第45回日本リーグ
2020-2021 Season
試合結果
RESULTS

JHL戦況報告　プレーオフ

第1日・2021/03/12(金)
 
第2日・2021/03/13(土)
 
第3日・2021/03/14(日)

　◆　男　子　◆

大崎電気　　　　27 ( 9-15, 18-12) 27　大同特殊鋼

  • 　『大崎電気、激戦を制し、勝ち上がる』
  • 　大崎電気のスローオフで試合開始。初得点は大同がリバウンドを拾って挙げる。両チームとも堅いのか、ロースコアーでゲームは展開。10分過ぎに3-2の大同リード。15分過ぎからの、大同吉田のサイドシュート2連続得点で徐々に大同に流れが傾いて行った。22分過ぎには東江の2連続得点と、ＧＫ久保のファインセーブもあり、流れは完全に大同ペースで進んだ。終了間際には、大同鄭の小気味よいロングシュートが決まり、15－9と大同リードで前半を終えた。
    　後半は立ち上がりからミスの無い締まったゲームとなった。大崎が2連続で得点すると、すかさずチームタイムアウトの請求。その後は大崎電気が徐々に追い上げ、14分過ぎに同点に追いつく。両チームともミスも出始めたが、試合展開は、2度3度と同点を繰り返した。29分過ぎに、大崎森がポストから決め27-27の同点。残り25秒、残り25秒大同も踏ん張るが、そのまま終了の合図を迎えた。規定により、延長戦は行われずレギュラーシーズン上位の大崎電気が次のステップに進んだ。

　◆　女　子　◆

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング　27 ( 9- 8, 18-13) 21　三重バイオレットアイリス

  • 　『ＧＫの活躍で勝ち上がる』
  • 　三重のスローオフの試合開始であったが、三重がミスを連発。その間ソニーは、ポスト、ロング、サイドへと良くボールを回し、6分には4-0とリードをする。6分過ぎ、三重は原の7mＴで初得点を挙げる。ソニーが速攻を決め、6-4としたところで、たまらず三重はチームタイムアウトを請求。この後、両チーム共、ミスが多い展開となったが、20分過ぎで6-6とロースコアで進んだ。前半終了間際、三重の林のロングシュートで8-8の同点。最後にソニー河嶋がＧＫの股下を抜いて、9-8で前半を終えた。
    　後半、三重は石立・原をＤＦに配し、守りを重視した立ち上がり。退場者も出すが、万谷、中田、林などでふんばり1点差まで詰め寄り、16分過ぎには同点に追いつく。しかし、そこからソニー田村のスカイプレーから、ソニーが勢いに乗りだした。三重も踏ん張るが、ソニーＧＫ大沢が三重・原の7mTをファインセーブ。ここからさらに加速し、河嶋、服部と決め、ソニーペースとなった。ソニーが27-21で次のステージに進出することとなった。

　◆　男　子　◆

トヨタ車体　　　33 (14-13, 12-13, 2- 1, 1- 2, 4- 2) 31　大崎電気

  • 　『トヨタ車体が7mスローコンテストまでもつれ込んだ熱戦を制する！』
  • 　開始早々、大崎森のポストからの得点で幕を開けた。トヨタ車体は?智の速攻、吉野のパスカットからの速攻とロングなどで加点。一方の大崎は小山、元木、植垣のロングで加点し、双方譲らない展開となった。その後も一進一退の展開で、点差が広がらない締まったゲームとなった。大崎は残り40秒でタイムアウトを取り、ターンオーバーからの速攻で獲得した7mスローを小山が決めて13-14の1点ビハインド。トヨタ車体も残り12秒でタイムアウトを取るが、直後のロングを外しそのまま前半終了となった。
    　トヨタ車体は1人退場した状態でのスタート。これに対して大崎は5:1ディフェンスを取ったが功を奏せず、サイドから杉岡に決められてしまう。その後は2点差以上開くことなく、緊張した展開のままゲームが進行した。速攻で走るトヨタ車体吉野に絡んだプレーが棄権と判断され、大崎時村にレッドガード。1人優位な時間にトヨタ車体は2連続得点。しかし、大崎も頑張りタイスコアが続いた。トヨタ車体は29分26秒にタイムアウトを取り、ワンプレーをものにし26-26の同点となった。大崎もすぐさまタイムアウトを取り、残り15秒にかけたがシュートは決まらず、延長戦に突入した。
    　延長戦に入っても緊迫したゲームが続く。延長終了間際、トヨタ車体GK岡本が2連続ビックセーブを見せ、会場を大いに沸かせた。後半に入っても緊迫したゲームが続いた。大崎がトヨタ車体のミスからの速攻で得点して再び同点。その後両チーム1点ずつ取り合い、そのまま譲らず7mスローコンテストにもつれ込んだ。
    　7mスローコンテストは、3人ずつ投げ終わって2-2。トヨタ車体4人目津屋が決めたが、大崎4人目土井が失敗。トヨタ車体5人目藤本が決めて、最終スコア33-31で長い激戦は幕を閉じた。

