第46回日本リーグ2021-2022 Season
試合結果
RESULTS
JHL戦況報告 第13週
第1日・2021/11/19(金)
第2日・2021/11/20(土)
第3日・2021/11/21(日)
第4日・2021/11/23(火)
◆ 男 子 ◆
ジークスター東京 30 (15-15, 15-11) 26 大同特殊鋼
- 『リュックアバロ登場!!』
- オリンピックや世界選手権で数多の成果を挙げたフランス代表のリュック・アバロが初登場となった。一方大同もデネル・ヤーニマー、イゴール・アニッチと、これもヨーロッパからの参戦。どのようなゲーム展開となるか大いに興味の持たれる一戦となった。開始早々、大同、石橋のサイドシュートで先行する。しかしジークも信太、土井の速攻で得点を重ねる。
ジークのディフェンスの足がよく動いており、大同はなかなかディフェンスを割れないでいたが、ポストにボールが回り始め、康本が3連続でポストから得点。途中、土井がアバロへの、サイドからサイドへのスカイプレーもあったが、惜しくもシュートをゴールキーパー堀田に阻まれた。ゲームは膠着状態となり、ジークの2点リードで進んだ。大同は、まず新外国人のイゴールを投入。そしてデネルを投入すると流れが変わった。デネルはコートに立つやいなやランニングでロングシュートを決め、続いて10m以上遠くからの超ロングシュートを決め会場を驚かせた。終盤デネルからポストのイゴールで得点、さらにデネルのロングで15-15で前半を終えた。
後半開始早々、ジークは東長濱のロングで連続得点。一方大同は、杉本のサイドで連続得点、双方一歩も譲らぬ展開。7分過ぎ、大同は末岡の速攻で初めてリードを奪った。しばらく大同リードで試合は進むが17分過ぎ、ジークはエンプティーゴールの攻めを成功させ再び同点とした。23-23の後、ジークはアバロのサイドシュート、小山のランニングシュートなどでリードを奪った。大同はデネルのロングシュートが2本炸裂し優位に立つと思われたが、すかさずジークは5-1ディフェンスにスイッチ。大同は攻め手を失い、そのまま試合終了となった。
◆ 男 子 ◆
トヨタ紡織九州 30 (13-14, 17-14) 28 トヨタ自動車東日本
- 『紡織が地元で勝利し、4位をキープ。』
- 紡織のスローオフで試合開始。開始3分紡織19番三重の得点で試合が動き、3点先取。東日本も17番中川のサイドシュートで得点。10分に17番のサイドシュートで4-4の同点。14分過ぎ、紡織が7-5で2点リード。17分過ぎの東日本10番玉井の退場の間も紡織は突き放せず、8-8の同点。その後も互いのゴールキーパーの好守もあり22分過ぎには東日本が10-9と逆転。22:44 11-11の場面で東日本のタイムアウト。26:19東日本20番藤村が退場。ゴールキーパー12番関口の好守で得点を許さず。しかし、11番楳木の退場の間に紡織が同点に追いつくも前半終了間際に東日本10番玉井が得点し、13-14と東日本1点のリードで前半終了。
後半開始1分過ぎ紡織が同点に追いつくもその後互いに点を取り合う展開。5分過ぎに紡織が17-16と逆転、7分に荒川の得点で3点差となり、東日本がタイムアウト。2点差とするも、8分過ぎ東日本11番退場の間に紡織が22-17の5点差とする。その後は互いに点を取り合い東日本が3点差とするも、13分過ぎ東日本20番、7番と続けて退場となり、一旦は5点差と紡織が突き放しにかかる。東日本も粘り、20分過ぎに紡織19番三重、9番岡松も反則退場で3点差に追いつく。しかし、次のシュートを紡織12番岩下がファインセーブでその後の速攻につなげ4点差とする。27分過ぎには東日本が1点差とするが、紡織19番三重のシュートで2点差。その後もゴールキーパー岩下の好守もあり、地元ファンの応援を力に最後まで粘ったトヨタ紡織九州が2点差で勝利。
◆ 男 子 ◆
豊田合成 46 (24- 8, 22-15) 23 ゴールデンウルヴス福岡
- 『豊田合成がリードを守り、快勝』
- 立ち上がりから豊田合成のペースで試合が進みウルヴスは得点の機会を奪えない苦しい展開となる。開始後20分あたりからウルヴスのシュートミスが続き得点差が広がり、豊田合成21番小塩選手の個人通算得点800点目が決まるなど、8対24で前半終了。
