第45回日本リーグ
2020-2021 Season
試合結果
RESULTS

JHL戦況報告　第1週

第1日・2020/08/29(土)
 
第2日・2020/08/30(日)

　◆　男　子　◆

トヨタ車体　　　34 (15-11, 19-16) 27　ジークスター東京

  • 　『トヨタ車体ホーム開幕戦を勝利で飾る』
  • 　トヨタ車体ホームでの開幕戦、キャプテン杉岡の速攻が決まり試合が始まる。初参戦のジークスターも大崎電気から移籍の信太がすぐさま点を取り返す。その後、両チーム退場者を出す中、両GKの好セーブがあるなど一進一退の攻防が続く。トヨタ車体はディフェンスシステムを6-0から5-1に変更し流れを引き寄せ内海の連取などで抜け出したトヨタ車体のリードで前半が終了。
    　後半も5-1ディフェンスでスタートのトヨタ車体。中々攻めきれないジークスターだがそれでも信太・東長濱の得点や甲斐のセーブで追いかける。点差を広げたいトヨタ車体だがジークスターも豊本のステップシュートなどで離されない。しかし、地力に勝るトヨタ車体が北詰・玉城のロングシュートなどで点差を広げ34-27で開幕戦勝利を飾る。ジークスターも最後まで集中を切らさず、60分間見応えのある試合だった。

トヨタ自動車東日本　31 (14-17, 17-10) 27　トヨタ紡織九州

  • 　『トヨタ自動車東日本開幕戦快勝。』
  • 　トヨタ紡織のスローオフ、24番朴の体を張った得点で幕を開ける。トヨタ紡織、退場者を出すもGK岩下を中心に堅い守りで徐々に点差を広げ、10分8-3東日本はたまらずタイムアウト。点差を縮めたい東日本が17番中川・10番玉井で点を取るが、トヨタ紡織も素早い速攻で取り返す。終盤、東日本は17番中川のロングシュートなどの連続得点で点差を縮めるが退場者を出してしまい17-14トヨタ紡織のリードで前半終了。
    　後半、東日本のスローオフ。21番西山の得点が決まり2点差となる。トヨタ紡織8番荒川、東日本10番玉井が速攻で点を取り合い試合は進み7分東日本が逆転に成功しトヨタ紡織タイムアウト。直後にスカイプレーを決め同点になるがこの日好調の東日本17番中川が連続でロングシュートを決め点差を広げる。勢いの止まらない東日本は14番佐藤・17番中川の得点などで更に点差を広げようとするがミスが続きトヨタ紡織も点差を詰めるがタイムアップ。31-27でトヨタ自動車東日本が開幕戦を勝利で飾る。

大崎電気　　　　33 (17- 6, 16-11) 17　ゴールデンウルヴス福岡

  • 　『大崎20-21シーズン最速で1勝を飾る』
  • 　20-21シーズン最速の11時30分、福岡のスローオフでゲームが始まる。大崎は堅いラインディフェンス、また、福岡は積極的にラインを上げる対照的なフォーメーションとなる。両チームともシーズン初戦のためか、オフェンスミスが目立ち、開始15分で6対1大崎リードとロースコアの展開となる。福岡は99伊藤46庄司のミドルで得点を狙うが、地力に勝る大崎は25元木のパワフルなカットイン、22小山の速攻などで得点を重ね、17対6大崎のリードで前半を折り返す。
    　後半は大崎15安平の速攻からゲームが動き出す。大崎は福岡の攻撃の柱となる99伊藤を確実に押さえるとともに、早い展開で福岡ディフェンスを切り裂いていく。後半18分には30対12、18点差と大崎大量リードとなる。福岡は10江藤22三浦の両サイドに球を散らし、現状を打開しようとするが、最後まで単発の攻撃となり流れを引き寄せることができなかった。最終スコアは、33対17で大崎が20-21シーズン最速で初戦を飾ることとなった。