　◆　女　子　◆

ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング　30 (16-13, 10-13, 0- 1, 4- 0) 27　イズミメイプルレッズ

  • 　『激戦を制したソニーが決勝進出！』
  • 　両チーム共パスミスからの得点と雑な立ち上がり。5-3とメイプルリードとなった所で、ソニーはタイムアウトを取り修正を図った。その後2連続得点で5-5と追いつく。ソニーが9-8と1点リードした所でメイプルはチームタイムアウトを要求。しかしながら、7mスローやエンプティーゴールを許すなど、ソニーにリードを許す。メイプルは25分過ぎ、速攻や7mスローで返すが、ソニーが前半終了間際に河嶋が速攻を決めて16-13で前半終了。
    　ソニー服部のサイドシュートで始まった。一方、メイプルは徐々に追いかけるが、2点差までとなかなか詰められない状態が続いた。後半残り7分にメイプルはタイムアウトを要求。その後秋山や河原畑のロング、石川の速攻などで、26分に25-25の同点に持ち込んだ。ソニーは角南のポストで1点リードし、残り43秒でタイムアウトを取るが、パッシブプレーを判定され、そこからの速攻でメイプルがノータイム7mスローを獲得。これを門谷が決めて、26-26で延長戦に突入した。
    　延長前半、メイプルはポストから堀川が決め、この試合初めてのリードを奪う。しかし延長後半、ソニーは立て続けに7人攻撃を成功させ、30-27でソニーが決勝へ進出した。

　◆　男　子　◆

豊田合成　　　　28 (13-15, 15- 9) 24　トヨタ車体

  • 　『終盤引き離し豊田合成、初優勝！！』
  • 　前半立ち上がり後すぐに合成にイエローカードが出る。一方車体には退場者が出た。そのプレーでの7MTを合成小塩が決めて、この試合の初ゴールとなった。車体は左腕渡部がロング、ブレイクスルーなどで連続4得点と気をはく。合成は2人が続けて退場し、ピンチをむかえるが、なんとかしのぎ切った。このあたりから車体にミスが目立ち始め、合成はこのミスからの速攻で立ち上がりのハンデを詰めていった。14分には8-8の同点となる。その後一進一退の展開が続いた。合成はバラスケスを投入し打開を図るが功を奏しなかった。車体は前半最後のワンプレーでサイドへのスカイプレーを試みた。しかし惜しくも失敗したが会場を大いに沸かせた。後半立ち上がり、合成は得点をあげ1点差。車体もすぐに取り戻して再び2点差。その後両チーム共に退場者を出したが、そのピンチを乗り越えた。合成はバラスケスが機能し始め、5分過ぎには18-18のタイに追いつく。その後車体もバラスケスにマークを厚く守り切った。ゲームは膠着状態になるかと思われたが、15分過ぎ合成は20-19とこの試合初めてのリードを奪う。さらに16分13秒チームタイムアウトを請求し勝負に出る。その後、ポストプレーからの7MT、サイドシュート、ロングと着実に得点を重ねた。GKのファインセーブもあり会場を沸かせたが、26分過ぎには27-22と合成が5点リードした。終盤、車体もDFを上げ反撃を試みるが万事休す。28-24で豊田合成が栄冠を勝ち取った。

　◆　女　子　◆

北國銀行　　　　34 (17-12, 17-12) 24　ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング

  • 　『北國銀行が貫禄を示し7連覇達成！』
  • 　立ち上がりから両チーム共ミスの少ない決勝戦にふさわしい展開。先手はソニー服部が速攻で取った。北國もポストから永田が決め1点目。ソニーが先行で進み、北國が2回の退場者を出すがソニーはそのチャンスを活かせなかった。北國は徐々に追い上げ10分には同点に追いつく。その後もソニーの退場者が出たチャンスを活かし、着々と加点。ソニーは7人攻撃を仕掛け挽回を図るが北國も田邉、秋山のサイドシュート、角南の速攻で得点し、なかなか差は縮まらない。北國大山のアンダーシュートなど、会場を沸かせ、そのまま17-12北國リードで前半終了。
    　後半は北國角南のブレークスルーで始まった。ソニーも多彩な攻めで踏ん張り、一時3点差までせまった。しかし、北國はソニーに退場者が出たチャンスを活かし、着実に加点していった。ソニーも挽回を図るべく7人攻撃を仕掛けるが、エンプティーゴールを奪われるなど、差はひらく一方であった。終了5分前には7点差がつき万事休す。34-24の10点差で北國がチャンピオンの座についた。

ページトップへ戻る