第45回日本リーグ2020-2021 Season
試合結果
RESULTS
JHL戦況報告 第19週
第1日・2021/02/11(木)
第2日・2021/02/13(土)
第3日・2021/02/14(日)
◆ 男 子 ◆
大同特殊鋼 27 (11-13, 16-13) 26 トヨタ自動車東日本
- 『後半の連続得点をきっかけに大同が接戦を制す』
- 17番中川のステップで先制した東日本が、12番関口の連続セーブで勢いに乗り、10番玉井のステップなどで4連取。その後も10番玉井が得点を重ねるが、大同も久保の好セーブからリズムを掴み、5番石橋のサイドなどで20分過ぎに逆転に成功。残り5分を切ってから18番藤原のサイドなどで3連取した東日本が2点リードで前半を折り返した。
両者一歩も譲らず一進一退の攻防が続き、15分過ぎまでお互い連続得点の無い息詰まる攻防が展開された。大同が9番中田の速攻で後半初の連続得点を挙げると流れを掴み、23番佐藤の技ありのミドルや18番吉田の速攻などで25分過ぎに逆転に成功。そのまま大同が1点差で逃げ切った。
ジークスター東京 16 ( 中止 ) 0 ゴールデンウルヴス福岡
(開催中止)
豊田合成 16 ( 中止 ) 0 北陸電力
(開催中止)
トヨタ紡織九州 30 (15-12, 15-12) 24 湧永製薬
- 『紡織1番小峰が湧永に立ちはだかる?』
- 立ち上がり紡織19番三重の鮮やかなブラインドシュートで始まる。すぐさま湧永は30番田中のスピードある速攻で得点を返す。対する紡織は3番田中のロングで対抗する。一進一退の展開が続くが湧永の粘り強い攻撃の展開で紡織は退場が続く。しかし紡織は1人少ない中でも得点を重ねリードを許さない。終盤22番酒井の連取で3点差をつけて前半を折り返す。
後半スタート1人少ない紡織だがうまくポスト使い退場を誘う。逆に数的優位になった紡織は1番小峰のセーブから速攻につなげて4連取し7点差にする。対する湧永はプレスディフェンスに変えて相手のリズムを崩し3連取し追い上げたいところだが、紡織1番小峰のナイスセーブに阻まれる。湧永30番田中が8得点上げる活躍も及ばず6点差で紡織が勝利する。
大崎電気 36 (11-16, 25-14) 30 琉球コラソン
- 『地力に勝る大崎が後半逆転勝ち』
- 2021年ホーム初戦を勝利で飾りたい琉球コラソンとプレーオフ進出を狙う現在2位の大崎オーソルの戦い。開始30秒で退場者を出した大崎に対し、琉球はNo19美並のサイドシュートで先制する。前半10分間はお互い複数の退場者を出すも、ロースコアの静かな立ち上がり。試合が動き出したのは14分過ぎ。琉球はNo16内田の好セーブに応え5連続得点で一気に5点差をつける。最大7点差まで広がったが、大崎はNo9森、No22小山、No20高間の得点で徐々に点差を縮めていく。前半残り5分でNo19美並、No34東江の7mとNo13峰岸のサイドシュートで琉球が16-11の5点差で折り返す。
後半大崎は、No18香川、No9森を中心にディフェンスが機能し始め、オフェンスではNo22小山の巧みなゲームメイクとNo5柴山、No17植垣などの得点で8分過ぎに逆転する。対する琉球はNo16内田、No27衣笠の両ゴールキーパーの好セーブとNo34東江、No7石川のシュートなどで粘り強く得点し点差をなかなか広げさせない。残り5分で大崎No5柴山の2本の7mとNo9森のポストシュートなどで点差を広げ、36-30で大崎が逆転勝ちを収めた。
◆ 女 子 ◆
オムロン 20 (10- 7, 10- 5) 12 飛騨高山ブラックブルズ岐阜
- 『オムロンプレーオフ出場にとどまる。』
- 序盤13分まで3-4とブルズリード。13:56オムロン7番岩渕のカットインで同点。19:04オムロン18番伊地知のカットインで逆点。両チームともクリーンなディフェンスが目立った。10-7で前半終了。
17:50まで得点が無く、苦しい展開となったブルズ。オムロンは11番尾﨑らの速攻で得点を重ねた。高いディフェンスを崩す事ができず、地力に勝るオムロンが勝利した。
三重バイオレットアイリス 31 (16-19, 15-12) 31 北國銀行
- 『三重バイオレット惜しい引き分けも、北國相手に貴重な勝ち点をあげる』
