第45回日本リーグ
2020-2021 Season
試合結果
RESULTS

JHL戦況報告　第12週

第1日・2020/11/28(土)
 
第2日・2020/11/29(日)

　◆　男　子　◆

大同特殊鋼　　　31 (18-13, 13-13) 26　北陸電力

  • 　『北電ねばりを見せるも一歩及ばず』
  • 　大同特殊鋼のスローオフで試合開始。立ち上がりから両チームとも一進一退の攻防が続き、前半19分過ぎ、北電の退場から大同が4連続得点をとり、点差を広げる。北電も食い下がるが、点差が縮まらず、18対13で大同リードで前半終了。
    　後半開始後、どちらのチームも堅いディフェンスで守っていたが、後半21分から北電の30番川島選手の得点など、連続得点で追い上げ、一時2点差まで縮まるが、大同の確実な得点で、振り切り、26対31で、大同の勝利で試合の幕を閉じた。

大崎電気　　　　29 (16- 8, 13-10) 18　ゴールデンウルヴス福岡

  • 　『自力に勝る大崎勝利』
  • 　ウルヴスの3連続得点でスタートしたが、大崎が負けじと7ｍスローを含む5連続得点で突き放す。その後、ウルヴスも食らいついていくも点差は縮まらず、8－16の大崎リードで前半終了。
    　後半に入ってウルヴスが粘りのディフェンスを見せ、いいリズムで試合が展開された。一方、大崎も多彩な攻撃力で寄せつけず。前半の貯金で優勢に進めた大崎電気が11点差をつけ、試合終了。

豊田合成　　　　33 (14-14, 19-10) 24　琉球コラソン

  • 　『豊田合成、後半に流れを掴み快勝』
  • 　琉球No.34東江のシュートで動き出した前半戦は、両チーム、相手の守備を崩そうと多彩な攻撃を見せる展開となった。合成は、右サイドからの攻撃を多用し、No.20出村らが得点を重ねる。一方の琉球は、キャプテンのNo.34東江を中心に、多数の選手が交錯しながらゴールを狙う。両者譲らぬ攻防が続く中、琉球No.7石川が残り3秒で放ったロングシュートがネットを揺らし、14対14で前半が終了した。
    　拮抗した前半とうってかわって、後半は合成の4連続得点から始まる。琉球は後半4分、10分と早めにタイムアウトを取るも、合成の勢いを止めることはできず、点差を広げられてしまう。合成は前半同様にサイドがうまく機能し、No.20出村が通算10得点をあげるなど、順調に点数を重ねた。一方の琉球も、No.7石川が、力強いシュートで6得点をあげるなど気を吐いたが、大局を変えるには至らず、リーグ首位の合成が9点差をつけて勝利を収めた。

トヨタ自動車東日本　29 (13-17, 16- 8) 25　トヨタ紡織九州

  • 　『攻守に集中力を見せた東日本、後半に逆転し勝利』
  • 　序盤は、紡織が丁寧なボール回しから得点をあげ、対する東日本が素早いリスタートでカウンターを決めるという展開が続く。紡織はこまかくパスをつないで守備を散らし、ポストのNo.22酒井がゴールを決めていく。一方の東日本は反撃の隙を逃さずに速攻を仕掛け、No.17中川が6得点をあげた。試合は拮抗するかに思われたが、紡織No.12岩下が躍動し、好セーブを連発。徐々に流れが紡織に傾き、17対13と紡織リードで前半を折り返した。
    　4点を追いかける東日本は後半、少しずつ紡織の攻撃を捉え始める。厳しいディフェンスで紡織にシュートを打たせず、試合の流れを引き寄せた。紡織は何とか食らいつこうとするが、No．17中川やNo.10玉井らを中心とした東日本の猛追を止められず、後半22分、ついに逆転を許す。東日本は最後まで集中したプレーを続け、最終的には3点の差をつけてアウェイゲームを制した。

ジークスター東京　27 (17-15, 10- 9) 24　トヨタ車体

  • 　『地元の声援を受けた甲斐の好セーブでジークスターが接戦を制す。』
  • 　車体のスローオフで試合開始。ジークスターNo.66甲斐が好セーブを連発し、No.3部井久の豪快なミドルシュートでジークスターが先制。その後は、両者譲らず一進一退の攻防が続く。車体はタイムアウト後、2連続得点を挙げ突き放しにかかるが、対するジークスターもNo.7細川の速攻などで4連続得点を挙げ逆転に成功。前半終盤、再びジークスターNo.66甲斐の好セーブ3連続や車体の退場の際に確実に得点し、前半を17－15で折り返した。
    　後半立ち上がり、攻守にわたりリズムを取り戻した車体は、No.24北詰のカットインなどからの連続4得点で逆転に成功。対するジークスターもNo.7細川のスカイプレーなどで反撃、互いに1点差の攻防が続く。中盤、互いに5分以上得点が入らない状況が続く中、ジークスターNo.66甲斐が再び好セーブを連発、流れをジークスターに引き戻す。流れを掴んだジークスターが終盤に4連続得点で車体を突き放し、27対24で試合終了。終始ジークスターNo.66甲斐の好セーブが際立った試合だった。