豊田合成　　　　34 (17-15, 17-10) 25　琉球コラソン

  • 　『豊田合成完勝で今シーズン初戦を飾る』
  • 　ホームで今シーズンの開幕を迎える豊田合成と琉球コラソンの試合は、立ち上がりすぐに琉球コラソン23番佐藤が先制、すぐに豊田合成９番趙が取り返し、試合が始まった。お互いチームの持ち味を発揮し、一進一退の試合が続き、なかなか点差が離れない。前半終盤、豊田合成今シーズン新加入２番山口の３連続得点で引き離しにかかるも琉球コラソンも粘り、１７対１５の豊田合成２点差で前半を終了した。
    　後半は豊田合成19番徳田の先制から試合が始まった。徐々に豊田合成のディフェンスが機能し始め、20番出村を起点とした速攻、セットオフェンスでは19番徳田、新加入14番田中を中心に得点を積み重ねていった。琉球コラソンも１番棚原を中心にオフェンスを組み立て得点を狙うが、豊田合成12番中村中心とした堅いディフェンスを跳ね返すことができず、34対25で豊田合成が9点差で今季初勝利を飾った。

　◆　女　子　◆

北國銀行　　　　28 (18-11, 10- 9) 20　ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング

  • 　『リモートマッチによる開幕戦。北國銀行が白星スタート』
  • 　ソニーのスローオフで開始。序盤両チーム流れが悪く一進一退の攻防が続く。中盤、北國はNo.10佐々木のカットインでのシュートを皮切りに、7連取し、北國ペースになる。終盤ソニーは反撃に出るも北國GK馬場の攻守とNo.11秋山の速攻とサイドからの量産により7点差をつけ終了した。
    　後半開始するが両チームスロー展開とGKの攻守もあり得点に結びつかない。開始5分ソニーNo.7服部のサイドシュートがようやく決まる。湿度の高いコートで苦戦が続き、思うように加点ができない中、北國No.11秋山のシュート力が光った。

三重バイオレットアイリス　30 (14-10, 16-11) 21　飛騨高山ブラックブルズ岐阜

  • 　『リーグ開幕、コロナに負けるなハンドボール』
  • 　高山はスタートからシングルからダブルポストでディフェンスをゆさぶった展開だったが、じりじりと点差をつめられ16：46三重が逆転した。その後一進一退であったが19：20-28：00までに３人が退場となり前半14-10で終了した。
    　後半0：51三重はいきなりの退場者を出したが、ワイドで思い切りの良い攻撃が目立った。高山は4：45-11：23までに得点を取れず苦しい展開となった。ホーム初戦は地力に勝る三重が勝利した。

ＨＣ名古屋　　　30 (12-12, 18-12) 24　プレステージ・インターナショナル　アランマーレ

  • 　『HC名古屋、ホーム開幕戦を白星でスタート！』
  • 　序盤、名古屋は15番山本、アランマーレは4番飯塚で得点を重ね、10分を過ぎ4‐4の同点。その後は名古屋がリードし、アランマーレが追いかける試合展開が続く。4番飯塚を中心に試合を組み立てるアランマーレは、19分過ぎに5番佐々木からの3連続得点で一気に逆転、11‐9とリードする。一転、追う立場となった名古屋は前半終盤、21番福地、4番綿引による連取で12－12の同点追いつき、後半につなげた
    　一進一退の攻防が続く後半の立ち上がり、5分を過ぎ、16‐16の同点。ここから試合の流れをつかんだのは名古屋。アランマーレのセットオフェンスにディフェンスが対応し始めると、11分には17‐16と後半はじめてのリードを奪う。その後も12番GK瀧澤が要所で好セーブを見せ、4番綿引、9番髙宮らで着実に得点を重ねていく名古屋。アランマーレの反撃をかわしながら、じわりじわりと点差を広げると、30‐24の6点差でタイムアップ。HC名古屋がホーム開幕戦を白星で飾った。

オムロン　　　　28 (12- 8, 16-10) 18　大阪ラヴィッツ

  • 　『オムロン、ホームで白星スタート』
  • 　ラヴィッツは5番田中を中心にした。オムロンは流れるパスワークから7番岩渕のロングシュートが冴え渡った。20分すぎにはオムロンが連続得点をあげ、4点差で前半終了。
    　後半、ラヴィッツは連続得点で12対10とする。その後も27番土居が得点を重ねる。しかし、オムロンはディフェンスが機能し、2番勝連や11番尾崎の速攻などで点差を広げていき、28対18でオムロンの開幕戦勝利となった。

