第45回日本リーグ2020-2021 Season
試合結果
RESULTS
JHL戦況報告 第20週
第1日・2021/02/20(土)
第2日・2021/02/21(日)
第3日・2021/02/23(火)
◆ 男 子 ◆
トヨタ自動車東日本 16 ( 中止 ) 0 ゴールデンウルヴス福岡
(開催中止)
豊田合成 37 (21-11, 16-17) 28 トヨタ紡織九州
- 『豊田合成負けなしの17勝目を飾る!』
- 紡織のスローオフで試合開始。先制点は合成7番バラスケスのカットイン。紡織もすぐさまクイックスタートで24番朴が取り返す。合成は2枚目が高めに牽制する6-0ディフェンスでミスを誘い速攻による連続得点などで、13分10-5とし紡織たまらずタイムアウト。その後、合成は退場者を出すも12番中村の好セーブもあり勢いは止まらず21-11で前半終了。
後半もアグレッシブなディフェンスを続ける合成に対し、紡織は22番酒井などポストを利用した攻撃を試み成功するも、合成14番田中の2対2からの攻撃を守りきれず点差は中々縮まらない。紡織は早く追い付きたい気持ちが焦りを呼び中々ゴールに結び付かない。その後も点差が縮まらないまま、お互いが得点を重ねタイムアップ。37-28で合成が負けなしの17勝目を飾る。
トヨタ車体 29 (13-14, 16-14) 28 大同特殊鋼
- 『トヨタ車体、接戦を制す!』
- 車体の今シーズン最後のホーム戦、プレーオフに向け順位争いもかかった重要な試合、大同7番久保の速攻で幕を開ける。大同の積極的な3-2-1ディフェンスに車体はリズムを取れない。その間に大同は車体の6-0ディフェンスを小澤のロングシュートなどで崩しにかかる。車体も20番渡部の1対1からの展開で得点を重ねる。両チームの堅いディフェンスで緊張感のあるゲームとなったが28分車体25番山田が失格となり14-13大同のリードで折り返す。
山田の代わりに入った4番川﨑がディフェンスで体を張り流れを掴み逆転。連続速攻が決まり10分20-17で大同タイムアウト。そこからお互いに退場者を出しながらも堅いディフェンスで緊迫した場面が続く。ラスト5分車体3点差リードで迎えるも大同11番平子の連続速攻などで29分28-28。残り16秒車体の攻撃で津屋がカットインを決め勝ち越し。苦しい戦いを車体が制した。
◆ 女 子 ◆
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング 35 (20- 6, 15-17) 23 大阪ラヴィッツ
- 『ソニー圧倒的な力で大阪を下す!』
- ソニースローオフで試合開始。ソニーは試合開始から4番田村、5番岩﨑の速攻、6番川村のカットインで11-0とスタートダッシュに成功。大阪も機動力を活かした高いディフェンスシステムを仕掛け、27番土居の速攻などで応戦するが堅いディフェンスと1番飛田の好セーブに阻まれる。その後もソニーは高いディフェンスの隙をつき6番川村、18番文、14番谷のロングシュートなどで20-6で前半終了する。
後半もソニーは主導権を渡さない。6番川村、13番北原のロングシュート、カットインで後半10分には27-10とする。大阪もタイムアウト後は5番田中のカットインや技ありのスカイプレー、17番藤井のロングシュート、27番土居の速攻で得点を重ねる。ディフェンスでも12番齋藤が好セーブを見せるなど応戦するが、ソニーは3番初見のポストプレーや5番岩﨑のステップシュートで着実に得点を重ね、勢いは衰えず35-23でホーム戦を勝利で飾った。
HC名古屋 25 (10-15, 15- 8) 23 オムロン
- 『HC名古屋後半鮮やかな逆転勝利!』
- 5位オムロンと6位HC名古屋の対戦。オムロンはプレーオフ進出に向けて絶対落とせない試合。No6石井の切り込みとパスワークからNo7岩渕、No9永田へと展開していくオムロンに対し、No4綿引、No15山本を中心に攻める名古屋。立ち上がりはお互い連続得点が少なく、一進一退の攻防が続く。オムロンは15分過ぎにNo4吉田の7mでこの試合初めて3点差をつけるが、名古屋もNo15山本、No10飯島のシュートで追随しなかなか点差が広がらない。前半残り3分でNo5高杉、No2勝連で連取したオムロンが15-10の5点差を付けて折り返す。