　◆　男　子　◆

大崎電気　　　　25 (13-12, 12-11) 23　湧永製薬

  • 　『接近戦を大崎制す』
  • 　序盤は大崎ペースで試合が展開したが、前半19分から大崎が続けて2人退場し、湧永が一気に逆転に成功。大崎も負けじと22分のタイムアウト後に5連続得点をあげ、13－12の大崎リードで前半終了。
    　後半スタートからも大崎ペースでゲームが展開。後半13分から湧永の反撃開始。4連取し、後半19分に湧永が追いつく。しかし、大崎も負けじと4連取し、点差を広げる。その後、一進一退の攻防が続き、大崎2点リードのまま試合終了。

トヨタ車体　　　33 (13-16, 20-10) 26　琉球コラソン

  • 　『琉球コラソン善戦したが力及ばず敗れる』
  • 　序盤コラソンのペースで試合が展開し6点差をつける場面もあったが、トヨタ車体も粘りを見せ、一進一退の攻防を繰り広げた。前半終了間際、トヨタ車体は3連続得点で追い上げたが、13対16でコラソンリードのまま前半を終えた。
    　後半開始後からコラソンの勢いは変わらず、コラソンペースで試合が進む。徐々に車体がリズムをつかみ、後半10分に追いつく。その後コラソンも粘りを見せ食い下がるが、車体の総合力の前に一歩及ばず。

北陸電力　　　　29 (14-11, 15-13) 24　ゴールデンウルヴス福岡

  • 　『終始リードした北電勝利』
  • 　序盤は北電ペースで試合が進み、3連続得点も重なって5点差にリードを広げた。しかし、ウルヴスが99番伊藤を中心に食らいつき、粘りの好守を見せ1点差まで詰め寄った。北電も逆転を許さず11対14で前半終了。
    　後半早々ウルヴスの攻撃が噛み合い、反撃ののろしを上げる。しかし、福岡に退場者が出てペースをつかめず、北電に連続失点を与える。福岡も必死に食らいつくが点差が縮まらず、北電のリードのまま試合終了。

トヨタ自動車東日本　26 (12-15, 14-10) 25　ジークスター東京

  • 　『トヨタ自動車東日本、守護神の活躍で白熱の接戦を制す』
  • 　前半は序盤から、ジークスターが攻守のリズムを作り、優勢に試合を進めた。堅実な守備で東日本の攻撃を止め、No.11平本やNo.3アダムを中心に連続得点を決める。中盤、東日本はNo.2濱口の2得点を含む3連続得点で1点差まで詰め寄るも、ジークスターの要求したタイムアウト後に2本の7mスローを与えるなど、追いつくには至らない。ジークスターが3点のリードを守り、前半を折り返した。
    　引き離したいジークスターと追いつきたい東日本、両者の思いがぶつかる後半は、1点を奪い合う緊迫した立ち上がりとなった。均衡が崩れたのは中盤、ジークスターに退場者が出た隙に、東日本が5連続得点を決め、ついに逆転に成功する。No.21西山の華麗なスカイプレーも決まり、東日本が勝負を決めるかに思われたが、今度は東日本に痛恨の退場者が出る。ジークスターはその間にNo.88東長濱らがしっかりと得点をあげ、後半28分、再び同点となった。残り1分強というところで東日本No.17中川がゴールネットを揺らすと、今日何度もチームを救ったゴールキーパーのNo.12関口が、最後まで気迫のセーブでゴールを守り切り、東日本が1点差で熱戦を制した。

トヨタ紡織九州　32 (18-12, 14-13) 25　大同特殊鋼

  • 　『紡織、白熱のホームゲームで勝利』
  • 　ホーム2連戦の紡織は、前半立ち上がりから4連続で得点を奪い、試合の主導権を握った。No.7津山が中央から鋭く切り込んで得点を重ね、また、左サイドからNo.14梅本が得点機を逃さずにゴールを決めた。一方の大同は、連携のとれた紡織のディフェンスをなかなか崩すことができず、連続得点につなげられない。パスカットから得点を決められる場面もあり、反撃の糸口を掴みあぐねた。優勢に試合を運んだ紡織が6点のリードを保ったまま、前半が終了した。
    　前半の勢いを残す紡織は、No.14梅本やNo.13李を中心に積極的にゴールを狙っていった。一方の大同も、No.21小澤が、後半だけで5得点をあげるなど、何とか流れを変えようと全力のプレーを見せる。両者見応えのある試合を展開したが、途中、選手やスタッフが感情を露わにする場面が見られるとともに、終盤には集中力を欠いたようなプレーも散見された。結局、前半のリードは後半も変わらず、紡織が、欲しかったホームでの白星を勝ち取った。

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