- 前半北國は2番田邉、10番佐々木らで得点するが、三重も11番團のサイドシュートを中心に9分5-5と互角の展開。北國は8番永田、10番佐々木らで3連続得点し、引き離しにかかるが、三重も20番原が3連打して追いつく。ここから北國は8番永田、10番佐々木、三重は15番多田、11番團らで点を取り合うが北國がやや優位にゲームを進め、3点差で前半を終了。
後半に入ると三重が押し気味の試合を展開。20番原、11番團らで10分には22-22の同点に追いつき、15分過ぎから25番林の3連打で逆転に成功。大きな白星をあげるかと見られたが、終盤北國も新加入の20番中山、23番相澤らのシュートで追い上げ、引き分けに持ち込んだ。
大阪ラヴィッツ 31 (13-10, 18-12) 22 HC名古屋
- 『剛腕・藤井がその実力を遺憾なく発揮しラヴィッツ快勝!』
- ラヴィッツスローオフ。ラヴィッツは27番土居の速攻で先制すると、鮮やかなポストパスから5番田中が2得点を挙げ、流れをつかむ。対する名古屋は15番山本がロングシュートで得点を量産。中盤は一進一退の攻防が続くが、ラヴィッツは安定したディフェンスで名古屋オフェンスに対応。前半終盤には17番藤井、27番土居の得点でリードを広げ、3点差で前半を折り返す。
後半立ち上がり、名古屋は15番山本がラヴィッツ23番橋本の退場を誘い、この機に1点差まで詰め寄る。ラヴィッツは17番藤井が2本のサイドシュートを決め勢いづくと、5連続得点で一気にリードを広げる。名古屋は7人攻撃でゴールを狙うが得点が伸びない。その後も着実に得点を重ねたラヴィッツが31-22で勝利をおさめた。
イズミメイプルレッズ 24 (13-10, 11- 6) 16 ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング
- 『イズミアウェイで貴重な勝利!!』
- イズミのスローオフでゲームがスタートし、6番堀川がサイドシュートを決め、イズミが先制するも、その後イズミのライン内防御にて15番青が7mスローですかさず追いつく。その後イズミは6番堀川がポストシュート、10番秋山のロングで得点し、ソニーは7番服部のサイドシュート、14番谷のロングなど一進一退の攻防が続き終盤に連続得点をあげたイズミが13-10とリードして前半終了。
後半立ち上がり、ソニーが7番服部のサイド、13番北原のロングで1点差に追い上げるが、イズミは12番ゴールキーパー板野を中心とした堅いディフェンスでソニーのオフェンスを防ぎ、8番三田の速攻などで得点を積み重ねさらにリードを広げる。なんとか流れを変えたいソニーも27番河嶋のサイドなどで追い上げるが、堅守が光ったイズミが24-16で勝利した。
◆ 男 子 ◆
ジークスター東京 16 ( 中止 ) 0 北陸電力
(開催中止)
北陸電力 29 (18-12, 11-16) 28 琉球コラソン
- 『北電、激戦を制し連勝。今季地元で初白星!』
- 北電のスローオフで試合開始。序盤北電No.21ポスト中山、No.3藤坂のミドルで得点を重ねペースを掴む。前半8分過ぎ北電の退場を機に反撃を試みるも北電No.1ゴールキーパー岩永を中心とした北電ディフェンスを崩せない。13分過ぎにコラソンはタイムアウトを請求。コラソンNo.7石川のロング、No.23佐藤のミドル等で得点を上げていくが、北電も負けじと得点を重ね北電が6点リードで折り返す。
コラソン1人少ない状況で始まったが、立ち上がりはNo.27ゴールキーパー衣笠の連続セーブから連続得点で反撃にかかる。3分過ぎにコラソンは退場者を出してしまうが、北電にミスが続きそれを逃さず点差を縮め8分過ぎに追いつく。その後北電No.3藤坂のロング、コラソンNo.34東江のミドル等で一進一退の攻防が続く。27分北電No.30川島のカットインで勝ち越し。負けじとコラソンも最後まで攻めるが北電が守り抜き、激戦を制した。
トヨタ車体 32 (16-13, 16-15) 28 トヨタ紡織九州
- 『車体、紡織を振り切り、勝利を収める。』