後半、点差を広げていきたいオムロンに対し、No12ゴールキーパー瀧澤の好セーブから流れを掴んだのは名古屋。13分過ぎNo9高宮のロング、インターセプトからの速攻の2連取で一気に流れは名古屋へ。19分にNo21福地のステップで追いつくと、すかさずNo6杜氏の速攻で逆転に成功する。20分過ぎにオムロンは守りの要、No15福井が負傷退場。No4吉田のロングやNo6石井のカットインなどで応戦するが、名古屋は終盤もNo15山本、No6杜氏の活躍で試合を決めた。25-23で名古屋の逆転勝ち。Hc名古屋にとってはうれしい勝利となった反面、オムロンにとっては痛い敗戦となった。
◆ 男 子 ◆
湧永製薬 30 (14-16, 16-13) 29 ジークスター東京
- 『湧永製薬、後半粘りの逆転勝ち!』
- 湧永のスローオフで試合開始。開始5分、ジーク東長濱の退場から湧永が流れを掴む。対するジークも細川の連続得点などで同点に追い付き、流れを渡さない。しかし21分、ジーク信太が退場を受け再び湧永が優位に立つ。それでもジークはキーパー甲斐のビックセーブ、平本のスカイなどで盛り返し、26分に中村が逆転ゴールを決める。ジークが2点リードで前半を折り返した。
後半は開始から湧永が畳みかけ、後半8分に同点に追い付く。以降は一進一退の展開に。ジークが決めれば湧永が決め、湧永が決めればジークが決め返す。要所ではジーク甲斐・湧永伊藤が好セーブを見せ、まさにジークと湧永の意地がぶつかり合う。試合が動いたのは残り2分。ジーク信太が痛恨の退場。数的有利を活かし、湧永稲毛がラスト6秒で決勝ゴール。30対29で湧永が手に汗握る接戦を制した。
◆ 女 子 ◆
北國銀行 27 (13-10, 14- 9) 19 プレステージ・インターナショナル アランマーレ
- 『北國が終始リードで勝利!』
- アランマーレのスローオフで試合開始。北國2番田邉の速攻で先制。その後も、リズムよくボールを捌き、11番秋山のサイドシュートで得点を量産した。対するアランマーレは、ポストやサイドを絡めながら堅固なディフェンスをかいくぐり、22番高木、5番佐々木が得点しするも崩しきれず、北國リードで前半を終了する。
北國は、前半に10番佐々木が負傷欠場というアクシデントが起こったにも関わらず、20番中山や23番相澤のルーキー2人の活躍により、リードを広げる。アランマーレは19番檜木のミドルシュートで食らいつくも、広がった点差を埋められず、北國銀行が勝利した。
イズミメイプルレッズ 18 ( 7-10, 11- 4) 14 三重バイオレットアイリス
- 『イズミ、板野の好守で勝利。』
- 立ち上がり両チームともに動きが硬く、2分半イズミ10番秋山のミドルが初得点。以降も両チームゴールキーパーの好守もありジリジリとしたゲームが続き、15分で4-4とロースコアの展開。三重が先行し、イズミが追いつくという流れの中、三重は、19分森本の速攻でこの試合初めて2点差を付ける。26分石立、28分原で10-6とついに4点差となったが、イズミ9番門谷のステップで1点返し、前半を三重3点リードで終了。
後半序盤、イズミは三重の固いデフェンスをなかなか崩せず、三重もイズミ板野の好セーブで得点できず3点差のままゲームは進む。イズミは8分、9分の11番加納の連取で1点差、12分半秋山でついに同点とした。15分2番角屋のポストでこの試合初めてリードを奪った。その後、三橋のサイド、斗米のステップ、堀川のポストで4点差とし逃げ切りを図る。三重も23分原の7mなどで追い上げようとするも追いつくことは出来ず18-14でイズミが逃げ切った。
◆ 男 子 ◆
北陸電力 35 (15-20, 20-11) 31 トヨタ自動車東日本
- 『鮮やかな逆転勝ちで北陸電力が最終戦を勝利で飾る。』
- 藤坂の鮮やかなミドルシュートが決まり、試合が始まる。15分までに11-11と両チームがテンポよく得点を重ね、一進一退の攻防となる。前半中盤、北陸電力は二人退場者を出したことで、リズムを崩し、攻めあぐねる場面が続く。一方、東日本は堤や西山など代わって入った選手の活躍もあり、前半30分を通じて得点ペースを落とすことなく20得点と大量得点し、5点リードで前半を終える。
北陸電力は、後半9分までに川島の超ロングシュートや久保のスピンシュートなどで流れを掴み、一気に1点差まで点差を詰める。東日本も中川のミドルシュートなどで加点するも、北陸電力の勢いは止まらず、12分筒井のミドルシュートが決まり同点に追い付く。東日本が流れを変えようとタイムアウトをとるも、岩永の好セーブがや川島のミドルシュートで加点し北電がリードする展開となる。ここで一気に北陸電力がリードするかと思いきや、東日本のディフェンスが機能し始め、玉井の活躍などもあり、再び同点となる。最後は、高森のサイドジュートが連続できまり北陸電力が抜け出し、35-31で今シーズン最終戦を勝利で終える。