後半開始後、豊田合成の退場もあり点差が縮まる。中盤、速攻で点を奪い合う展開となり、ウルヴスも追い上げを見せるが、前半の得点差が響き、豊田合成がリードを守り、23対46で試合が終了した。
トヨタ車体 26 (16-14, 10-11) 25 琉球コラソン
- 『トヨタ車体が残り15秒で劇的逆転勝利!』
- ホームで2勝目を掴みたいコラソンはトヨタ車体を迎えての対戦。コラソンのスローオフで試合開始。序盤、車体23番吉野のロング、9番杉岡の速攻、4番伊舎堂のサイド2本で4連取した。対するコラソンは、3番中川のポスト、13番峰岸のサイドで応戦。中盤、車体の堅いディフェンスをなかなか崩せないコラソンに対し、4番伊舎堂、5番高智、9番杉岡などで5連取し車体が主導権を握ったかに見えた。コラソンは途中出場の16番ゴールキーパー内田が要所で好セーブを見せ、34番東江、17番高橋のシュートで差を縮めていく。終盤、車体25番山田の退場の間に2点を返し、14対16の2点差で折り返す。
後半は、コラソン16番内田、車体16番岡本の両ゴールキーパーの好セーブが随所に見られ、一進一退の攻防が続く。4分過ぎ、車体20番渡部の退場をきっかけに試合が動き始める。19番美並の7mスロー、4番仲程の速攻で2連取したコラソンに主導権が移り始める。14分過ぎ4番仲程の速攻で同点、15分過ぎには34番東江のシュートでコラソンが逆転に成功。会場がヒートアップする。突き離しにかかりたいコラソンと、そうさせたくない車体との息を飲む攻防が続く。34番東江、2番村田、4番仲程の得点で引き離したいコラソンに対し、24番北詰、9番杉岡で応戦する車体、。28分40秒コラソン7番石川のシュートで1点リードしたコラソン。29分に4番伊舎堂のサイドシュートですかさず車体が同点。残り30秒、車体24番北詰にレッドカード。5人になったディフェンスを攻め切ればコラソンの勝利だったが、16番岡本のセーブから9番杉岡の速攻。残り15秒で劇的な1点をもぎ取った車体が勝利を収めた。コラソンは最後まで車体を追い詰めたがあと一歩及ばなかった。
◆ 男 子 ◆
豊田合成 26 (16-10, 10-12) 22 大崎電気
- 『首位争い、豊田合成が勝利』
- ホームで豊田合成を迎えた対戦。大崎電気のスローオフで試合開始。25番元木選手の倒れ込みながらのシュートで先制した。前半5分は一進一退の攻防が続いたが、大崎電気のミスから豊田合成の連続得点があり、前半10分で5点差がついた。前半20分になるまで大崎電気は苦しい展開が続いたが、大崎電気12番木村昌丈選手が速攻を好セーブ、逆速攻から25番元木選手が得点し、徐々に点差を詰めていった。23分に豊田合成によるタイムアウト要求、その後両チーム攻め込むが、大崎電気12番木村選手、豊田合成12番中村匠選手の好セーブが続いた。28分に大崎電気によるタイムアウト要求、得点したものの、10ー16で前半を終えた。
豊田合成のスローオフで後半開始。粘りの守備を見せた大崎電気、序盤に豊田合成9番趙顯章選手の2分間退場があり、点差を詰めたいところであったが、大崎電気17番植垣健人選手も2分間退場となり、得点が伸び悩んだ。守備の粘りを見せる大崎電気は、豊田合成7番ヨアン・バラスケス選手が2分間退場となったチャンスをいかし、点差を縮めた。この流れを嫌ったか、15分に豊田合成によるタイムアウト要求。その後豊田合成14番田中大介選手の2分間退場になり、試合展開に動きがありそうな場面であったが、一進一退が続く。23分には大崎電気がタイムアウト要求。大崎電気15番安平拓馬選手が獲得したペナルティスローを決め、点差が縮まる。28分で1点差になるかと思われた大崎電気のシュートを豊田合成12番中村選手が好セーブ。さらに、大崎電気27番玉川裕康選手が2分間退場となり、追撃叶わず22-6で試合終了となり、豊田合成の勝利となった。
トヨタ車体 35 (13-13, 22-16) 29 ジークスター東京
- 『 車体が価値ある勝利!!』
- 現在のランクが5位の車体、プレーオフ進出には落とせない試合。ゲームは、まず木切倉がディフェンスの間から決めてスタート。すぐさまジークも東江がブレークスルーで取り返す。両チーム共ミスが無く、締まった展開となった。また、両チーム共、ディフェンスが安定していたため、ディフェンスを割ることができず、外からのシュートの対決となった。車体は14分頃から北詰を投入し、2連続で外からのシュートを決める。北詰はアシストパスでもファインプレーでサイドに通し、伊舎堂が決めて8対8のタイスコアー。続いて吉野からのパスを北詰がスカイプレーで決めて車体1点リード。前半終盤、車体がサイドへボールを展開し伊舎堂が決めたが、すぐさまジークはサイドから土井が決めて13-13で前半終了となった。