- 序盤10分、紡織は13番李、車体は18番吉野の得点などで互いに譲らず、6-6の同点。その後、試合の主導権をつかんだのは車体、18番吉野、10番木切倉、7番藤本による3連続得点で9-7とすると、1番ゴールキーパー岡本の好守もあり、徐々にリードを広げていく。20分を過ぎ、13-9と車体が4点リード。何とか食らいつきたい紡織は、8番荒川の7m、14番梅本の速攻による連続得点で13-11とする。その後は互いに点を取り合い、前半は16-13、車体の3点リードで折り返した。
立ち上がり、退場者が続く車体に対し、オフェンスのリズムが良くなった紡織は、19-15からスカイプレーなどを織り交ぜた攻撃から一気の4連続得点。8分を過ぎ、19-19と試合を振り出しに戻す。14分過ぎ、得点の伸びない車体に対し、紡織は14番梅本の連続得点などで、21-24とリードする。これ以上、引きはなされたくない車体は、24番北詰、18番吉野で反撃、18分には25-25の同点にする。ラスト10分の攻防、流れをつかんだのは車体。前半のような攻撃のリズムを取り戻すと、24番北詰、20番渡部が得点を積み重ねて紡織を振り切り、32-28で勝利した。
豊田合成 37 (15-12, 22-11) 23 湧永製薬
- 『圧倒的な攻撃で湧永を下す』
- 合成7番ヨアンのロングシュートからゲームスタートし,高さを活かしたパワープレーで攻める。対する湧永は30番田中のパスワークから速攻へ繋ぎ得点を量産。一進一退の攻防が続く中,合成25番中尾の退場をきっかけに湧永が前半20分10-8と2点差とリードするも合成9趙,8番津波古の連続得点で同点に追いつく。湧永は後半11番矢田が退場するもディフェンスで粘りを見せ前半25分までは1点差の攻防を見せるも,終盤に合成の連続得点を許し15-12合成3点差リードで前半折り返す。
後半追い上げたい湧永に対し,合成の高さあるディフェンスがそれを阻む。また合成7番ヨアン,2番趙のロングシュートが止められずじわじわ点差が離れる。後半5分,得点の主軸である合成7番ヨアンが退場し攻め入りたい湧永だが,繊細さに欠けるプレーが続き逆に相手に得点を許してしまいチャンスを掴むことが出来ない。終盤も猛追したい湧永の攻撃を合成のディフェンスがことごとく阻み,安定の合成ペースを保ちながら37-23で湧永製薬を下した。
琉球コラソン 16 ( 中止 ) 0 ゴールデンウルヴス福岡
(開催中止)
◆ 女 子 ◆
北國銀行 31 (17-13, 14-10) 23 オムロン
- 『ルーキー相澤の活躍で北國勝利』
- オムロンはNo.6石井のブレイクスルーを中心に得点を重ねる。一方センターバック大山を欠く北國はNo.9横嶋でスタートするが、本調子には程遠く6分に1-3と苦しい展開。そこでルーキーのNo.23相澤にスイッチするとNo.11秋山のサイドなどで逆転に成功し、そのまま前半を終えた。
後半に入ると、しばらく一進一退の攻防が続いたが、北國No.8永田の退場を機にオムロンが3連取し一点差に迫る。ここで一段ギアを上げた北國はNo.23相澤のブレイクスルーやミドルなどで7連取し試合を決めた。
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング 22 (16- 7, 6- 9) 16 HC名古屋
- 『ソニー、前半のリードを守り切り、9勝目!』
- 立ち上がり、6番川村、27番河嶋の得点など、6連続得点でスタートを切ったソニー。試合開始早々、6-0とリードし、試合の主導権を握る。対する名古屋は、15番山本の得点で反撃、13分を過ぎ8-4とする。しかし、シュートミスが目立つ名古屋に対し、ソニーは24番角南のポストシュート、7番服部のサイドシュートなどで着実に得点を重ねる。20分過ぎに13-5とリードを広げたソニー。その後もソニーの優位は変わらず、前半は16-7。ソニーが9点リードで折り返した。
前半同様、先手を取ったのはソニー、24番角南から始まる3連続得点で19-7とさらにリードを広げる。しかし、この嫌な流れを4番綿引の得点で断ち切った名古屋は3連取に成功、19-10と反撃に転じる。名古屋は12番ゴールキーパー瀧澤の好守に引っ張られるように、ディフェンスが機能し始めると、徐々に点差を縮めていく。その後も10番飯島、4番綿引で得点を重ねた名古屋は20分を過ぎ21-16と5点差にまで迫る。しかし、試合は前半のリードを守ったソニーのリードでタイムアップ。ソニーが名古屋を振り切り、22-16でリーグ戦9勝目を収めた。