大崎電気 34 (18-15, 16-15) 30 大同特殊鋼
- 『大崎、安定の試合展開。大同を退け勝利を収める』
- 序盤の攻防は互いに譲らず、4分を過ぎ3-3の同点。ここから、12番ゴールキーパー木村の好守をきっかけに3連続得点をあげた大崎が6-3とリードし、試合の主導権を握る。その後、大同も21番小澤の得点などで大崎を追いかけるも、21分を過ぎ11‐10と大崎のリードは続く。26分過ぎ、10番小室のポストシュートから4連取した大崎が18‐13とリードを5点に広げる。対する大同も前半残り1分、10番鄭、9番中田で決め返し18‐15として前半を終えた。
大崎22番小山の得点でスタートした後半戦。大崎はゴールキーパーと連携したディフェンスシステムが機能し始めると、徐々にリードを広げていく。10分、20番高間の得点で23‐17とリードを6点にまで広げた大崎、その後も大同に連続得点を許さずに試合を展開する。大同も24番杉本らで得点を重ね反撃の機会を図るも、大崎の優位は揺るがず、20分を過ぎ30‐23で大崎がリード。終盤、大同は21番小澤、20番東江による3連得点を見せるも大崎には及ばず、34‐30でタイムアップ。1試合を通して12番ゴールキーパー木村の安定感も光った大崎が勝利を収めた。
トヨタ車体 33 (14-15, 19-13) 28 豊田合成
- 『後半流れを掴んだ車体が逃げ切る』
- 合成のスローオフで試合開始。序盤から激しい点の取り合いが続く。合成はNo.10水町ゴールで先に点を奪えば、車体もNo.18吉野の連続ゴールで合成との点差を広げさせない。中盤以降も互いにゴールを奪い合い1点差の展開で進んでいく。終盤に合成のNo.21小塩が7m決めて前半が終了した。15-14で合成リードで折り返す。
後半は車体がNo.20の渡部のシュートが連続で決まり流れを作る。さらに合成の選手が退場し数的有利の間に逆転に成功する。合成はNo.9趙のゴールで食らいつくも車体が逆転した後もリードを保ったまま試合終了となった。車体はNo.12の加藤の好セーブもあり最終スコア33-28で勝利を収めた。
湧永製薬 32 (13-13, 19-14) 27 琉球コラソン
- 『前半大接戦!後半力の差を見せつけ湧永が勝利!!』
- 立ち上がり、湧永製薬日本代表5番成田を中心に多彩に攻撃を仕掛ける。対する琉球コラソンも34番東江のミドルシュート・ステップシュートが次々と決まる。ゴールキーパ16番内田の好セーブもあり、両チーム一歩譲らない展開。13分に11番矢田・5番成田の連続得点によりリードするも、コラソン34番東江のミドルシュート・6番赤塚の速攻などで追いつく。その後も両チーム譲らず同点で終了。
後半開始早々、コラソン13番峯岸がファウルで退場。その直後、湧永はキャプテン30番田中のシュートが決まりリードすると、4番助安・11番矢田の連続得点で一気に突き放す。コラソンゴールキーパー27番衣笠のセーブでなんとか食い下がるが、湧永成田選手が相手ディフェンスを引きずってのシュートを決め、コラソンは1人退場。湧永ペースで試合は進む。終盤、コラソンも2番村田選手の速攻が決まり4点差まで迫るが、ゴールキーパー22番荻原の好セーブや10番稲毛のロングシュートが決まり突き放した。
トヨタ紡織九州 29 (16- 8, 13-14) 22 ジークスター東京
- 『紡織、ホーム最終戦で快勝』
- ホーム最終戦となる紡織は、順調な立ち上がりを見せる。ディフェンスでしっかりと相手の攻撃を抑え、パスカットやキーパースローから着実に得点を重ねた。オフェンスにおいても、各ポジションの選手が入り混じりながらジークスターの守備陣を翻弄し、4得点をあげたNo.19三重らが多彩な攻めを展開した。一方のジークスターは、要所でパスミスが起こったり、シュートがポストに阻まれたりと、反撃のきっかけがつかめない苦しい時間帯が続く。前半終了間際に、No.13中村が4得点目を決めるも、点差は8点と開いたまま、試合を折り返した。