後半立ち上がり、車体はミスが連続するがジークの速攻での1点におさえる。その後、ポストから山田、ロングで吉野、ブレークスルーで北詰と、着実に得点を重ねた。10分過ぎ、渡部のブレークスルーからの7Mスローを杉岡が決めて19-15と車体4点リードとなる。以降、ゲームのテンポが早くなり好ゲームとなった。車体は15分過ぎに退場者を出すが、エンプティーゴールの攻撃を2連続で決めたことが、良い流れを作った。この後も退場者を出したが、ここでも2連続でエンプティーゴールの攻めを成功させた。これ等が功を奏し、20分過ぎには29-23と6点リードとなった。ジークも東江、東長濱で踏ん張るが、残り4分の渡部、吉野、杉岡、北詰の得点で勝利を決定付けた。残念ながらジークは年内最後のホームゲームを勝利で終えることができなかった。
湧永製薬 37 (18- 8, 19- 6) 14 ゴールデンウルヴス福岡
- 『安定したプレーで湧永製薬の快勝』
- 湧永製薬が序盤から安定したディフェンスと速攻で連続得点を重ねる。一方ウルヴスは常に湧永製薬を追う展開となり、思うように得点を挙げることができなかった。湧永製薬リードのまま8対18で前半終了。
序盤、ウルヴスの好守もあり湧永製薬にミスが続き、一時ペースが乱れた。しかしその後4連続得点を挙げるなど、湧永製薬が持ち直し、その後も得点を重ねた。最終的には20点以上の差をつけ14対37で試合終了。
トヨタ紡織九州 29 (16-10, 13-18) 28 北陸電力
- 『北電の猛追をしのぎ、紡織が1点差で辛勝』
- ホーム2連勝を狙う紡織は、立ち上がりから両サイドを中心として攻勢をかける。No.8荒川とNo.14梅本は、各サイドからのシュートはもちろん、時には中央へ走りこんでシュートを決めるなど多様な攻めを見せ、前半16得点のうち、両名合わせて10得点をあげる活躍を見せた。対する北電も鋭い攻撃をしかけるが、なかなか連続得点につながらず、6点を追いかける形で前半を終えた。
後半開始直後は前半と同様に紡織優位で試合が進み、一時、紡織のリードは10点まで広がった。このまま紡織が試合を決めるかと思われたが、中盤以降、北電が徐々にディフェンスで流れを掴みはじめる。紡織のオフェンスをうまく防いで攻撃につなげ、No.5久保、No.18前田の各3得点を含む怒涛の9連続得点で一気に紡織の背中を捉える。そして後半29分、ついにその差は1点となり、残り時間9秒で北電がチームタイムアウトをとった。ラストワンプレー、北電最後のスカイプレーは惜しくも決まらず、試合終了。辛くも紡織がホーム2連勝を遂げた。
琉球コラソン 26 (14-12, 12-14) 26 トヨタ自動車東日本
- 『コラソン今年ホーム最終戦で勝ち点。』
- 今年のホーム最終戦で何としても勝利を掴みたいコラソンは、トヨタ自動車東日本を迎えての試合。東日本のスローオフで始まった試合は、開始1分東日本10番玉井のシュートで先制。序盤はお互い探り合いの時間が続いたが、8分過ぎにコラソン7番石川のシュートからの7連取でコラソンが10対6とリードする。対する東日本は、14番佐藤、19番堤のシュートなどで徐々に点差を詰めていく。25分には7番山田のカットインで12対12の同点とした。コラソンは前半終了間際、19番美並の7mスロー、佐藤のミドルシュートで14対12の2点差をつけて折り返す。
後半開始からコラソンは19番美並の7mスロー2本、4番仲程の2連続得点、23番佐藤のシュートなどで5連取し一気に7点差をつける。このままコラソンペースで試合が進むかに思われたが、東日本12番ゴールキーパー関口が要所で好セーブを見せ、徐々に流れが東日本に傾きだす。中盤はお互い気迫あふれるディフェンスで見応えのある一進一退の攻防を展開。22分、東日本11番楳木のポストシュートによる得点の際にコラソン2番村田が2分間の退場。ここから東日本は7番山田、17番中川、10番玉井などで5連取し28分に26対26の同点に追いつく。残り2分間も緊迫した攻防をする両チームだったが同点のままタイムアップ。コラソンは勝利まであと一歩及ばなかったが勝ち点をもぎ取り次につなげた。