プレステージ・インターナショナル アランマーレ 29 (15- 8, 14-17) 25 大阪ラヴィッツ
- 『アランマーレが接戦を制す。』
- 1点目はアランマーレ4番飯塚が速攻。ラヴィッツのパスミスやアランマーレゴールキーパーの好セーブからの速攻の展開でアランマーレが序盤ペースを掴む。ラビッツは6分手前で19番三原のカットインでようやく1点目。その後、アランマーレ9番横嶋の退場から17番藤井のシュートなどでラビッツがペースを掴むと思われたが、アランマーレ飯塚のステップシュートでペースを渡さず終了。
立ち上がりにアランマーレ11番朴の退場からラヴィッツは23番橋本がサイドシュートを決めラヴィッツがペースを掴む。途中アランマーレ9番横嶋が負傷退場のためコート上不在となるが、ゴールキーパー安田を中心にしっかり守り、最後まで流れを渡さない。ラヴィッツは26番笠松のカットイン、西笛復帰後初得点などの反撃も及ばずアランマーレが勝利した。
イズミメイプルレッズ 27 (13- 5, 14- 7) 12 飛騨高山ブラックブルズ岐阜
- 『選手層の厚さを見せたイズミメイプルレッズ』
- イズミは2番角屋と6番堀川のディフェンスを中心に3番の石川,17番の三橋が速攻で得点。一方ブルズは,速攻展開で5番和田や9番丸山が得点を重ねるもセットでの攻撃のリズムが悪く,前半15分4-8でタイムアウトを請求。タイム開けすぐメイプル2番角屋がディフェンスの反則で退場するも12番板野の好セーブに阻まれ前半はイズミリードで13-5。
後半の流れを取り戻すべく,ブルズは7人攻撃での後半立ち上がりだったが,イズミの攻撃は後半に入っても止まることなく,開始6分間9番門谷のシュートを筆頭に3連続得点で16-5。しかし,両チームともイージーミスが連発し安定した流れに持ち込めない。点差を離したいイズミのシュートもブルズの16番神谷に阻まれリズムに乗れない。ブルズの力強いプレーも届かず,イズミ25番中西のリーグ初得点や地元広島出身の4番倉岡のシュートなどベンチ層の厚さも見せたイズミが27-12で勝利した
◆ 男 子 ◆
大崎電気 31 (18-17, 13-10) 27 トヨタ自動車東日本
- 『大崎の日本代表勢復帰戦、大崎が確実に勝利をものにする。』
- 東日本スローオフ。立ち上がり、大崎20高間、25元木の速攻で2連取。調子の良さが伺えたが、東日本17中川のカットインが大崎9森の退場を誘い、東日本も追いかける。大崎はパス回しから個人技を光らせ、25元木、17植垣で得点を重ねる。東日本は11楳木のポストで簡単には引き離させない。終盤、東日本は4山崎、6川端の2連取でくらいつき、18-17大崎リードで折り返す。
後半、東日本のディフェンスが機能し、大崎に得点させない中、東日本10玉井、19堤らで22-21と逆転に成功。大崎のリズムが崩れるかと思ったら、ここからが大崎の本領発揮。25元木の個人技、14土井の速攻などで5連取。引き離しにかかる。東日本は後半25分、17中川が退場し流れは大崎に。東日本は堤の通算400点ゴールもあったが、31-27で大崎の勝利。大崎の日本代表勢が勝利を引き寄せた。
◆ 女 子 ◆
三重バイオレットアイリス 20 (10- 7, 10-10) 17 プレステージ・インターナショナル アランマーレ
- 『三重バイオレット競り勝ち8勝目!!』
- 前半7分まで三重バイオレットが退場者2名を出し、ホーム戦のアランマーレが4-0とリードする。三重バイオレットは右サイド23番森本の得点を中心に追い上げ、14分過ぎに5-4と逆転した。お互いに粘り強いディフェンスを続け、一進一退の攻防が続き、三重バイオレットが10-7、3点リードで前半を終えた。
追いつきたいアランマーレはポストシュートから2連続得点した。三重バイオレットもポストシュートで得点を重ね、前半同様一進一退の攻防が続いた。アランマーレは12分に退場者を獲得したが、得点差をつめることができなかった。23分まで4点差とした三重バイオレットが追い上げを許さず、8勝目をあげた。