追いかけるジークスターは後半、少しずつ紡織の攻撃を捉え始め、カウンターを仕掛ける場面も増え始める。獅子奮迅の活躍で8点を決めたNo.19三重や、ミドルシュートでゴールを揺らしたNo.33信太らのプレーで、点差は一時5点まで縮まった。しかし、リードする紡織は後半も集中力を切らさず、最後まで粘り強いディフェンスを続けた。また、No.19三重に加えて、No.14梅本やNo.8荒川などサイドの選手が躍動し、ジークスターの追随を許さない。後半は拮抗した見応えのある展開となったが、前半にリードを築いた紡織がそのまま逃げ切り、ホーム最終戦を勝利で飾った。
◆ 女 子 ◆
北國銀行 32 (16- 5, 16- 5) 10 飛騨高山ブラックブルズ岐阜
- 『北國銀行12勝目』
- 前半、北國銀行5番塩田、8番永田の両センターバックを中心に堅い守りを展開し、速攻で得点を重ねていく。一方ブラックブルズは、6番中島のカットイン、速攻で得点するが、北國銀行の堅いディフェンスを崩せず、前半を16-5と北國銀行リードで終える。
後半ブラックブルズは、7番佐伯のポストプレーから得点を重ね、12番川﨑のナイスセーブもあって、リズムを掴みかける。しかし、ブラックブルズ9番丸山の2回の退場もあり、北國銀行は着実に得点していき、32-10で北國銀行のリーグ12勝目となった。
三重バイオレットアイリス 22 (11-13, 11- 9) 22 プレステージ・インターナショナル アランマーレ
- 『三重バイオレット苦しみながらも引き分けに持ち込む』
- 前半立ち上がり、三重バイオレットはNo.6近藤、No.19万谷らで4点を連取しペースをつかんだかに見えたが、その後やや攻撃にもたつきを見せ、10分以上ノーゴール。その間にアランマーレはNo.3行本、No.5佐々木、No.19檜木らで8点を連取して逆転に成功する。三重もNo.20原、No.19万谷らで24分には10-10と追いつくが、アランマーレはNo.3行本、No.5佐々木らのシュートで2点リードを保って前半を終了。
後半に入り、三重はNo.23森本、No.19万谷らで3分に14-14と追いつくとNo.15多田、No.20原らで加点し、15分20-17と3点リードする。しかしアランマーレもNo.14菊池、No.3行本らで食い下がり、27分にはNo.19檜木のシュートで22-21と再逆転。しかし三重はNo.25林がミドルシュートを打ち込んで引き分けに持ち込んだ。
イズミメイプルレッズ 26 (12-10, 14-13) 23 大阪ラヴィッツ
- 『激闘の末イズミメイプルレッズ勝利。リーグ1位に王手!』
- 試合開始後すぐ、メイプルが7mスローで先制点。しかしその後ラヴィッツが4連続得点でリードを広げる。その後もキーパー泉の好セーブもありしばらくリードを守るが、17分過ぎ10番川﨑の2度目の退場中同点に追いつかれる。そのまま逆転を許し、たまらずラヴィッツはタイムアウト。これが功を奏しもう一度同点に追いつく。しかしこの日好調の10番秋山や3番石川などの得点によりメイプルの2点リードで前半が終了。
後半はラヴィッツボールでスタート。両チームともにキーパーの好セーブがあり、速攻での激しいせめぎ合いが続く。15分過ぎにラヴィッツが同点に持ち込むと、その後は両チームともセットオフェンスで確実に点を重ねる。ラヴィッツは何度も同点に追いつくも、メイプルが意地を見せ3点リードで勝利した。
ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング 31 (14-13, 17- 8) 21 オムロン
- 『オムロン、ホーム最終戦を勝利で飾れず』
- 序盤は、オムロンが7番岩渕のミドルや11番尾﨑のサイドシュートなどで、4対2と攻勢に出るが、その後、攻撃のミスを連発。すると、7番服部や13番北原の速攻など5連続得点を挙げたソニーが、一気に逆転に成功する。対するオムロンは、ゴールキーパー1番宮川を中心に守備の立て直しを図り、ソニーに流れを渡さない。司令塔6番石井の4得点の活躍で、1点まで差を縮め、前半を折り返す。
立ち上がりから、14番谷のミドルシュートや、この試合絶好調の7番服部の速攻などで3点を挙げたソニーが、オムロンを突き放しにかかかる。オムロンも、キャプテン4番吉田のシュートで食い下がるが、42分、ソニー4番田村の得点で、この試合最大の5点差までリードを広げる。その後もソニーは攻撃の手を緩めず、終わってみれば、10点差の完勝で、ホーム最終戦のオムロンを下した。