　◆　男　子　◆

ジークスター東京　31 (15-13, 16-15) 28　トヨタ自動車東日本

  • 　『ジークスター初勝利』
  • 　常にジークスターがリードしていたが、2点差以上の差をつかせず、トヨタ東日本が食らいつく、激しい攻防の前半戦となった。ジークスター88番東長濱選手と33番信太選手の存在感が大きく、攻守ともに活躍が目立った。
    　後半、ジークスターが流れを掴み、後半8分で7点差まで開いた。しかし、トヨタ東日本も粘り強くボールを繋ぎ、徐々に差を縮めた。31-28でジークスターが勝利した。

大崎電気　　　　29 (13-14, 16-14) 28　湧永製薬

  • 　『大崎電気逆転で２連勝』
  • 　大崎電気25番元木選手の得点で始まった試合は、両チームのゴールキーパーの素晴らしいセーブで、前半20分まで1点を争う拮抗した試合だった。その後、湧永製薬4番助安選手の得点などで9対13と湧永製薬がリードしたが、大崎電気が22番小山選手の3得点などで詰めより、13対14の湧永製薬リードで前半を終了した。
    　後半開始から、大崎電気は20番高間選手の速攻などで逆転し、25対21と4点リードした。その後、湧永製薬も粘りを見せ、残り2分で28対28の同点とした。最後は大崎電気17番植垣選手のシュートが決まり、結果29対28の1点差で大崎電気が勝利した。

トヨタ車体　　　36 (19-11, 17-16) 27　琉球コラソン

  • 　『トヨタ車体素早い展開で開幕二連勝！』
  • 　序盤最初に流れを掴んだのはトヨタ車体。6番内海の速攻などで9分8-4とする。対するコラソンもトヨタ車体が退場者を出す間に2点差とするがトヨタ車体1番岡本の好セーブからの素早い展開に対応できず逆に7点差までリードを広げられる。何とか追いつきたいコラソンも1番棚原ロングシュート・16番内田のセーブで食い下がるが点差は縮まらず、終盤伊舎堂の7mスローなどで点差を広げ19-11トヨタ車体のリードで前半を折り返す。
    　後半立ち上がりトヨタ車体12番加藤のセーブから速攻で高智が得点。コラソンも34番東江のカットインなどで取り返す。しかしトヨタ車体も守ってはテンポの速い速攻で流れを渡さない。流れを変えたいコラソンは16分9点ビハインドでタイムアウト。その後7人攻撃やパスカットからの速攻などで得点を重ね点差を詰めるがトヨタ車体も7人攻撃や速攻で取り返す。コラソンは幾度もゴールを狙うがトヨタ車体12番加藤の好セーブに阻まれる。お互いに最後まで激しい攻防を繰り広げタイムアップ。36-27でトヨタ車体が開幕二連勝を飾る。

大同特殊鋼　　　31 (15-12, 16-17) 29　トヨタ紡織九州

  • 　『大同特殊鋼、リードを守り切り、リーグ初戦を白星でスタート！』
  • 　前半立ち上がりから、退場者が相次ぐ紡織に対し、大同が猛攻。20番東江を中心に得点を重ね、守っては12番久保が好守を連発、11分を過ぎ、8－1と大きくリードする。対する紡織は14番梅本の得点で大同の連続得点を断ち切ると、徐々にリズムを取り戻し、大同との点差を縮めていく。25分、紡織は21番清家から始まる5連続得点に成功すると、13‐12とし、大同にあと1点と迫る。その後、24番杉本、6番加藤で得点を重ねた大同が紡織の反撃を食い止め、15‐12の3点リードで前半を折り返した。
    　2分、紡織は19番三重の連続得点で16‐15とし、再び1点差に迫る。しかし、ここで前半同様退場者を出してしまった紡織は、大同に4連続得点を許し20‐15と再びリードを広げられる。その後、12番GK岩下に当たりの出てきた紡織は粘り強く大同に食らいつくと、19分過ぎ、4連続得点で25‐24と三度1点差に迫る。しかし大同は、21番小澤の得点など、要所でリードを保ち続けて試合終了。大同が31‐29で紡織を振り切り勝利を収めた。

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