヴィッツが広げる。27分北國銀行に退場者が出るが、GK馬場を中心に守り切る。しかし、点差をうめるにはいたらず、ラヴィッツの3点リードで前半を終える。
    　後半、攻め手を欠くラヴィッツに対し、北國銀行がGK馬場の好セーブから流れを作り、速攻やサイドシュートで同点に追い付く。積極的に速攻をしかける北國銀行と豊富なポジションチェンジからセットオフェンスをしかけるラヴィッツのシーソーゲームで試合が流れる。後半残り20秒、同点の場面で北國銀行ボール。大山を投入してボール回しからスカイプレーを決めて、北國銀行の勝利となった。

ＨＣ名古屋　　　30 (15-12, 15-14) 26　オムロン

  • 　『オムロン、ホーム最終戦黒星に終る』
  • 　前半立ち上がり、HC名古屋はBP髙宮を中心にスピードのあるセットオフェンスを展開。一方地元オムロンはHC名古屋の高めのディフェンスに攻め手がなく、前半7分を6-2の4点を追う展開。オムロンはGK宮川、白石を中心としたディフェンスで、前半9分から3連続得点をはさみ、25分には11-11の同点に追いつく。それでもHC名古屋は流れを渡さず、髙宮の7mスローを含めた8得点の活躍で、15-12の3点リードで前半を終えた。
    　後半、早めに追いつきたいオムロンだが、先取点を奪うも、そこから3連続失点で13-18とリードを広げられてしまう。それでもポスト川俣の攻守に渡る活躍で、後半20分には2点差まで詰め寄り、23-25。このままオムロンが追い上げるかと思われたが、髙宮を中心に多彩なオフェンスを展開したHC名古屋が途中4連続得点もあり、26-30で逃げ切る形となった。

三重バイオレットアイリス　21 (10- 9, 11- 8) 17　飛騨高山ブラックブルズ岐阜

  • 　『三重バイオレット接戦を制す』
  • 　前半、開始1分50秒三重バイオレット24番細江のシュートにより幕を開けた。両チーム共にディフェンスが機能し、またGKのナイスセーブにより点が入らない展開となった。7分ブラックブルズ3番平野のシュートが決まり徐々に試合が動き出した。両チームともサイドシュートから加点するも互いに主導権を譲らず9-11で前半を折り返す。
    　後半、三重バイオレットが3連続得点により、最大3点差をつけるが、負けじとブラックブルズも3点を追いつく。23分15秒からのブラックブルズの連続退場を活かし、三重バイオレット11番團のサイドシュートで突き放し、最後は三重バイオレット19番万谷のノータイムフリースローが決まり4点差で三重バイオレットが勝利した。

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング　24 (13-11, 11-10) 21　プレステージ・インターナショナル　アランマーレ

  • 　『ソニーSCNo.1飛田の好セーブ連発で、地元最終戦勝利』
  • 　ホーム最終戦、ソニーSCのスローオフで試合開始。アランマーレはNo.19檜木、No.4飯塚らが得点。一方、ソニーSCは相手GKにシュートを阻まれ、13分過ぎまで追いかける展開が続く。その後はパスカットからNo.5岩崎の速攻などで得点し、ソニーSCが2点差をつけ前半を終えた。
    　後半、ソニーSCはディフェンスから試合の流れを引き寄せる。さらにベテランNo.1飛田の何度にもわたる好セーブで、アランマーレの果敢な攻撃の壁を破ることが出来ない。前半のリードを保ち、ソニーSCが地元最終戦を白星で飾った。

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